COACHING -指導-












■投手育成の為の練習方法10ヶ条  2010.9.30

4.セットポジションの練習はランナーを想定する
 ピッチャーの試合での投球の約半分はランナーを背負った場面での投球となります。

 試合ではランナーを意識しながら首を回したり、間合いを取ったり、クイックで投げたりしますが、案外練習では試合のような投球をしないピッチャーが多くいます。

 私はワインドアップの投球練習ではキャッチャーミットにだけ集中してテンポよく投げることを意識させますが、セットポジションでの投球では間合いを変え、クイックで投げさせます。

 試合でランナーを無警戒にしてしまうピッチャーがいますが、それは練習でランナーを想定していないからです。ランナーばかり気にしてしまうピッチャーも同様です。

 また、投球練習では試合と同じように半分はセットポジションの練習をやるべきです。ランナーを出しても失点を与えないピッチャーは、それだけランナーを想定したセットポジションでの練習が出来ているピッチャーと言えます。

 ランナーを警戒しながらも落ち着いて投球が出来るよう、セットポジションでの練習をより実践的なものにしよう。
 

 続きを読む...5.シャドーピッチングを繰り返す