COACHING -指導-











■いいピッチャーになるための5つのポイント 2006.1.21

 最終回 自分を信じることが一番だ
 私は中学からピッチャーをやり始めた。昔は少年野球などなく中学の部活から始め高校、社会人とピッチャーをやってきた。

 中学、高校時代はただ練習をやらされていた感が強く、一日30キロも走らされたことが度々あった。冬は往復14キロをランニング通学させられた。それが嫌でサボったこともある。

 しかし、社会人になって制約がなくなった。練習量は高校の半分だった。ただ、ピッチャーとしては社会人になって良くなってきた。

 ただやらされる練習では自分が伸びないことが分かった。社会人になってどうやればこの世界で勝っていけるか。エースになれるかをよく考え「5つポイント」を実践してきたつもりだ。

 同期で甲子園に出たピッチャーがサボっていても人一倍練習に取り組んだ。「お前はよく走るなあ」と同じピッチャーからも言われた。四国の田舎から出てきて花を咲かせたい気持ちが強く、プロも意識した頃だった。

 同じレベルのピッチャーがいる中でいかに自分を信じることがピッチャーにとって大事かを知った。最後に皆に言いたいことは、ピッチャーにとって走ることは大事だしそんなことは知っていることだが、どれだけ自分が納得し信念を持って練習に打ち込むかだ。練習をやらさせていてはダメだ。今は普通のピッチャーでも自分の考えを持って練習に取り組むと大きく変わるはずだ。それを信じて頑張ってほしい。