COACHING -指導-












■投手育成の為の練習方法10ヶ条  2010.9.30

3.変化球はスピードを変化させる
 近年、高校野球は140キロのスピードボールがあってもコースが甘いと打たれてしまう時代です。なぜなら強豪校はバッティングマシンで140キロ以上のボールをガンガン練習しているからです。

 しかし、ピッチャーの中には130キロ程度のスピードでも上手く攻めるピッチャーがいます。それは、コントロールの良し悪しはありますが、バッターがピッチャーのタイミングに合わせることが出来ないからです。

 ゆっくりしたフォームから投げる瞬間のスピードを上げるとバッターは速く感じます。また、腕が遅れてくるピッチャーはタイミングを合わせずらいものです。130キロのストレートでも打たれないピッチャーはこのようなバッターとの間が外せるピッチャーといえます。

 同様に変化球も近年はチェンジアップを投げるピッチャーが増えました。以前はスライダーやシュート、フォークが多かった変化球ですが、ストレートとのスピードの差がないのでバッターはストレートとほぼ同じタイミングで待てば良かった訳ですが、チャンジアップはストレートのタイミングでは合いません。

 このように変化球はストレートとのスピードの差をつけると効果的です。チャンジアップ以外にも抜いたカーブやただのスローボールでもいいので130キロのストレートに20キロ近くスピードを落とした変化球を投げてみましょう。

 そうすれば決して速くないストレートでも速く感じるはずです。
 

 続きを読む...4.セットポジションの練習はランナーを想定する