ANALSIS -分析-












■ピッチングフォーム徹底分析

 第1回 市川 鉄清 2005.12.18
 三河スターズ−岡崎北部クラブ−静岡商−トヨタ自動車軟式野球部


  すいませんが能力オーバーでビデオを一時中断しています。

紹介:スターズでピッチャーとして約2年教えてきたが小学生にしては身長が高く、長い手足を十分に生かした素晴らしいフォームである。下半身も安定してきてバランスが良くコントロールも安定してきた。加えて力みのない柔らかいフォームなので試合終盤になってもスピードは全く落ちない理想的なフォームに仕上がってきた。今後も下半身を鍛えていけば将来大きく育つ逸材である。

フォームチェック:★★★★
 正面からのフォームでチェックすると足を高く上げているが軸足の膝はブレない。やや左足が後方に上がるので入り過ぎないように注意したい。また、この撮影前に軸足にタメをつくるように指示したので2段モーションになっている。
 次に、左足を踏み出すまでの動きは非常に良く、左右の腕が均等に大きくゆったりと動き下半身もそれについていく感じだ。静止してみると「大」の字を大きく描いているのが分かるはずだ。
 以前は上体がキャッチャー方向に突っ込んでいて「お尻からキャッチャーに行け」と言っていたが、最近ではこれも修正されている。大の字を描いてから切り返しが始まるので、肘はちょうどいい高さとなっている。
 次に、踏み出しだが27.5センチのスパイクで6歩と大きく踏み出しているが、後方から見るとややインステップしているのでまっすぐ踏み出すようにしたい。また、踏み出しからは左腕も十分使えていて問題ない。キャッチャーから目も離していない。長い腕も前に大きく伸ばし左膝の下まで振り切っているのでスケール大きい投げ方で、なかなか他の小学生には真似出来ない。
 ただ、投げ終わった後は、左足に十分に体重が乗っているが、膝が突っ張ったままになっているので最後は沈みこむとバランスが更によくなるだろう。


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