ANALSIS -分析-










■観戦ノート



私が見た主な高校生以上の投手を紹介します。
観戦ノート2017 観戦ノート2016 観戦ノート2015 観戦ノート2014 観戦ノート2013 観戦ノート2012


  223 岡林 勇希 菰野2年生
三重県秋季大会決勝戦 菰野対三重 2018.10.2 霞ヶ浦球場
右オーバーハンド投手。MAX150キロを誇りこの夏2年生ながら侍ジャパン候補にも選出された本格派右腕です。2つ年上の兄は広島に育成1位で今年入団した岡林飛翔投手。弟の勇希投手を見るのはこれで4回目ぐらいでしょうか。 グラブを高く上げるダイナミックなフォームから思い切ったストレートとキレのいいスライダー、抜いた変化球も魅力の投手です。この日は5回を投げ9奪三振を奪い5回コールド勝ち。MAXは145キロでしたがセットポジションからもコンスタントに140を超えてきます。 また、4番に座りバッティングも魅力でホームランも度々見ています。東海大会でも大会bP投手として注目されるでしょう。

  222 田村 稜 愛大1年生(豊野)
愛知大学野球春季リーグ戦 名城大対愛大 2018.4.30 パロマ瑞穂球場
左オーバーハンド投手。無名の豊野に好投手がいるとの情報で1年前に見に行き夏の予選も見た投手ですが、大学生となりフォームが大きくなりスケールアップ。 スピードは現時点では140キロ程度、フォームも改良中でまだしっかりと指に掛かった感じではありませんが、残り3年間でどこまで成長するか。体も184センチと大きく将来が楽しみな投手です。 変化球はカーブ、スライダーあたりを投げますが、まだまだこれからでしょう。春の練習試合の時に少し話もしましたが、これからも時々チェックしたいと思います。

  221 小久保 気 西濃運輸1年目(鹿児島玉龍−四国学院大)
長野大会決勝 トヨタ自動車対西濃運輸 2018.4.23 長野県営球場
右サイドハンド投手。昨年の全国大学選手権で1回戦の東北福祉大を完封、2回戦の九州産業大学戦でも完封ペースながらサヨナラボークで負け話題になった投手です。 やや上体を下げながらステップしサイドハンドから140キロ後半の勢いのある球を投げ込みます。新人ながら東海地区でも活躍が期待されます。 変化球はカーブ、スライダー、フォークあたりを投げますが変化球よりもストレートで押す投球スタイルです。 大学時代は三振奪取率も高く社会人となって更に球にキレが出て来年、ドラフトで指名されるか注目しています。

  220 嶽野 雄貴 西濃運輸3年目(日進−名古屋学院大)
長野大会決勝 トヨタ自動車対西濃運輸 2018.4.23 長野県営球場
右オーバーハンド投手。大学時代から2部ながら注目されたMAX152キロ右腕です。 写真のようにほぼ真上から投げ下ろします。またテークバックはかなり内側に入れそこから一気に腕を真上に上げる変則的なフォームです。 この日は先頭打者ホームランを打たれるなど、スピードはそこまで速い感じはありませんでした。変化球はスプリットかシンカーが落ちながら右打者のインコースに落ちます。 なかなか社会人でも見かけない球の動きがあります。社会人3年目となり今年は先発の中心で回れるか注目しています。

  219 屋宜 駿杜 東邦ガス2年目(前原−九州共立大)
長野大会準決勝 トヨタ自動車対東邦ガス 2018.4.23 長野県営球場
右オーバーハンド投手。体はそれほど大きくありませんが、オーソドックスで癖のない理想的ななかなかいい投げ方をします。特に十分に体を捻って投げ球持ちの良さを感じます。 ストレートは140キロ前半でしょうか。スピードよりもキレがあるように思います。変化球は少し抜ける場面もありました。 この日は序盤に2失点でしたが、粘り強く投げて完投。特にランナーを置いてのピッチングに粘りがありました。 都市対抗予選でも今年は登板が多くなるのではないでしょうか。次の登板を見てみたいと思います。

  218 中内 洸太 王子1年目(今治西−関学)
東海地区春季大会決勝 トヨタ自動車対王子 2018.3.27 岡崎市民球場
右オーバーハンド投手。高校時代は甲子園に出場し松井裕樹と対戦22奪三振を屈した時の投手で、その試合でリリーフした投手です。 出身は北海道で今治西に進み関西学生リーグでは通算18勝の実績を残しました。特に昨年は8勝と即戦力の期待がかかる投手です。 MAXは146キロで時折キレのある球がありました。柔らかい投げ方をしますが、少し上体が突っ込んでいるので球が抜けて高めにいくのが気になりました。 これから仕上がってくると都市対抗の予選で登板もあるのではないでしょうか注目です。

  217 葛川 知哉 トヨタ自動車1年目(大阪桐蔭−青学大)
東海地区春季大会決勝 トヨタ自動車対王子 2018.3.27 岡崎市民球場
右サイドハンド投手。大阪桐蔭時代は藤波投手の一つ下のエースで森捕手とバッテリーを組んでいた投手です。私も最後の夏に明徳義塾に負けた試合が印象的でした。 大学時代は2部ながら15勝をマーク。代表候補合宿も経験しましたが、プロ志望届は出さずに社会人に進みました。 この日は、リリーフし4人に投げ1アウト1、3塁になったところで降板。高校時代に比べ腕が少し上がりましたが、体から手が離れるのが早くコントロールにバラつきがあるのが気になりました。もう少しじっくり見ていきたいと思います。

  216 諏訪 洸 トヨタ自動車2年目(下妻第二−亜大)
東海地区春季大会決勝 トヨタ自動車対王子 2018.3.27 岡崎市民球場
左スリークォーター投手。168センチの小柄ながらも度胸よくキレのある球を投げます。コントロールが良くスピードよりも速く見える投手で三振も奪え安定したピッチングをします。 大学時代は1年生から登板し全国大会の経験も十分です。社会人1年生となった昨年は新人ながらも都市対抗、日本選手権に登板し3試合無失点。 特に日本選手権優勝では決勝でも投げ優勝に大きく貢献しました。直球と変化球とのコンビネーションが持ち味です。今年も貴重な中継ぎ投手として度々登板があるでしょう。

  215 嘉陽 宗一郎 トヨタ自動車1年目(松山聖陵−亜大)
東海地区春季大会決勝 トヨタ自動車対王子 2018.3.27 岡崎市民球場
右オーバーハンド投手。186センチの長身から投げ下ろす147キロの速球と変化球を上手くコントロールする本格派ながらも安定した投手です。 沖縄県出身で近年強くなっている愛媛の松山聖陵に進み安楽投手と投げ合った投手です。亜大時代には全国大学選手権でも先発し昨年、志望届を出すも指名のなかった投手です。 テークバックはコンパクトで腕の出所が見ずらい投手です。この日はMAX142キロ、踏む出した足にもっと体重を載せてくると更にスピードは上がります。見るのは3試合目ですが1失点と安定しています。新人ながら都市対抗予選も登板がある期待される新人です。