COACHING -指導-












■投手育成の為の練習方法10ヶ条  2010.9.30

10.登板後はアイシングを行う
 試合登板後のアイシングは筋肉の炎症を抑えるアフタケアとして重要です。あえて練習方法10ヶ条に入れたのは、アイシングを怠っているケースが多いからです。私の時代はアイシングをしたことはなく登板後はマッサージ程度でした。

 その後、アイシングが定着しましたが、中学生以下はまだまだアイシングをしていないことをよく見かけます。しかし、私の教えたピッチャーは10年前からアイシングを行うように言ってきました。

 アイシングの必要性は理解されてきましたが、特に成長期に投げすぎると肩や肘の軟骨部分に障害を起こしやすく、骨の成長に筋肉がついてこられないので注意しなければいけません。

 また、成長期に障害を起こす原因としては肘が下がるなどピッチングフォームの悪さも影響するので、肩や肘に負担が掛からない正しいピッチングフォームを身につけることも必要です。

 アイシングには一般的なアイシングサポーター以外にアイスバスやアイスマッサージなどもありますが、登板後早く行うと効果的で回復も早いと言われています。

 ピッチャーにとって肩や肘は自分で守らなければいけません。肘を故障してからスピードが出なくなった私の経験からもアイシングなどのアフタケアも大事な練習の一つとして考えてほしいものです。