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ほとんどコメントのみとなります。


■九州出張 2015.12.31

先週、仕事で行った九州出張の話。

2年前には大分、福岡の北九州でしたが、今回は宮崎、鹿児島の出張でした。

出張は決まった場所に一人で行き採用面接をするものです。今回は自分で宿を予約して延岡→宮崎→都城→霧島と移動する結構ハードなスケジュールでした。

食事は昼、夜は外食だったのでぶらりと歩きながら食べました。

延岡は今年までトヨタ自動車がキャンプを行っていて私も一度訪問したことがあり思い出しながら歩きました。

オリックスの新監督となる福良淳一氏が延岡工の出身でもあり市役所には横断幕がありました。

また、宮崎では県庁近くで2日間過ごしました。

2日目の昼には人気のうどん屋さんで食事をしました。

ここには沢山のスポーツ選手も来ています。

中でも王さんとの写真が印象的でした。

また、移動中は高校野球ノンフィクションシリーズ12巻目の「あたらしい風」を読んでいました。

甲子園で優勝した前橋育英の荒井監督の野球やこれから甲子園に出るであろう高校の話題でした。この高校野球ノンフィクションシリーズは高校野球が好きで読んでいるだけではなく、野球の指導に大変役立つことからです。チーム作りや指導方法、考え方など教えられることが沢山あり私の心のよりどころにもなっています。

私も少年野球や中等部の指導者として過去のことは一切考えず、新しい指導方法を考えなければいけません。いつまでも古い考えで教えてはいけないことを毎回勉強させられる本でもあります。

今年は今日で終わります。また、来年は新しい野球のカタチを見出していきたいと思います。


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■ストレッチ 2015.12.30

九州出張以来、久々のブログとなります。

この冬にかけてのトレーニングとしてストレッチをおススメします。

投手が投げるボールの球速に影響を与える要因は「肩関節の外旋角度」「体幹の傾斜角度」「ストライドの広さ」と言われています。

そのパフォーマンスを発揮するにも柔軟性が必要です。球を速く投げるには肩関節や股関節など使う筋肉の関節が柔らかくなければ体を十分に使えず速い球は投げられません。

日曜日に中等部の練習を行いましたが、今の中学生は特に股関節の硬さを感じます。

また、肩関節は遠投をすれば肩関節が柔らかいか硬いか分かります。肩の強さもありますが柔らかい投手は遠投でも遠くに投げることが出来ます。

私も48歳で四十肩になり肩関節が硬くなりました。その後、ボールが投げられませんでしたが、年々少しづつ投げられるようになり54歳にしてようやく60mぐらいは投げられるようになりました。

投げられるようになると肩関節も少しづつ柔らかくなってきました。60歳で70mぐらい投げるのを目標にしたいと思います。その為にもストレッチは大事です。

この冬、過度な練習よりもストレッチでの柔軟性アップを目指しましょう。以下はストレッチの参考になるサイトです。

■ストレッチで強くなるトレーニング

■投手のストレッチング例

■セルフストレッチ

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■元プロ 2015.12.20

前回、プロ野球12球団合同トライアウトで契約を狙う選手の話題を取り上げましたが、今回はプロ野球の投手で社会人野球へ進む投手を紹介します。

まず、元ロッテの渡辺俊介投手が古巣の新日鐵住金かずさマジックへ復帰することが決まっています。新日鐵住金かずさマジックは新日本製鐵君津時代の2000年の都市対抗で渡辺俊介投手が活躍。2回戦ではトヨタ自動車にも先発し勝利投手となり、その年のドラフトでロッテ入り。その後、サブマリンとして活躍しました。

新日鐵住金かずさマジックでは来年40歳ということもあり投手兼コーチという肩書ですが、今年もアメリカの独立リーグで7勝しているので来年も投手としての登板はあるのではないでしょうか。

他には、巨人の森和樹投手が北海道のウイン北広島入りや野手でもソフトバンクの細山田捕手がトヨタ自動車入りするなど社会人入りする選手も増えてきています。

プロでは全うできず現役続行を望む選手も多くいますね。

話は変わりますが、今日から九州に一週間出張に行ってきます。宮崎県の延岡から宮崎、都城、鹿児島県の霧島と移動します。次回のブログは一週間後となります。


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■トライアウト 2015.12.18

今季限りで戦力外などになり現役を希望する選手が再契約を目指すプロ野球12球団合同トライアウトが先月10日に草薙球場で行われました。

昨年のトライアウトで再契約出来たのは10名。そのうち中日と契約し活躍した八木投手は良い例です。

今年の合格者は白根尚貴選手(ソフトバンク−DeNA)、鵜久森淳志選手(日本ハム−ヤクルト)、山内壮馬投手(中日)の3名と厳しい状況です。

また、山内投手は3年前には中日で10勝した投手。白根選手も2011年のドラフト選手。

その他、トライアウトに参加した投手として若い投手から並べてみました。

北方悠誠(ソフトバンク、21才)
今井金太(DeNA、21才)
伊藤拓郎(DeNA、22才)
甲斐拓哉(元オリックス、24才)
土屋健二(DeNA、25才)
日高亮(ソフトバンク、25才)
中村恵吾(ソフトバンク、26才)
塚田晃平(広島、26才)
柴田健斗(オリックス、26才)
中後悠平(ロッテ、26才)
金伏ウーゴ(ヤクルト、26才)
大場達也(ヤクルト、26才)
大田阿斗里(DeNA、26才)
池ノ内亮介(広島、27才)
藤原正典(阪神、27才)
矢地健人(ロッテ、27才)
河野秀数(日本ハム、27才)
加賀美希昇(DeNA、27才)
江村将也(ヤクルト、28才)
田中靖洋(西武、28才)
雨宮敬(巨人、28才)
西村憲(阪神、29才)
上野大樹(ロッテ、29才)
玉置隆(阪神、29才)
前田祐二(オリックス、29才)
藤江均(楽天、29才)
榊原諒(オリックス、30才)
山内壮馬(中日、30才)
森内寿春(日本ハム、30才)
上園啓史(楽天、31才)
菊池和正(DeNA、33才)
正田樹(ヤクルト、34才)
加藤康介(阪神、37才)

こうみると北方投手は2011年のドラフト1位、唐津商時代も佐賀の予選で再試合もあり888球を投げ優勝し甲子園でも作新学院に敗れたものの155キロを出した剛腕でした。プロ入り後はサイドハンドに変更したりイップスになったりとフォームがかなり変わってしまいました。

伊藤投手も帝京時代に高校1年で甲子園の148キロで最速記録を更新した投手。その後、伸び悩んだ感があり2011年のドラフト9位でプロでの期待もありましたが、3年目に早くも戦力外通告を受け今年は群馬ダイヤモンドペガサスでプレーしていました。

その他、森内投手もJR東日本東北時代に震災の影響で2011年のドラフト直前に行われた都市対抗で初の完全試合を達成。その投球で27歳になる年にプロ入りし私も驚きました。1、2年目は1軍登板もありましたが昨年、肘の内側側副靱帯の機能不全でトミージョン手術を受けました。しかし、今年はカムバックし2試合の登板がありました。

プロ入りする投手は多いものの、その分引退する投手も多く改めてプロの厳しさが伺えます。


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■高校野球勢力図の変化 2015.12.16

高校野球ドットコムでスポーツライターの手束仁氏による「高校野球勢力図の変化」という連載コラムが始まりました。

第1回目は私の田舎の香川県。

センバツ高校野球の前身で大正13年始まった第1回選抜中等学校野球大会を制した高松商。

私の時代にもやっていましたが、最初に守りに着くときに三塁ベースに集合して円陣を組み、三塁手が清め水をベースに吹き付ける儀式が定着。これは“志摩供養”と言われ甲子園に出場した際にも行われていましたが宗教的な感じがするとの理由で中止となりました。

このように、高松商は古い歴史を背負っています。OBにも古くは宮武三郎氏、水原茂氏など並み居る偉人が多くいます。しかし、平成に入る頃から私立の勢力が増し低迷期が続きました。それがこの秋、四国大会を制し明治神宮大会も優勝して古豪高松商復活をアピールしました。

その高松商のライバルとして存在していたのが中西太氏らがいた高松一。その後、我々の時代には母校や丸亀商と高松商を含め三商が3強時代でした。

平成に入ると圧倒的に強かった公立から尽誠学園、藤井学園寒川、香川西、英明の私立が強い時代に移り変わりました。勢力構図が大きく変わろうとして来ていた中で、今秋の高松商の復活は昨年夏の坂出商の復活と共に、また新たな刺激となっていくでしょう。

また、第2回目は徳島県でした。私の時代に強かった池田。さわやかイレブンと言われたものの蔦監督の練習が厳しすぎて11人に減ったという裏話もあり楽しめます。筋トレも早くから取り入れ毎日ステーキを食べていたことでも有名ですが一時代を築きました。

このコラム。おそらく47都道府県が紹介されると思うので第3回以降も楽しみにしています。


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■東海地区ベストナイン 2015.12.15

社会人野球東海地区のベストナインが発表されました。

指名打者を含む10名の中では、ヤマハが3名、王子とJR東海が2名、西濃運輸と三菱重工名古屋と永和商事ウィングが1名でトヨタ自動車が誰もいないのは残念でした。

また、投手の近藤均投手(王子)を含め8名が初受賞でフレッシュな顔ぶれとなりました。

投手では他に優秀投手賞が高橋康平投手(永和商事ウィング)、最優秀防御率が0.44でトヨタ自動車の佐竹投手でした。

ところで、社会人野球の来年の公式戦の日程が決まりました。

都市対抗は7月15日〜、日本選手権は10月29日〜となりました。

日本選手権対象大会は東京スポニチが3月9日〜、4月は静岡、四国、岡山、日立市長、長野、京都と6大会あり都市対抗予選直前の5月はベーブルース、九州、東北となります。

来年も日本選手権対象大会でどこに出場するか、調子を上げていけるかがポイントとなりそうです。


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■21世紀枠候補決まる 2015.12.14

来年のセンバツ高校野球の各地区の21世紀枠候補が以下のように決まりました。

北海道: 札幌清田 道4強
東北: 釜石(岩手) 県準優勝、東北大会初戦敗退
関東: 上尾(埼玉) 県8強
北信越: 長野(長野) 県4強
東海:宇治山田(三重) 県8強
近畿:長田(兵庫) 県8強
中国:出雲(島根) 県3位 中国大会8強
四国:小豆島(香川) 県優勝 四国大会初戦敗退
九州:八重山(沖縄) 県優勝 九州大会8強

9校は全て公立校でした。

この中の成績をみると小豆島は今秋の県大会決勝で、四国大会と明治神宮大会を制した高松商に勝って初優勝。八重山も県大会決勝で強豪の興南を破り初優勝していて印象がいいようにも思えます。

選考基準は秋の成績にとわられないこともあり困難克服、模範、文武両道の点でどこが選ばれるか注目です。

しかし、両校は離島ということもあり特に八重山は沖縄本島から400キロも離れた諸島の中にある石垣島唯一の普通校で困難克服のハンデを乗り越えている点と野球部から生徒会長を出している文武両道も加点ポイント。小豆島も部員17名、地域に密着した活動、2017年には土庄との合併もあり、21世紀枠には材料が十分に揃っています。

他には札幌清田、長野、宇治山田、長田、出雲など進学校が多く選ばれている点が今年の特徴でしょうか。代表は1月29日に決まります。


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■日大三 2015.12.10

ヤフーニュースで「甲子園圧勝Vから4年“最強チーム”支えた同級生5人のその後」という記事がありました。

夏の甲子園決勝で光星学院に11対0の大差で優勝した日大三は21世紀の甲子園最強チームではないかと推す人も少なくないと思います。

そのメンバーは、大学に進み4年が過ぎ特に三高5人衆とも呼ばれた選手は現時点で明暗が分かれました。

明だったのは、ドラフトで指名され5番ライトだった高山俊選手(明大)。高山選手は通算安打記録を塗り替えドラフト1位で阪神が指名。4番サードだった横尾俊建選手(慶大)はベストナインを2度受賞し日本ハムが5位指名。

逆に暗になってしまったのは、吉永健太朗投手(早稲田大)。大学ではスーパールーキーとして1年春から活躍しリーグ優勝に貢献。全日本大学野球選手権では、いきなり「高校&大学日本一」を達成しました。しかし、2年生以降はフォームのバランスを崩し、加えて右肘痛も発症。1年半以上も白星から遠ざかるなど苦しみました。吉永投手は高校時代に女房役だった鈴木貴弘捕手(立大)と共にJR東日本に進みます。

また、3番センターだった畔上翔選手も下級生時代から出場しながら打撃面で安定性を欠きました。高校に続いて主将に就任した今年は秋にリーグ2位の打率.404を残したもののドラフトでは指名漏れ。社会人野球のホンダ鈴鹿に進み、吉永投手同様2年後にプロに挑むことになります。

しかしながら、こうして見ても5人のうち2人がプロ、3人が社会人に進むことになりました。同一校の同級生が六大学でこれだけ活躍することが自体が異例のことで、3人は大学で主将を務めるなど改めて日大三の偉大さを知ります。今後はそれぞれ異なるステージで戦うことになります。

私も吉永投手がJR東日本に進むので試合で観戦することを楽しみにしています。また、高校の先輩でもありロッテ2位指名を受けた関谷亮太投手(明大−JR東日本)のように2年後のドラフトで指名されることを願います。


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■指導者講習会 2015.12.9

高校野球はシーズンオフとなった今、各県などで監督を対象に指導者講習会が行われています。

先週の土曜日には東京都がソフトバンクの工藤公康監督を招き講演会を行いました。

工藤監督からは現役時代に指導者から俺の言う通りにしろと言われたのがきっかけで、自分で技術に関する理論を勉強し、秋季キャンプで投手陣に工藤班を作り、このトレーニングをやってどうなるのか、トレーニングをどうピッチングに活かすかを重点的に選手たちに伝えた等の話があったようです。
 
講演会の中で積極的なのが秋田県で、11月には2011年からアドバイザーを務めた中京大中京の大藤元監督が講演、1月に甲子園解説者の前田正治氏(元日本新薬監督)を招き、球質の向上につながるフォームやトレーニングについて講演してもらうとのこと。

秋田県は先週の土曜日にも「夢の向こうに in 秋田」というシンポジウムを開き、楽天の後藤光尊内野手(秋田)、ロッテの木村優太投手(秋田経法大付)、ヤクルトの石山泰稚投手(金足農業)、横浜の砂田毅樹投手(明桜)他5名のプロ野球選手が高校生に指導しています。

また、香川県でもトヨタ自動車の佐竹投手を招き先週、講演会を行いました。今やレジェンド級となった佐竹投手の話もきっと参考になったことでしょう。


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■秋季大会 2015.12.8

12月となりましたが、少年野球や中学の試合は行われています。

先週の土曜日は少年野球と中学の試合を3試合見ました。

中学の試合では市内の秋季大会決勝戦が行われ、新人戦と同じ組み合わせでした。
 
両校共に、うちの中等部の選手がいて投手のいる中学と1番、3番、4番打者のいる中学との対戦で、前回は投手が頑張り完全に相手打線を抑えました。

今回は逆に打者の方が対応し逆転勝ちでした。打者の方はスピードにも慣れていい当たりもあり少しレベルも上がったように感じました。

投手の方は前回は無四球、今回は1四球とコントロールは安定していますが、全体的に球がベルト付近に集まります。もう少し低目への意識が必要です。加えて追い込んでから変化球を使うべきとアドバイスしました。

中学2年生も残り1年、悔いなく頑張ってほしいと思います。


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■社会人野球ベストナイン 2015.12.7

今年の社会人野球のベストナインが発表されました。

都市対抗と日本選手権の優勝に輝いた日本生命から藤井貴之投手を含む6名が選出。改めて日本生命の活躍が光った年でした。

また、最多勝利投手賞は7勝1敗の石橋良太投手(ホンダ)、最優秀防御率賞は0.4で浜崎浩大投手(NTT西日本)が受賞しました。
 
石橋投手は楽天に5位指名されましたが、大学時代から注目されていた投手でしたが肘の故障でプロ志望届はしなかった投手です。提出5位ながら即戦力の呼び声が高いです。


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■秀岳館 2015.12.4

鍛治舎巧さんが就任して2年目で九州大会で優勝し甲子園の切符をつかんだ秀岳館が高校野球ドットコムに掲載されていました。

社会人のパナソニックに全日本のコーチとして体験したパワーの必要性。甲子園の解説で感じた甲子園の必要なレベル。中学の枚方ボーイズ時代に取り組んだフィジカル強化など書かれていました。

鍛治舎監督就任時に枚方ボーイズからは6名の選手が秀岳館に入っていますが、侍ジャパンU15に選ばれたエースの堀江投手も秀岳館に入っています。
 
その堀江投手は、中学時代からしっかりと冬のトレーニングを行う選手で球速アップの推移をみると、中学2年の時に初めて130キロを出し中3の春は133キロ、中学3の夏に135キロ、中学3年最後のU15で140キロを出したように順調にステップアップ。

堀江投手の言葉として、僕は中学の時から走り込んだり、しっかりとトレーニングをしていて速くなったので、トレーニングは大事だと感じています。やっぱり僕の様に球速が速くなったなどの成功体験をすると、トレーニングはやらされるのではなく、やるものだと思って取り組めると思います。まだそれを実感したことがない選手は、とにかく自分は生まれ変わるんだという気持ちで取り組んでほしいですね、とのコメント。

トレーニングの大事さはスピードアップにも繋がります。中学で頑張れば1年で10キロアップも可能なことを実証していますね。


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■大学生球速ランキング 2015.12.1

来年のドラフトの目安でもある大学3年生の球速ランキングがドラフトレポートさんで掲載されています。

球速ランキングで150キロ超えは以下となります。

156キロ:田中正義(創価大)
155キロ:生田目翼(流経大) 
154キロ:星知弥(明大) 
153キロ:中塚駿太(白鴎大)、加藤拓也(慶大) 
152キロ:木部拓実(筑波大)
151キロ:池田隆英(創価大)、照屋光(亜大)、丸山泰資(東海大)、 
150キロ:森川祐至(九州産業大)、伊藤侃嗣(東北福祉大)、畠世周(近大)、小野泰己(富士大)、黒木優太(立正大)、濱口遥大(神大)

150キロ超えは15名で濱口投手以外は右投手です。

今年のドラフトで指名された大学生投手で150キロ超えは6名と少ないことを考えると、来年は大学生豊作の年となりそうです。

またこの中で高校時代に150キロを超えたのは星投手のみで、ほとんどの投手が140キロ中盤以下から5キロから10キロの球速アップです。

高校からいかにスピードアップするかがプロ入りへの道ですね。


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■体験会 2015.11.30

先週、最後の試合が終了し軟式野球が終わった中等部の3年生は、土日に硬式の体験会に参加してきました。

土曜日はスポーツ店が主催する高校のグラウンドを使っての体験会でした。

軟式野球をやっていた35名程度の選手が来ていて、うちの中等部の選手も13名が参加しました。

ランニング、キャッチボール、ノック、ティバッティング、フリーバッティング、シートバッティングと4時間行いました。

日曜日は知り合いの硬式チームの代表さんから誘いがあり、練習と練習試合を行いました。

投手は軟式のボールから硬式に変えると慣れるまで球が抜ける傾向にあります。

うちの投手も最初はその傾向がありましたが、徐々に慣れていたように思えました。

また、違うチームの同じ中学の3年生とプレーすることによって刺激にもなります。

残り高校まで4ヶ月間、体力を落とさず上を目指して励んでもらいたいと思います。


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■中村順司監督退任 2015.11.26

今日の中日スポーツに名商大の中村順司監督が退任し総監督に就任する記事がありました。

中村監督といえば清原、桑田のPL学園の最強時代に6度もの甲子園優勝を果たした名将でした。

その後、2009年に名商大の監督に就任し7年間監督を務めました。

その頃は私も大学野球をよく観戦していた時期で水野投手が活躍し2部から1部に上がった頃でした。

中村監督とは3年ぐらい前に一度お話しする機会がありました。ちょうどアンダーハンドの投手を熱心に指導していてアンダーハンドは一番手を下げた時に手首を立てて投げるとスピンが利いた球が投げられると教わりました。

その時に、それで水野投手は打者の手元で浮き上がる球が投げられるのだと思いました。気さくな性格で私にも気軽に声を掛けてもらったことを思い出します。

今回、名商大が2部の最下位で中村監督も69歳を迎え後任の上川コーチも育ってきたことからの退任だと思います。

中村監督としては水野投手がいた時に優勝にあと1歩というところまでいきましたが、優勝が叶えなかったことが残念だったでしょう。これからは総監督として名商大の復活に手腕を発揮されるでしょう。


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■NPB12球団ジュニアトーナメント 2015.11.25

毎年、年末に行われているNPB12球団ジュニアトーナメントの組み合わせが決まりました。

今年は12月27〜29日の間で行われますが、05年に始まった大会は今年で11度目で、これまで札幌ドーム、ヤフオクドームが会場でしたが、今年は宮崎のサンマリンスタジアム他で行われます。

予選リーグの組み合わせは以下となりました。

グループA オリックス、楽天、阪神
グループB ロッテ、中日、日本ハム
グループC 広島、ソフトバンク、巨人
グループD 西武、DeNA、ヤクルト

この中で本命は3連覇中の巨人。河埜和正監督は4連覇を狙います。

注目選手は広島ジュニアで球団OBの前田智徳氏の次男・晃宏内野手が主将、阪神ジュニアには、智弁和歌山高・高嶋仁監督を祖父に持つ高嶋奨哉内野手、ソフトバンクジュニアの関戸康介投手は最速130キロを超える本格派です。

今日の中日スポーツには中日ジュニアの注目選手としてソフトボール投げ80m以上投げる小浜優人投手(岐阜、長良西タフネス)の名前が出ていました。

中日ジュニアの投手といえば、青島凌也投手(東海大)、上野翔太郎投手(中京大中京)、根尾昂投手(飛騨高山ボーイズ)らの活躍が目覚ましく、今年のメンバーの今後も楽しみです。

今回、中日ジュニアの選手の中では旭丘スカイシャークスの知崎滉平投手兼外野手を見る機会がありました。バッティングも良く安定した投手でした。


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■21世紀枠候補 2015.11.24

センバツ高校野球大会の21世紀枠候補として、各都府県連盟推薦の46校が出揃いました。

21世紀枠の推薦理由としては、県ベスト8以上(出場校の多い場合は16以上)の成績、「困難の克服」「他校の模範」「文武両道」となっています。

今年のセンバツで選ばれた3校の推薦理由は以下です。

豊橋工:今秋の県大会で3位になり東海地区大会に出場。夏の愛知大会でも4回戦で優勝した東邦高校に惜敗。グラウンドが他の部活動や定時制と共有で、限られた環境の中で練習し日頃から地域の清掃活動をしている。

松山東:秋の県大会で63年ぶりに決勝進出を果たした。他の部と運動場を共用しながら部員と指導者が一体となって創意工夫を凝らした練習で成果を上げたことや、学業と部活動を両立させている。

桐蔭:県下新人戦で4強入りし秋季近畿地区高校野球大会県2次予選に進出。前身の和歌山中時代を含めて第1回選手権大会(1915年)から出場している伝統がある。

加えて松山東と桐蔭は県内屈指の進学校ということもあったでしょう。また、豊橋工は森投手という好投手の存在も大きかったと言われています。

今回、推薦理由に好投手の存在を挙げている宇治山田、長田、阪南大が推薦されるかも注目です。

今後、全国9地区(北海道は単独で1地区)の候補校は12月中旬に決定。来年1月29日の選考委員会で出場校の3校が決まります。


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■進路 2015.11.23

土曜日に中等部3年生の最後の試合が行われました。

中学3年生にとっては夏に中学の部活を引退し4ヶ月余り、一部の選手はKボールでの全国大会準優勝も味わい充実感もあったでしょう。

これからは、勉強でも頑張り高校進学に備えながら硬式に早く慣れて卒業までの4ヶ月間を大事に過ごしてほしいと思います。

今年の3年生はレベル的にも高い選手が多く高校でもレギュラーになれるでしょう。また、一部の選手は私立からの誘いもあり甲子園を狙える高校に行きます。

これから高校を選ぶ選手も多く進路も気になりますが、いいアドバイスも出来ればと思います。

話は変わりますが進路といえば、高校生や大学生の進路も決まりつつあります。

先日、明治神宮野球大会の大学の部で優勝した亜大から野手2名がトヨタ自動車に入社すると書きましたが、亜大からはエースの石塚賢次投手(玉野光南)もトヨタ自動車に入社します。

他には4冠を逃したものの早大を春秋優勝に導いた主将の河原右京二塁手(大阪桐蔭)、慶応の小笠原知弘捕手(智辯和歌山)などは既にネットでもトヨタ自動車入りが紹介されています。

他にも新人は数名いて来年は大補強で都市対抗優勝が狙える選手層となりそうです。


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■21世紀枠候補 2015.11.20

来年のセンバツ高校野球に出場できる21世紀枠で東海地区の各県の候補が決まりました。

愛知はここ数年力をつけ昨年夏から甲子園にあと一歩に迫っている栄徳。今秋も県3位で東海地区大会に出場しています。

岐阜は美濃加茂で今秋県大会8強など昨年度から勝ち上がり強豪に惜敗、野球を通した人間作りを徹底し工夫した練習で成果を上げています。

三重は宇治山田。高い投手力があり進学校として学業と部活動を両立させ、今秋県大会ベスト8まで勝ち上がりました。

静岡は浜松西。グラウンドを4分割した内野程度のスペースで工夫した練習を行い秋季大会で好成績を残し学業と部活動を両立させています。

この4校から1校に絞られます。実績では栄徳がやや有利ですが、私立という点と推薦理由ではどうでしょうか。

また、他の地区もそろそろ出揃いつつあります。

実績と推薦理由から見て釜石、秋田、小豆島、小倉、八重山あたりが有力でしょうか。


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■亜大が優勝 2015.11.19

明治神宮野球大会の大学の部は決勝で亜大が早大に延長14回、2対1で勝利し2年振り5度目の優勝を果たしました。

この試合、早大の大竹投手は延長14回途中まで投げ1失点、163球の熱投も実らず、早大の4冠はなくなりました。

また、優勝した亜大は侍ジャパンに選ばれた主将の北村祥治選手や藤岡裕大選手がプロ指名漏れのショックを払い切り見事な優勝でした。

その北村祥治選手や藤岡裕大選手はトヨタ自動車に入社することが決まりました。

北村選手は星稜出身で大学4年間で3度、二塁手としてベストナインに選ばれ侍ジャパンでは捕手として出場したマルチな選手。右方向への打撃が魅力でキャプテンシーがありロッテ指名が濃厚と思われていました。

藤岡選手は岡山理大付出身で大学では新人賞、ベストナイン3度、14年秋には首位打者を獲得した3塁手。11球団がリストアップし日ハム、阪神あたりが熱心でしたが指名漏れ、トヨタでは大学の先輩の福田選手に似たセンスのある左打者です。

トヨタ自動車は木下捕手が中日に指名され捕手が不足となりソフトバンクの細山田捕手を獲得。しかし年齢的にも若い北村選手は捕手として期待されるのではないでしょうか。北村選手が内野手か捕手かの選択も気になるところです。

ところで、明治神宮野球大会の大学の部は接戦が多く投手戦となったケースが目立ちました。特に準決勝からは全て1点差ゲームで引き締まった試合でした。


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■高松商が優勝 2015.11.18

明治神宮野球大会の高校の部は決勝で高松商が敦賀気比に8対3で勝利し初優勝を果たしました。

この試合、高松商は7回まで0対3で3点ビハインドの状況の8回表、ノーアウト満塁から暴投で1点を返し、3番米麦選手がセンター前ヒットを放ち同点、送った後に5番美濃選手の逆転タイムリースリーベースなどで5点を奪い、9回にも美濃選手の2点タイムリーで3点を追加。見事な終盤の逆転優勝でした。

高松商は全試合で2ケタ安打を放ち美濃選手はこの日も3安打で通算.615と活躍。170センチのセカンドで小柄ながら142キロをマークし50m6秒0で県大会も11盗塁をマークし、高校時代のソフトバンクの今宮、広島の東出と評され一躍プロからも注目されるようになりました。

また、高松商の長尾健司監督は就任2年目の45歳。丸亀高から順天堂大に進み、卒業後は長く中学校で野球を指導し多くの学校で全国大会へ導き、その手腕を買われて昨春、高松商に赴任したばかり。甲子園4回の優勝を誇る名門も1996年夏以来甲子園から遠ざかる伝統校の名を久しぶりに知らしめました。

しかし、長尾監督はまだ復活していない、ここから次の練習に取り組まないと何もならないとのコメント。センバツでも期待しています。

高松商の優勝で四国はセンバツの枠が1つ増え四国大会準優勝の明徳義塾と準決勝で敗れた済美か土佐が選ばれますが共に1点差負けなので選考は難しいと思われます。


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■敦賀気比対高松商 2015.11.17

雨で順延となっていた明治神宮野球大会は再開し高校の部は今日、敦賀気比対高松商の決勝戦が行われます。

敦賀気比はここまで順調に勝ち上がり来年のドラフト候補の山崎颯一郎投手も1回戦では11奪三振と快調。昨日はリリーフで1イニング程度だったので今日の決勝は万全で迎えられるでしょう。

また、高松商は準決勝で大阪桐蔭を破り大金星での決勝進出。打線が好調です。

この土日に所用で四国に帰ってきましたが、親戚の叔父の友人の息子が高松商の5番、美濃選手で昨日も3安打、最後はピンチで登板するなど活躍しています。

高松商は名門復活ですが、明治神宮野球大会は37年振りとか。その37年前に出場した時の県予選の決勝で対戦したのは私のチームでした。私も完投しましたが1点差で負け明治神宮野球大会の出場は出来ませんでした。

今回、唯一公立で決勝に進んだ高松商の活躍は評価されるのではないでしょうか。選手は全員県内の選手で私も期待しています。


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■明治神宮野球大会 2015.11.12

今年の最後の大きな大会でもある明治神宮野球大会が明日開幕します。

高校の部は、本命不在の混戦とみられています。

その中で敦賀気比や大阪桐蔭がやや有利のようですが、東邦にもチャンスがありそうです。その東邦は1回戦で打線が強力な秀岳館と対戦。藤嶋投手がどれだけ抑えられるか注目です。

大学の部は春秋連続の大学日本一を目指す早大が優勝争いの軸のようです。大竹投手(2年、済々黌)と小島投手(1年、浦和学院)の左腕は私も期待しています。

その早大は愛大と対戦。愛大は中日育成1位の中川誠也投手の頑張りに期待したいところ。

大会は午前中から高校の試合が2試合、午後から大学の試合が2試合で、決勝は高校が来週の火曜日、大学が水曜日となります。土日あたりの天気が下り坂になり気になりますが楽しみにしています。


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■日本生命が2冠 2015.11.10

社会人野球の日本選手権は決勝で日本生命がホンダに9回裏に逆転、3対2で勝利し都市対抗に続き史上3チーム目の夏秋連覇を果たしました。

この試合、日本生命の2年目の清水翔太投手とホンダの石橋良太投手が予想通り中1日で登板。清水投手は4回途中1失点で降板、石橋投手は最後まで投げましたが2対1でリードして迎えた最終回につかまり、最後は1アウト満塁から福富選手にレフトオーバーのヒットを打たれサヨナラ負けとなりました。

MVPにはサヨナラヒットを放った福富選手、敢闘賞はホンダの石橋投手が獲得しました。

2冠を達成した日本生命の十河章浩監督は監督就任2年目での快挙ですが、昨年1月に就任した十河監督は、まず意識改革に取り組んだようです。

就任早々、スポーツメンタルトレーニングの第一人者である東海大の高妻容一教授を招き精神面を強化。試合で一番大事なのは心、一番大事なものを練習で鍛えないのはなぜと。

その言葉に感銘を受け、指揮官はナインを叱咤激励し、それが今年になり実を結んだようです。メンタルトレーニングで結果は大きく変わるものなのですね。


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■ホンダ対日本生命 2015.11.9

社会人野球の日本選手権は準決勝が終了しホンダと日本生命が勝ち上がり、今日決勝戦が行われます。

ホンダはここまで4試合を3失点。楽天5位指名の2年目、石橋良太投手(明徳義塾−拓殖大)と新人の福田大輔投手(九州国際大附−白鴎大)が交互に先発し好投しています。

一方、都市対抗との2冠を狙う日本生命もここまで2失点。指名漏れだった2年目、清水翔太投手(麗澤瑞浪−中京大)、新人の小林慶祐投手(八千代松陰−東京情報大)らの活躍が目立っています。

今日の決勝は中1日で石橋良太投手と清水翔太投手の投げ合いになるのではないでしょうか。

ところで、昨日プレミア12が開幕し日本が韓国に5対0で快勝しました。

大谷投手、則本投手、松井投手のリレーで見事な完封でした。2年目の松井投手はノーアウト満塁のピンチをストレートとチェンジアップのコンビネーションで凌ぎました。以前はストレートとスライダー中心でしたが、同じスピード系よりもスピードの変化のあるチェンジアップをマスターし投球の幅が広がったように思えました。

私も何度かチェンジアップを推奨していますがストレートでスピードがあればチェンジアップは本当に有効です。

以下は以前見た松井投手のチャンジアップのコツを書いたものです。是非試してみて下さい。

■今季の躍進を支えるチェンジアップ


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■2年生投手ビッグ3 2015.11.5

ドラフトが終了し昨日は早くも秋田商の成田投手がロッテと契約。これから高校3年生のプロ契約や大学、社会人への進路も決まってきます。

また、高校野球では2年生の注目選手も名前が挙がってきています。

そんな中で高校野球ドットコムでは2年生投手ビッグ3を紹介しています。

右投手のトップは藤平尚真投手(横浜)でスピードはMAX151キロに加え完成度が高いようです。関東大会ではベスト4に入れずほぼセンバツ出場はなくなり夏への期待が高まります。

続いて、左ナンバーワンの寺島成輝投手(履正社)。MAX148キロで1年生の時から大阪桐蔭に勝利するなど注目されています。この投手も秋は惜しくも0対1で大阪府大会で敗れセンバツには出場できません。

最後は藤嶋健人投手(東邦)。東海大会で自己最速の146キロもマークし打撃も魅力で見事優勝。センバツでの活躍が期待されます。

来年の高校生投手は豊富でセンバツに出場出来そうな投手の中では、昨日紹介した菊地大輝投手(東海大甲府)MAX146キロ、高田萌生投手(創志学園)MAX150キロ、山崎颯一郎投手(敦賀気比)144キロ、国光瑛人投手(明徳義塾)MAX145キロなども注目されるでしょう。

それから、社会人野球の日本選手権は2回戦に入り昨日はロースコアの試合が多く、西濃運輸は西武3位指名の野田投手が6回途中1失点と頑張りましたがホンダに2対3で負け2回戦敗退でした。


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■高校野球秋季大会 2015.11.4

高校野球秋季大会は、近畿地区は大阪桐蔭、中国地区は創志学園、四国地区は高松商が優勝。残るは関東と東京となりました。昨日はその関東地区でセンバツ出場を掛けた準々決勝が行われました。

ベスト4に残ったのは木更津総合(千葉1位)、東海大甲府(山梨1位)、常総学院(茨城2位)、桐生第一(群馬2位)でした。横浜(神奈川1位)、浦和学院(埼玉1位)は準々決勝までに敗退となりました。

この中では、夏の甲子園でも投げガッチリとした東海大甲府の菊地大輝投手が注目されます。

また、社会人野球の日本選手権は三菱重工神戸・高砂対JFE東日本の試合が行われ守安投手と幸松投手の注目のベテラン投手の投げ合いがありましたが、守安投手がJFE東日本を5安打完封。幸松投手は3回に3点を奪われ降板しました。

それから都市対抗優勝の日本生命はドラフト漏れの清水投手(中京大)が先発し鷺宮製作所に1失点で勝利投手となっています。

日本選手権も今日の2試合目からは2回戦となり、西濃運輸の試合などが行われます。


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■愛大が優勝 2015.11.3

大学野球の明治神宮大会出場を掛けた東海・北陸・愛知 三連盟王座決定戦は昨日、愛大対中京大の決勝が行われ愛大が6対0で勝利し11年振り2度目の神宮の切符を手にしました。

愛知大学野球リーグ同士の戦いとなった決勝ですが、中日に育成枠で指名された中川投手がリーグ戦で完全優勝を果たした中京大打線を2安打に抑え見事な完封勝利でした。

これで、愛大は13日から始まる第46回明治神宮大会に出場、14日に東京6大学で優勝した早大と1回戦で対戦します。中川投手がどれだけ通用するかが注目です。

また、高校の部で優勝した東邦は13日の1回戦で九州で優勝し鍛治舎巧さんが指揮を執る秀岳館と対戦します。

愛大には長江大樹主将、小川勇磨選手、早大には三倉進選手の東邦OBもいて森田監督にとっては楽しみな明治神宮大会となりそうです。


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■トヨタ自動車が予選敗退 2015.11.2

社会人野球の日本選手権が開幕しました。

初日は西濃運輸が開幕試合で勝利、2日目の第1試合では永和商事ウイングが勝利し東海地区は快調なで出足でした。

トヨタ自動車は2日目の永和商事ウイング勝利の後の試合で三菱重工広島と対戦しました。試合前には10年出場の福田選手と秦選手の表彰式が行われました。

先発はトヨタ自動車が佐竹投手の怪我で藤田投手が先発でした。藤田投手は3回まで快調なピッチングでした。しかし、4回に先頭打者にヒットを打たれ送られた後にセカンドゴロ、これがアンツーカーでややバウンドが変わり河合選手が捕りきれず1アウト1、3塁。その後、連続タイムリーを打たれるなど3失点。1点の最少失点に抑えたいところでした。

一方、三菱重工広島はエースの鮫島優樹投手が先発しました。鮫島投手は140キロ台のストレートに縦の変化球を上手く使い序盤は快調なピッチングでした。しかし、中盤からは低目の変化球を見送られ制球もやや定まらずピンチの連続でしたが、トヨタ自動車の打線もチャンスに1本出ませんでした。しかし、6回にノーアウト満塁から樺澤選手が2点タイムリーで1点差。尚も1アウト2、3塁のチャンスでしたがサードライナーのダブルプレー。後半もチャンスを生かせずそのまま2対3で負け1回戦敗退となりました。

この試合、先発の藤田投手がもう少し粘りたかったところ。その後の竹内投手(下写真)、岩崎投手、小出投手、上杉投手はいい投球でした。負けている展開だったとはいえ竹内投手、小出投手の両左腕はビッグ大会初登板で役割を果たしました。しかし、打線は追うプレッシャーか再三のチャンスに凡退。連覇が掛かったトヨタ自動車でしたがあえなく1回戦敗退となりました。来年に向け再スタートを切ってもらいたいと思います。

その他、昨日は新日鐵住金かずさマジック、JR東日本、日本新薬が勝利。特に日本新薬は榎田投手が完封勝利でした。


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■日本選手権開幕 2015.10.30

社会人野球の日本選手権が本日開幕します。

初日の今日は西濃運輸が開幕試合に登場、カネフレックスと対戦します。

トヨタ自動車は明日、三菱重工広島と対戦、鮫島優樹投手との対決となります。

史上初の2回目の連覇が掛かりますが、昨日の記者会見では田中監督から最高の状態ではないが昨年より新人もスタメンに入り戦力は昨年より上、プロ入りする選手もいてこのメンバーと試合が出来るのはこの大会が最後となり頑張りたいとのコメントでした。

テレビはJスポーツで準々決勝以降の放映となります。いよいよ開幕します。


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■日本選手権明日開幕 2015.10.29

いよいよ明日から11間に及ぶ社会人野球の日本選手権が始まります。

組み合わせ決定の時にも書きましたが都市対抗優勝の日本生命や2連覇を狙うトヨタ自動車など注目されますが、今日はプロに指名された選手を紹介します。

●が日本選手権出場チーム○は予選敗退チームです。

2位指名
●近藤 大亮(パナソニック)オリックス
●横山 弘樹(NTT東日本)広島
●関谷 亮太(JR東日本)千葉ロッテ
●加藤 貴之(新日鉄住金かずさマジック)北海道日本ハム

3位指名
○竹安 大知(熊本ゴールデンラークス)阪神
●野田 昇吾(西濃運輸)西武
●木下 拓哉(トヨタ自動車)中日

4位指名
●戸柱 恭孝(NTT西日本)横浜DeNA
●青山 大紀(トヨタ自動車)オリックス
●福 敬登(JR九州)中日
○船越 涼太(王子)広島
●東條 大樹(JR東日本)千葉ロッテ

5位指名
○西川 龍馬(王子)広島
○南川 忠亮(JR四国)西武
●阿部 寿樹(ホンダ)中日

6位指名
●足立 祐一(パナソニック)楽天
●石岡 諒太(JR東日本)中日
●仲尾次 オスカル(ホンダ)広島
○信楽 晃史(宮崎梅田学園)ロッテ

7位指名
○高野 圭佑(JR西日本)ロッテ
○鈴木 昴平(三菱重工名古屋)オリックス
●野川 拓斗(鷺宮製作所)横浜DeNA

8位指名
○角屋 龍太(ジェイプロジェクト)オリックス
○松崎 啄也(日本製紙石巻)巨人

9位指名
●赤間 謙(鷺宮製作所)オリックス
○杉本 裕太郎(JR西日本)オリックス

日本選手権出場チーム別にみるとJR東日本が3名、パナソニック、トヨタ自動車、ホンダ、鷺宮製作所が2名です。

都市対抗優勝の日本生命には清水翔太投手、原田拓実内野手、上西主起外野手、準優勝の大阪ガスには小畑彰宏投手らがいましたが指名漏れ。予選敗退のJX−ENEOSからも指名がなく入れ替わりやチーム強化の時期でもありますね。

明日からの日本選手権では指名を受けた選手にも注目です。


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■高校野球秋季大会 2015.10.28

東邦の優勝で終わった高校野球秋季東海地区大会ですが、他の地区の状況は以下となります。

北海道(枠1)は大会が終了し札幌第一が初優勝しセンバツ初出場が決定。

東北(枠2)も大会が終了。青森山田が八戸学院光星を5対0で破り、こちらも初優勝。順当にいけば両校がセンバツ確定となりますが同じ青森県ということでどうでしょうか。

関東・東京(枠6)は関東大会が31日から開始。東京は準々決勝が終了、帝京、関東一、東海大高輪台、二松学舎大附がベスト4に残っています。

北信越(枠2)も大会が終了。敦賀気比が福井工大福井に6対1で勝利し2連覇を達成。両校がセンバツ確定。敦賀気比はセンバツでも2連覇の期待が掛かります。

近畿(枠6)は準々決勝まで終了。ベスト4には大阪桐蔭、明石商、滋賀学園、龍谷大平安が残りセンバツ確定。準々決勝で敗れた市立和歌山、智辯学園、阪南大高、報徳学園から2校が選ばれますが、報徳学園は1点差の僅差で敗れているので可能性が高そうです。

中国・四国(枠5)は中国と四国共に準々決勝まで終了しベスト4が出揃い中国は創志学園、開星、如水館、南陽工。四国は高松商、済美、土佐、明徳義塾がそれぞれ残っています。

九州(枠4)も準々決勝まで終了しベスト4には鹿児島実、海星、日南学園、秀岳館が残りセンバツ確定でしょうか。

この中でみると済美が8月まで1年間の対外試合禁止。加えてコーチの謹慎処分があったりしましたが、それを乗り越えてのベスト4で果たして甲子園の切符を手にするか。

また、松下電器(現パナソニック)の選手・監督として活躍し、NHKの解説やパナソニック専務役員だった鍛治舎巧さんが昨年の2014年に就任した秀岳館が早くも甲子園出場がほぼ確定したのがびっくりで、あの語り口を聞きたくなります。


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■指名漏れ 2015.10.27

先週行われたドラフト会議で意外だった指名漏れ選手を挙げてみます。

まず大学では、谷田成吾外野手(慶大)。

高校時代からホームラン打者として有名で大学でも高橋由伸2世と騒がれ、左の長距離砲として東京六大学リーグ現役1位、歴代でも12位の通算15本塁打を放ったスラッガー。

プロのスカウトもボールを遠くに飛ばす能力は今年一番の選手と評価していました。大学野球関係者も大学球界では一番驚きのようで、正直私もビックリしました。

春の打撃不振が原因でしょうか。この選手はもったいない感じがします。

本人もプロ1本だったようで、現在は社会人から10社以上、問い合わせが来ている状況のようで、どこに入社するでしょうか。

大学では他に俊足強肩のサードとして評価されていた藤岡裕大内野手。ロッテが指名する方針だった北村祥治内野手の亜大勢。俊足好打のショートとして注目を集めた立命大の山足達也内野手は阪神が指名するとみられていました。日大三で甲子園を優勝の法大のスラッガー畔上翔外野手。今春に大学日本一となった早大主将の河原右京内野手も漏れました。

続いて高校生は、U18でも活躍した勝俣翔貴投手兼外野手(東海大菅生)。

この選手は2位までならプロ、3位以下なら国際武道大という方針だったので無理があったように思えます。

他には柘植世那捕手(健大高崎)。

この選手の指名漏れは意外でした。ホンダ鈴鹿に進むようです。

また、愛知県では内田大貴投手(誉)。内田投手は某社会人と聞いていて現時点ではプロは難しいでしょう。西川昇吾投手(日本福祉大)も社会人野球に進みます。  

他にも指名漏れ選手がいますが、そろそろ進路も気になるところです。


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■中京大が完全優勝 2015.10.26

愛知大学野球秋季リーグ戦は最終週で中京大が名城大に連勝し完全優勝。10勝1敗の見事な成績でした。

山下大介投手、若林優斗投手、古田尚平投手あたりが頑張りました。

これで東海・北陸・愛知 三連盟王座決定戦で中京大は日大国際関係学部と金沢学院大の勝者と対戦。また2位の愛知大は中京学院大と福井工大の勝者と対戦します。

会場は決勝が長良川球場ですが、準決勝まではKYBスタジアムです。KYBスタジアムは可児市にあり2週間前にたまたま可児に行きましたが、KYBの工場もあり命名権をKYBが取得し昨年球場がオープンしています。

大会は31日から始まります。どこが勝ち進むか注目しています。

また、高校野球秋季東海大会は東邦が優勝。準優勝のいなべ総合の2校が甲子園の切符を手にしました。

東邦は神宮大会でも上位進出が期待されます。ただ決勝では9失点、連投で154球投げた藤嶋投手が故障しないか気になります。

ところで週末は金曜日はから野球三昧でした。まず金曜日は午後から休みを取りトヨタ自動車のオープン戦を観戦。今年のオープン戦を見るのは最後でした。

中日ドラフト3位指名の木下捕手は2打数1安打2四球で調子が上がっています。オリックス4位指名の青山投手はリリーフで登板しました。

指名のなかった河合選手もセカンドでフル出場、元気にプレーしよく声が出ていました。3人が写ったものです。

土曜日は少年野球のイチロー杯決勝トーナメントの試合観戦。

惜しくもスクイズを決められ0対1の敗戦でしたが、期待する投手もスピード、コントロール共に良くなり完成度も上がってきました。2四球や打たれた球が高めにいく点をアドバイスしました。

残る試合では優勝目指して頑張ってもらいたいと思います。

日曜日は中等部のゼット旗の3回戦の試合でした。投手の駒は揃っているので途中リリーフも考えましたが僅差の勝負で先発投手が最後まで投げ完封。試合は終盤に2点を奪い2対0で勝利。

負ければ3年生にとっては引退となる大会です。相手もレベルが上がっていい勝負が出来ています。次も悔いのないように戦ってもらいたいと思います。


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■ドラフト指名結果 2015.10.23

今年のドラフト会議が終わりました。

光栄の1位指名は以下となりました。

<競合>
ソフトバンク:高橋純平投手(県岐阜商)3球団
ロッテ:平沢大河内野手(仙台育英)2球団
<単独>
巨人:桜井俊貴投手(立命館大)
阪神: 高山俊内野手(明治大)
広島:岡田明丈投手(大阪商業大)
西武:多和田真三郎投手(富士大)
オリックス:吉田正尚外野手(青山学院大)
横浜:今永昇太投手(駒澤大)
<外れ>
中日:小笠原慎之介投手(東海大相模)2球団
ヤクルト:原樹理投手(東洋大)
楽天:オコエ瑠偉外野手(関東一)
<外れの外れ>
日ハム:上原健太投手(明治大)

高橋投手はソフトバンクに決定。ソフトバンクは右本格派投手が多く育成力がありいい球団に指名されました。平沢選手は楽天が単独と思いきや小笠原投手と思っていたロッテも指名し抽選でロッテに決定。

単独の1本釣りはやはり6球団と多く、全て即戦力と期待される大学生でした。今永投手は秋に復活しアピールしたのが結果的に1位になりました。

外れからは小笠原投手が中日へ、楽天はオコエ選手と決まり、ヤクルトは東洋大姫路の高校時代に甲子園で直接観戦した原樹理投手(東洋大)が選ばれました。原投手は肘手術もあり2〜3位指名かと思いましたが光るものがあったのでしょう。

それから、今年は社会人の1位指名がなかったのが一つの特徴でしょう。

次に、2位以下で東海地区の選手を挙げます。

2位
ソフトバンク:小澤怜史投手(日大三島)

2位は私の予想通り小澤投手の1名でした。ソフトバンクは高卒の次世代本格派投手が2名と徹底しています。

3位
ソフトバンク:谷川原健太捕手(豊橋中央)、西武:野田昇吾投手(西濃運輸)、中日:木下拓哉捕手(トヨタ自動車)

谷川捕手は3位と好評価、野田投手の3位指名は意外でしたが西武のストッパーの高橋朋己投手も同じ西濃運輸の左腕で何かの縁でしょうか。木下捕手は社会人bP捕手で1位候補でしたが都市対抗後のケガで現在4番から落ちて8番あたりを打っているのが響きましたでしょうか。

4位
広島:船越涼太捕手(王子)、オリックス:青山大紀投手(トヨタ自動車)、楽天: 堀内謙伍捕手(静岡)

青山投手は4位でオリックスと予言していましたが的中しました。由田スカウトに感謝します。また、捕手がこれで東海地区から3名。

5位
広島:西川龍馬内野手(王子)

敦賀気比から入って3年目でショートで3番打者、王子からは2人目。真弓選手も喜んでいました。

7位
オリックス:鈴木昴平内野手(三菱重工名古屋)

鈴木選手は2年目の守備のいい遊撃手です。東海大4年時は首位打者も獲得

8位
オリックス:角屋龍太投手(ジェイプロジェクト)

名城大時代から知っていましたが都市対抗予選でも見てストレートで真っ向勝負し意気のいい投げっぷりです。

以上、ドラフト指名は全体では投手50名、捕手8名、内野手20名、外野手10名の88名で高校生は30名、大学生30名、社会人27名、その他1名でした。

ここまで11名と東海地区は多く指名されましたが、社会人としては山下大輝投手(西濃運輸)、近藤均投手(王子)、長谷川亮佑投手(ヤマハ)、河合完治内野手(トヨタ自動車)、大城戸匠理内野手(ホンダ鈴鹿)、中村優作外野手(三菱自動車岡崎)らが指名洩れでした。特に、都市対抗予選でトヨタ自動車戦でも完封し2試合連続完封した近藤均投手(王子)は日本代表にも選ばれましたが秋に不調で指名がありませんでした。

続いて育成枠は以下です。

中日1位:中川誠也投手(愛知大)、4位:西濱幹紘投手(星城大)

楽天1位:出口匠投手(津田学園)、2位:山田大樹投手(菰野)

出口投手と山田投手は夏に直接対決して1点差で出口投手が投げ勝った試合を見ましたが、お互い打撃を買われての指名です。

育成枠は全体で28名で、ドラフト指名と育成枠指名では116名と多く、東海地区からも15名の指名がありました。


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■ドラフト 2015.10.22

いよいよ今日、運命のドラフト会議となりました。

1位候補で高橋純平投手(県岐阜商)が地元の中日他4球団あたりの競合になりそうですが、後は単独指名でしょうか。

今年は1位に相応しい選手も多く一本釣りの単独指名を狙っている球団も多いと思います。

一本釣りは近年増加していて西武の森友哉捕手(大阪桐蔭)、高橋光成投手(前橋育英)、ソフトバンクの優勝に貢献した武田翔太投手(宮崎日大)など高卒1位で早くから台頭した好事例も多くローリスクハイリターンの傾向も出ています。

大学の投手が豊富な今年は4、5名の大学投手が1位指名されそうで、高卒が高橋投手と小笠原投手の2名。社会人は外れ1位で1名ぐらい。残るは野手となりそうです。

夕方には1位が決定。早く帰って3位ぐらいからゆっくりと楽しみたいと思います。


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■愛知県野球連盟会長杯 2015.10.21

社会人野球の愛知県野球連盟会長杯は昨日決勝が行われ三菱重工名古屋が東海理化に5対4で勝利し優勝しました。

この大会は若手の選手を多く起用していて優勝した三菱重工名古屋も大学4年生から肘を故障していた2年目の萩原大起投手が先発2試合を含め3試合に登板、来年は都市対抗の予選でも登板があるのでしょう。

また、私も土日には少年野球の練習や中等部の試合もありましたが、その合間にトヨタ自動車の試合を2試合観戦。日本選手権に向け色々な選手を使っていましたが、残る関東遠征で上手く仕上げてほしいと思います。

ところで、明日に迫ったドラフト会議ですが阪神、横浜は監督が決まったものの、巨人は監督が決まらないままドラフトを迎えることになりました。

そのドラフトのテレビ放映は以下となっています。

TBSテレビ 16:53〜17:50 プロ野球ドラフト会議2015
スカイ・A  16:30〜21:00 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
TBSテレビ 19:00〜21:53 ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう 夢を追う親子の壮絶人生ドキュメント

先日、王子の真弓選手がドラフト緊急生特番!お母さんありがとう 夢を追う親子の壮絶人生ドキュメントに出演することを書きましたが、菰野の山田投手も出演するようです。楽しみにしています。


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■高校野球秋季大会 2015.10.20

既に始まった高校野球秋季大会の東海地区予選はベスト4が決定。

海星、いなべ総合、三重の三重県の1位〜3位校と愛知県1位の東邦が準決勝に進出しました。

東邦は甲子園に最も近いと言われているだけの力があり藤嶋投手は万全。また、三重県の3校進出は初めてで三重県の高校が甲子園に出場することが決まりました。

これで24日の準決勝は海星対いなべ総合、東邦対三重の対戦で勝った高校がほぼセンバツ確定となります。

それから、そろそろ21世紀枠の推薦校が決まります。例年だと11月上旬に各県の推薦校が決定、その後各地区で絞られ最終的に1月29日にセンバツ出場校が決定します。

その21世紀枠ですが、私の実家にある香川県では県大会で部員17名の小豆島高校が優勝。

小豆島には土庄高校と小豆島高校があり、我々の時代は土庄高校が強くトヨタ自動車のエースの佐竹投手の時代には春季大会で優勝し、小豆島初の甲子園出場かと話題になりました。

その後、高校野球ノンフィクションシリーズの第2弾の甲子園のキセキの雑誌でも取り上げられたほどでした。

近年では丸亀高校で甲子園出場経験のあり大学時代もレギュラーで優勝経験のある現監督の杉吉勇輝氏(慶応大−都市銀行)が小豆島高校に就任。青年監督としてエンジョイ・ベースボールを掲げ、2012年の春季大会では部員12名で県大会優勝。

そして、この秋季大会で優勝と小豆島高校が強豪になってきました。四国大会は今週末からですが、県大会優勝で離島ということもあり決勝まで行かなくても21世紀枠での可能性は高いように思えます。

先日、佐竹投手も甲子園に出られそうですね。と笑顔で言っていました。その、小豆島高校と土庄高校は2017年には合併するようです。是非、甲子園に出場してもらいたいと思います。


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■ドラフト 2015.10.19

いよいよ今週の木曜日に迫ったドラフト会議。土曜日にドラHOTプラスというの番組でも東海地区のドラフト候補の紹介がありましたが、私の独断で改めて東海地区のドラフト指名候補を野手も含めて挙げてみたいと思います。

まず、ドラフト1位は高橋純平投手(県岐阜商)。高橋投手は将来性も十分で1位指名での競合の可能性もありうると思います。誰もが認める1位指名でしょう。

続いて、木下拓哉捕手(トヨタ自動車)。大学時代はトヨタ自動車に内定が決まっていて志望届を提出するもプロが見送った素材で、春先から社会人ナンバー1捕手と呼ばれるようになりました。大型捕手で体が頑丈、肩も良く長距離打者でプロに行けば捕手の中ではホームランがトップになれるでしょう。どの球団も捕手には苦労しているので木下捕手も単独で1位指名か外れ1位かと思います。

2位以降では、投手では小澤怜史投手(日大三島)は魅力だと思います。MAX152キロの右本格派投手で即戦力ではないものの変化球も良くなれば数年後には先発できる素材でしょう。

他の投手として高校では内田大貴投手(誉)、山田大樹投手(菰野)が下位か育成枠の可能性があります。2人共に2年生の時の方が良かったと思います。

大学の投手では中川誠也投手(愛知大)と西川昇吾投手(日福大)の両左腕。大学ではライバルとして意識しているようです。中川投手はバランス良く投げ西川投手は力投派です。秋の現時点では中川投手が5勝2敗で防御率1.48でトップ、西川投手は3勝5敗で防御率4.11と明暗が分かれています。このあたりがどうでしょうか。2人共に下位での指名か社会人か微妙なところです。

社会人では青山大紀投手(トヨタ自動車)、野田昇吾投手(西濃運輸)の高卒3、4年目投手と山下大輝投手(西濃運輸)、近藤均投手(王子)、長谷川亮佑投手(ヤマハ)、角屋龍太投手(ジェイプロジェクト)の大卒2、3年目投手。4人共に上位とはいえず下位での指名があるかどうかです。その中で青山投手のプロへの思いは強く、公式戦での登板が1回というのが引っ掛かりますが、青山投手の指名はあると思います。

次に捕手では堀内謙伍捕手(静岡)、谷川原健太捕手(豊橋中央)。堀内捕手は甲子園にも出場しU18のワールドカップにも選ばれて名前は知られています。トヨタ自動車も誘っていましたがプロに指名されるでしょう。谷川原捕手は通算ホームラン41本も魅力です。

野手では社会人が最も可能性があり、河合完治内野手(トヨタ自動車)、大城戸匠理内野手(ホンダ鈴鹿)、西川龍馬選手(王子)、中村優作外野手(三菱自動車岡崎)などいて、数名は調査票が届いているようです。どの選手が選ばれるか分かりませんが上位は選ばれるには決定力に掛けます。3〜5位ぐらいで1、2名選ばれる可能性はあると思います。

ところで、ドラフト会議当日はテレビでもドラフト関連の番組が増えてきました。その中で「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう 夢を追う親子の壮絶人生ドキュメント」という番組があります。

その中で四日市工から王子に入社、高卒3年目ながら王子の3番を務めドラフト間違いなしと言われていた真弓竜一選手が出演します。

真弓選手は、2013年の都市対抗前に急性リンパ節白血病と診断。その後に再発もあり末梢血移植、副作用で肺炎、ステロイド大量投与による副作用の大腿骨頭壊死症治と病との戦いでした。白血病はほぼ治ったものの後遺症で足の関節が弱くなり、いずれ人工関節に替えなければならなくなり、そうなればもう野球はできません。医師と相談しリハビリをして来年1年間だけ野球をしていいことになったようです。

プロ入りの可能性はなくなったと思いますが、その感動的秘話が語られるのでしょうか。同じ病と闘っている方の少しでも活力になればと本当なら復帰したときにこのような映像やコメントをした方がいいのかも知れませんが、今伝えることに意味があると思いテレビ局からのオファーを受けました。とのフェイスブックでの本人のコメントで拡散希望ということもあり書かせて頂きました。

土曜日にトヨタ自動車と王子の試合を見ましたが、真弓選手もどこからか見ていたのでしょうか。真弓選手の早期の復帰を期待します。


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■チェンジアップ 2015.10.16

私が現役時代に投げていた変化球と言えばカーブ、シュート、スライダーあたりでした。今思うと私も絶対投げておけば良かった変化球はチャンジアップです。

チャンジアップは高校生にはお勧めの変化球です。130キロぐらい出る投手であれば110キロぐらいのチャンジアップを投げれば20キロのスピード差がありそのスピード差で打者のタイミングを外すことが出来ます。

今の中学3年生にも勧めていますが、握り方はボールを包み込むようにして、悪い表現をすればクソ掴みで持てばいいです。少しアレンジしながら自分の投げやすい持ち方で練習をすれば、他の変化球よりも早くマスター出来ます。

同じスピード系の変化球に比べ遅いチャンジアップは投球の幅も広がります。前にも述べましたがコースは真ん中で良くそこから少し落ちて最終的には真ん中低目に行けばOKです。

チャンジアップは見た目には何でもない遅いだけのボールですが打者にとっては厄介なボールです。是非試してみて下さい。


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■愛知大学野球リーグ 2015.10.15

愛知大学野球リーグは6校が残り1節を残し大詰め。

この段階で中京大が勝ち点4でトップ。勝率からもマジック1と優勝でしょう。続く勝ち点3は愛知大、勝ち点2が中部大と名城大ですが愛知大の2位がほぼ確定。

一方、春季リーグ優勝の愛院大がまさかの最下位が決定し、入れ替え戦に回ることになりました。

輝かしい記録を作った愛院大の入れ替え戦も記憶がありませんが、中京大を含め他の5校も力をつけてきたということでしょう。愛院大も県内の有望選手をもっと補強してもいいのではないでしょうか。

また、中京大と愛知大の1位と2位が確定すれば、10月31日から始まる東海・北陸・愛知大学野球王座決定戦に進みます。

東海・北陸・愛知大学野球王座決定戦の会場は今までのパロマ瑞穂球場ではなく、今年は長良川球場となります。

既に東海と北陸の連盟のリーグ戦の優勝校と2位校は以下のように決まっています。

<東海地区大学野球連盟>
・静岡学生野球リーグ 
優勝:日大国際関係学部(2季ぶり17回目) 2位:東海大海洋学部
・岐阜学生野球リーグ 
優勝:岐阜経済大(7季ぶり2回目) 2位:中京学院大
・三重学生野球リーグ 
優勝:四日市大(4季ぶり3回目) 2位:皇學館大

※上記6校が東海地区大学野球秋季選手権大会出場し2校に絞られます。

<北陸大学野球連盟> 
優勝:金沢学院大(8季ぶり11回目) 2位:福井工大

昨年の東海・北陸・愛知大学野球王座決定戦では中部学院大が優勝。11月13日(金)から始まる明治神宮野球大会への出場は1校。どこが優勝するか注目です。


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■高校野球秋季大会 2015.10.14

今週末から高校野球秋季大会の東海地区予選が長良川球場他で17日の土曜日から始まります。

愛知代表の2位享栄は県岐阜商と3位の栄徳は三重と17日に対戦、1位の東邦は翌18日に中京と藤枝明誠の勝者と対戦します。

甲子園に出場するには決勝に進む必要がありますが東邦は2勝で達成します。準決勝は24日なので東邦は藤嶋投手が2試合先発が可能なので有利とも思えます。

しかし、どこが勝ち上がるか分からず2009年に甲子園で優勝した中京大中京は前年の秋季大会では3位から勝ち上がり優勝したケースもあります。

その時も同じ長良川球場で、私も1回戦を見ていましたが当時の中京大中京以外は実力は同レベルでした。

今年は静岡が予選敗退したこともあり、どこにも甲子園出場の切符を手にするチャンスがあるのではないでしょうか。


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■日本選手権組み合わせ 2015.10.13

先日、社会人野球日本選手権の組み合わせが決まりました。

1回戦の組み合わせを見ると、都市対抗優勝の日本生命は鷺宮製作所、準優勝の大阪ガスは三菱重工長崎と対戦が決まりました。

2連覇を目指すトヨタ自動車は都市対抗4強の三菱重工広島と対戦。三菱重工広島は15奪三振の大会記録を持つ鮫島投手がいて投手戦必至の模様となるでしょう。1回戦屈指の好カードとなりました。

また、開幕試合では初出場のカナフレックスが昨年の都市対抗優勝の西濃運輸に臨みます。

それから、各ブロックの注目チームは以下となります。

Aブロック
パナソニック対ホンダの好ゲーム。パナソニックの2年目プロ注目のMAX151キロ近藤大亮投手と同じく2年目のこちらもプロ注目のMAX149キロの石橋良太投手の投げ合いに注目。
他には西濃運輸と前回準優勝のセガサミーがいます。

Bブロック
都市対抗準優勝の大阪ガスが中心。追うNTT東日本、日本通運といったところでしょうか。永和商事ウイングはこのゾーンでTDKと対戦します。

Cブロック
新日鉄住金かずさマジック対JR九州の1戦は個人的には注目です。
他にも富士重工業(2年目、小野和博投手)、日本新薬(榎田投手)、JFE東日本(幸松投手)、三菱重工神戸・高砂(守安投手)など面白いチームが入りました。

Dブロック
昨年優勝のトヨタ自動車、今年の都市対抗優勝の日本生命。他にはJR東日本、NTT西日本、三菱重工広島、鷺宮製作所が入る最強ブロック。死のブロックからどこが勝ち上がるか超注目です。

トヨタ自動車は1回戦が10月31日ですが2回戦以降は決勝まで11月6日から4連戦と日程的にも厳しい組み合わせとなりました。私も全試合観戦予定ですが、是非勝ちあがって史上初の2度目の2連覇を目指してほしいと願っています。


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■新人戦 2015.10.12

土曜日の午前中ですが岡崎の中学の試合を岡崎市民球場で観戦しました。

試合は2年生以下の新人戦の決勝。両校共にうちの中等部の選手も多く所属しています。

私が教えている投手も先発しコントロール良く安定したピッチングでした。

試合はその投手が、あれよという間にヒットも打たれず、四球もなく7回ながら完全試合を達成しました。

中学の試合でノーヒットノーランを見ることはあっても完全試合は初めて見る珍しいケースでした。後半はノースリーになることもありましたが粘って打ち取るなど成長も感じました。

その投手のスピードは120キロあたり、体も大きく性格も真面目で私のアドバイスも良く聞いて実戦します。

また、2年生には他にもイキのいい投手もいて昨日のナイター練習ではいい球を投げていました。2年生投手は残り1年余り、目標として10キロアップさせたいと思います。


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■プロ志望届 2015.10.9

今年のドラフト占うプロ志望届の締め切りが昨日終了しました。

今年は高校生78名、大学生80名の158名でした。

私も2012年からカウントしていますが、2012年180名、2013年127名、2014年164名で今年の158名は例年並みといったところでしょうか。

今年は大学生が豊富で高校生を上回る数字となったところが特徴です。

また、投手は高校生41名、大学生40名の81名で全体の約半分となります。

運命のドラフト会議は22日の17時から行われます。

また、例年志望届を提出しなかった選手の進路が分かる時期でもあります。選手の進路も気になるところです。


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■高校野球秋季大会 2015.10.8

高校野球秋季大会は各県大会がほぼ終了し地区大会が今月中旬から始まります。

東海地区は17日から岐阜の長良川球場と大垣市北公園野球場で行われますが、愛知県代表の組み合わせも決まりました。

まず、優勝の東邦は中京(岐阜2位)と藤枝明誠(静岡3位)の勝者と18日に対戦。準優勝の享栄は県岐阜商(岐阜3位)、3位の栄徳は三重(三重2位)とそれぞれ17日に戦います。

他に1位校は岐阜が大垣日大、三重が海星、静岡が掛川西となっています。

東邦は藤嶋投手もいてセンバツの甲子園に豊川、豊橋工に続き3年連続で愛知県が切符を得る可能性も大きいのではないでしょうか。期待しています。


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■体の突っ込みをなくす練習法 2015.10.7

昨日、体の突っ込みをなくすことを書きましたが、それではどのように練習すればいいか練習方法を考えます。

良くあるステップした状態で足を開いて両手を広げ、体重を軸足に乗せ投げるやり方があります。

これは、形を覚えるにはいいと思い私も昔はよくやっていましたが、なかなか実際のピッチングには役立ちませんでした。

私が今アドバイスしているのは、足を上げてヒップファーストで移動する時に普段よりもゆっくりと移動してステップして投げることです。

ややスローモーションのように移動して頭の位置を意識しながら投げるといいでしょう。その時に連写で写真を撮り、普段と比較させると本人にも違いが理解できます。

また、キャッチボールでの立ち投げで投げるまでは上体を傾けず、腕を振った後に上体を倒してみたりも行います。

このようになるべく動きのある中から体の突っ込みをなくすやり方を覚えると効果的です。

鏡やガラスを使って横を向いてシャドーピッチングをするのもいいでしょう。これも、なるべく頭を突っ込まず高い位置をキープして行うといいでしょう。

体の突っ込みをなくすことは投手にとっても大事なことです。登板が多くなったり投球数が増えると体は突っ込みやすくなりがちです。少しリセットしてピッチングフォームを見つめてみましょう。


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■体の突っ込みをなくす 2015.10.6

土曜日から日曜日にかけて少年野球と中等部の練習で投手15名と多くアドバイスしました。

アドバイスはその投手に合わせて行うものと、あるテーマで練習する方法と2つ行っています。

先週末のテーマ練習では体の突っ込みをなくすことを中心に行いました。

中学生以下ではステップする際に力むと頭が突っ込む傾向にあります。頭が突っ込むと上体も前に行き頭と腕が離れてしまい腕が遅れすぎて高めに行く傾向にあります。

ステップするまではヒップファーストで移動しステップする時点では足を開いた状態で体の中心付近に頭と上体の位置があれば突っ込みは防げて、その後に上体の力を使って投げることが出来ます。

しかし、ステップした時点で頭が前に行ってしまうと上体が前のめりになり腕だけが残って上体も使えずコントロールが悪くなるばかりかスピードもアップしません。

グローブを持つ手とボールを持つ手の入れ替えが、なるべく体の中心で行えば理想的な形となります。

中京大中京でエースながら苦戦している長谷部投手も中学時代はかなり頭が突っ込むタイプでした。この冬、必死に練習をすると昨日の中日スポーツに掲載されていました。少しフォームも見直すと良くなるのではないでしょうか。


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■伊勢・松阪大会 2015.10.5

土曜日に伊勢に行き社会人野球の伊勢・松阪大会のトヨタ自動車対JR東日本の試合を観戦しました。

日本選手権の優勝を狙う両チーム。トヨタ自動車は藤田投手→小出投手→上杉投手、JR東日本は新人の進藤投手→片山投手が登板しました。

トヨタ自動車は2回に藤田投手が3ランを打たれ3回にランナーが2人出たところで小出投手にスイッチ。2アウトになったところで右中間に2点タイムリーを打たれました。お互い2ストライクと追い込んでから打たれるケースがありました。

最後は上杉投手が2イニング投げスピードが出やすい伊勢球場とはいえ、MAX153キロで三振を奪い私が知っている範囲ではMAXは151キロだったので2キロアップで日本選手権に向けいい投球でした。

JR東日本の新人の進藤投手は関谷投手同様に真上から投げ下ろします。落ちる球を多く投げますが途中からは見切られるケースも多く、5点をもらったものの四球やヒットで思うようなピッチングではなく6回を多木選手のタイムリーと押し出しの四球で2失点。堀井監督もかなり辛抱して投げさせた内容でしたが、素材は良く日本選手権では後半に出てくるのではないでしょうか。

また、侍ジャパンにも選ばれた片山投手はベテランらしく安定したピッチング。水野選手にホームランを打たれましたが左打者は完璧に抑えていました。日本選手権に向け万全でしょう。

その他、JR東日本の田嶋投手とトヨタ自動車の佐竹投手の侍ジャパン組の登板はありませんでした。特に佐竹投手はこの大会に登板はせず日本選手権に向け独自の調整でしょう。

ところで、伊勢球場は現役時代にこの大会で完封した思い出のある球場で正式には伊勢市倉田山公園野球場です。

この球場は沢村栄治投手と西村幸生投手の胸像もあり、2012年からは改装工事も行われ今はバックネット裏は屋根付きでグラウンドは人工芝となり立派になりました。


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■愛知県野球連盟会長杯 2015.10.2

10月17日〜20日で行われる社会人野球の愛知県野球連盟会長杯の組み合わせが決まりました。

日本選手権に出場するトヨタ自動車以外は来年に向けて若手を多く起用すると思いますがそれも楽しみです。

また、プロ指名の可能性のある選手は最終チェックの場ともなります。

チームとしては14チームで昨年発足した矢場とんブースターズも出場します。矢場とんブースターズには郭源治さんの長男の佳久耀投手もいたりします。

その矢場とんブースターズは東邦ガスと対戦。トヨタ自動車は王子と対戦しますが共に17日に三菱大府グラウンドで行われます。

機会があれば観戦したいと思います。


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■東海大相模が優勝 2015.10.1

紀の国わかやま国体は決勝が行われ東海大相模が終盤に逆転し中京大中京に7対5で勝利し優勝しました。

吉田投手はこの日も140球を投げ完投、上野投手も完投し高校野球を終えました。

また、中京大中京は土曜日の10時から秋季大会の3位決定戦の大事な試合を控えています。2年生は気持ちを切り替えて試合に臨むでしょう。

ところで明日からは社会人野球の伊勢・松阪大会が行われます。

トヨタ自動車は2日が東海理化、3日がJR東日本、5日がフェデックスと対戦します。

3日のJR東日本戦は楽しみな対戦なので朝8時30分からの試合ですが是非見に行きたいと思います。


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■紀の国わかやま国体 2015.9.30

日曜日から行われている紀の国わかやま国体は昨日準決勝が行われ東海大相模と中京大中京が勝利し決勝に進みました。

東海大相模は小笠原投手が肘の故障で登板がなく、この日はもう一人のドラフト候補の吉田凌投手が3本塁打を含む13安打を浴び7失点ながらも160球の完投。

吉田投手は甲子園で腰を痛め寝返りして起きるのも大変だったようでMAX151キロには及ばず144キロでした。

しかし、腰もようやく回復し準々決勝は敦賀気比を3安打完封、昨日は連投で打たれはしたものの決勝へ駒を進めました。

小笠原投手は1位候補ですが吉田投手も2位あたりの声もあり、国体が終了すればプロ志望届を提出すると思われます。同校での上位指名はあるか注目です。

一方、中京大中京は2年生の長谷部投手が先発し4失点完投で勝利。秋季大会では不調で早々と降板することが多かったものの、この日は最後まで投げ切りました。

しかし、昨日も初回に3ランホームランを打たれるなど立ち上がりが課題になっています。土曜日には県大会の3位決定戦も控えていて新エースの復活が中京大中京の甲子園の道に繋がります。

今日は決勝。中京大中京は上野投手が登板するでしょう。調べてみると国体では中京大中京が優勝すれば中京時代の1983年以来5度目。東海大相模は初優勝となりそうです。


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■ドラフト1位候補!東海地区に注目 2015.9.29

10月22日に行われるドラフト会議。プロ志望届も日々更新され1ヶ月を切ってそろそろドラフトの話題も出てきました。

昨日までにプロ志望届を提出した投手は高校と大学共に25名の50名。10月8日が締切りでおそらく投手としては2倍近くの約100名近くになるのではないでしょうか。

また、社会人も含めて今年のドラフト1位候補として小関順二さんが予想した投手は以下となります。

小笠原 慎之介(東海大相模)152キロ
高橋 純平(県岐阜商)152キロ
小澤 怜史(日大三島)152キロ
多和田 真三郎(富士大)151キロ
熊原 健人(仙台大)152キロ
上原 健太(明治大)151キロ
今永 昇太(駒沢大)148キロ
西村 天裕(帝京大)152キロ
岡田 明丈(大阪商業大)153キロ
石橋 良太(ホンダ)149キロ
近藤 均(王子)146キロ
角屋 龍太(ジェイプロジェクト)148キロ

注目は東海地区の投手が4名入っている点。この中で、何名がドラフト1位で指名されるか注目です。

また、社会人としては横山弘樹(NTT東日本)、猿川拓朗(日立製作所)、関谷亮太(JR東日本)の期待の投手は都市対抗の予選、本大会で不調だったので評価が下がりましたが、どうなるでしょうか。

それから、野手では木下 拓哉(トヨタ自動車、捕手)、平沢 大河(仙台育英、遊撃手)、オコエ瑠偉(関東一、外野手)、高山 俊(明治大、外野手)が1位候補です。

トヨタ自動車としては捕手の木下選手が抜けるのは痛手ですが、体もしっかりしているし強肩、強打で予想としては巨人、中日、阪神、ヤクルト、広島、ソフトバンクあたりですが、どこに指名されるかも注目しています。


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■投手の負荷 2015.9.28

紀の国わかやま国体が始まりました。私が注目したのは、敦賀気比対東海大相模の春と夏の甲子園優勝校対決。

平沼投手と小笠原投手の2人の甲子園優勝投手ですが、平沼投手はショートで出場したものの小笠原投手は肘の違和感で登板がありませんでした。

ここで改めて投手の負荷を考えてみます。

夏の甲子園の最中に高校野球ドットコムで紹介された投手の負荷のデーターを思い出します。

平沼投手はセンバツ5試合をオール完投で優勝。しかし、夏のピッチングはセンバツの影響か打たれる場面が多くありました。小笠原投手は甲子園で優勝し休む間もなくワールドカップもありワールドカップ途中に左肘滑膜炎が発症したようです。

投手の負荷のデーターでは今年の5月の1ヶ月間でプロ野球の投手で最も多く投球したのは楽天の則本投手の633球。平沼投手はそれにほぼ近い603球を1/3の10日間で投げました。

以前、問題にされた安楽投手は9日間で772球。その前には斎藤佑樹投手が16日間で948球というデーターでした。

このデーターでは甲子園で500球以上投げた投手で、ダルビッシュ投手、田中将大投手の肘の故障も例に出しています。

小笠原投手は、これほどの投球数ではありませんでしたが夏の予選、甲子園、ワールドカップと試合が続いていく中での故障でしょう。

ここで考えたいのは、昨秋に神宮で優勝して肘の故障のあった仙台育英の佐藤世那投手が甲子園でもワールドカップでも輝きました。佐藤投手は6月の1ヶ月間は登板せず夏の予選に備えたことを思い出します。

佐藤投手の例でも分かるように投球数をどれだけ抑えられるかがパフォーマンスを導き出すポイントになるのでしょうか。


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■早川治療院 2015.9.25

少し前に私が投手の指導をしていることを知っている若いプロのスカウトの方から早川治療院を勧められました。

早川治療院は愛知県の長久手にある鍼灸マッサージ治療院です。

この早川治療院の院長は早川和浩氏。早川氏は鍼灸マッサージ師、アスレチックトレーナーの日米の両方の資格を持ち日本人で初めてメジャーリーグ(デトロイトタイガース)と直接契約のトレーナーとして木田優夫投手、野茂英雄投手のケアを担当。帰国後は社会人バスケットボールチームのヘッドトレーナー、北京オリンピックのウェイトリフティング日本代表専属トレーナーなどを経験。現在は愛知県長久手市に「早川治療院」を開業し治療を行っています。

紹介されたスカウトの方も数年前の現役時代に通ってスピードがアップ。今年プロ志望届を提出した投手にも紹介しこの投手も故障も克服しスピードもアップ。実際私もこの投手を見ましたが常に140キロを超えていました。

投手の疲労した肩などをリセットする独特な治療で投手には最適な治療院のようです。スカウトの方も10キロのスピードアップの可能性がると、おススメ度が半端ではなかったことから間違いはないと思います。

ただ料金も安くはありませんが高校生以上でもっとスピードアップしたい怪我を治したい投手は一度通ってみるといいのではないでしょうか。

■早川治療院


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■高校野球秋季大会 2015.9.24

高校野球秋季大会の東海地区は各県で大詰め。

まず、岐阜県は予選が終了。大垣日大が中京に4対3で勝利し優勝、県岐阜商が3位でこの3校の東海大会出場が決まりました。

続いて愛知県は準決勝まで終了し決勝へは東邦と享栄が進出し東海大会決定。残る1校は栄徳と中京大中京が争います。中京大中京が国体に出場する関係で決勝戦と3位決定戦は10月3日に熱田球場で行われます。

また、三重県も準決勝まで終了、海星と三重が決勝に進出し東海大会が決定。いなべ総合と津商が3位決定戦を行います。

最後に静岡は準々決勝が終了し日大三島、浜松修学舎、掛川西、藤枝明誠がベスト4に入り、この中から3校に絞られます。

それから、他地区では東北地区の進行が早く優勝校としては岩手が盛岡大附、山形が酒田南、宮城が仙台育英、福島が聖光学院、新潟が日本文理となっています。

さて、東海大会は岐阜の長良川球場他で10月17、18、24、25日で行われます。21世紀枠候補もそろそろ予想される時期となりましたが、掛川西も2009年のセンバツに出場していて東海大会に出てくる高校としては見当たらないのではないでしょうか。


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■U15全国KWB野球秋季大会で準優勝! 2015.9.23

岡崎市と幸田町の中学の3年生の選手で構成されたKWBボールチームが愛知県大会で優勝、日曜日からは千葉で全国大会が行われ準優勝に輝きました。

全国大会の結果は以下となります。

1回戦:横浜K−CLUB(神奈川)6対2、2回戦:門田ベアーズ(福島)10対1、準々決勝:山梨クラブ(山梨)2対1、準決勝:東広島・呉選抜(広島)6対1、決勝:埼玉スーパースターズ(埼玉)0対2。

うちの選手としては4名が選出され、中濱君(甲山中)が2回戦、準々決勝、決勝で先発し1失点。榊原君(美川中)がショートで出場し投手としても準決勝で抑えで登板し無失点。堀田君(城北中)が2回戦で抑えで登板し無失点。深見君(矢作中)がライトで出場し活躍しました。

ライトで出場した深見君も投手ですが4名共に高校でも投手として活躍するには更なるレベルアップが必要です。練習では、この秋に一つ違った変化球を覚えるように課題を出しています。

全国準優勝で野球に対するモチベーションは上がっていると思います。また、上には上がいると感じたことでしょう。準優勝に驕らず謙虚に野球に向き合い、この貴重な経験を今後生かしてもらいたいものです。

■第10回U15全国KWB野球秋季大会


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■第27回BFAアジア選手権大会 2015.9.22

日曜日に終わった第27回BFAアジア選手権大会ですが、日本代表は全勝で土曜日に韓国戦を迎えました。

先発は今大会初登板の佐竹投手。佐竹投手は7回を4安打無失点とナイスピッチング。1対0で片山純一投手(JR東日本)−近藤均投手(王子)と必勝リレーでしたが、近藤投手が9回2アウトからサヨナラ2ランを浴びサヨナラ負けでした。

日本代表は続く日曜日も台湾に1対3で敗れ結局3位で大会は終了し6連覇は果たせませんでした。韓国、台湾に対し長打がホームランの1本に抑えられ打線に繋がりがなかったでしょうか。

ところで、日本代表のメンバーの約数は10月末から始まる日本選手権にも出場します。

日本選手権の日程はB案の10月30日からになりそうですが、最大2回戦から決勝までの4連戦の可能性もあります。投手の充実がカギとなりそうです。

また、その前には10月2日から伊勢・松阪大会が行われます。この大会は12チームで行われフェデックス、JR東日本、新日鐵住金かずさマジック、トヨタ自動車、永和商事ウイング、パナソニックと半分のチームが日本選手権に出場します。

既に組み合わせは決まっていますが、3日にはトヨタ自動車対JR東日本の試合もあり双方、若手中心だと思いますが楽しみにしています。


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■大学野球 2015.9.21

この土日は忙しい週末でした。

土曜日の午前中は名古屋市南区で少年野球の6年生の試合観戦、午後は瑞穂で大学野球観戦、日曜日の午前中は少年野球の4年生の試合観戦、午後は蟹江町で5年生の試合観戦、夜は中等部の練習でした。

特に6年生の試合では期待している投手が後半に打たれ1回戦敗退。日曜日に控えているイチロー杯のブロック決勝に向けて、インコースにシュート回転で抜けるボールが多く、試合後に何点か修正点をアドバイスしました。

日曜日は私が行くと意識しすぎると思い、私は同じ時間で行われた5年生の試合を観戦。6年生は延長サドンデスで見事勝利しうちの少年野球としては初のイチロー杯ブロック優勝で決勝トーナメントに進出しました。6年生の投手も土曜日のピッチングとは見違える素晴らしい投球だったようです。

ところで、土曜日に少年野球の試合後に久々に愛知大学野球リーグ戦を観戦しました。

パロマ瑞穂球場に到着したのは1試合目の中京大対愛院大の後半でした。

中京大はエースの山下大介投手(帝京大可児)。山下投手は昨秋も見て今年の5月にも話をしたことのある投手です。春のリーグ戦では防御率トップの1.53と安定しています。この投手は低目への変化球が得意で内野ゴロを打たせるのが上手い投手です。身長は大きくありませんがマウンドでは大きく見えます。

愛院大もエースの大蔵彰人投手(大垣西)。大藏投手も昨春はMVPで今春のリーグ戦でも防御率2位の1.65と安定しています。186センチの長身からバランス良く投げます。そういえば、大蔵投手の大垣西は今年の春に行ったことのある高校だと思いだしました。

2人共にオーソドックスな投げ方で無理のない理想的なフォームです。

2試合目は日福大と名城大との試合でした。

日福大はエースの西川昇吾投手(大成)。西川投手はプロ注目の投手です。ガッチリとした体形でトルネードを入れて思い切って投げます。スライダーも良く中日のスカウトも最終チェックでしょうか来ていました。

名城大の先発は東龍也投手(東邦)。この投手は高校時代何度も見た投手です。高校時代は三倉投手、石田健人マルク投手、高松大輝投手と同期です。右本格派で高校よりも大学の方が頭角を現すと思っていましたが、やはり大学では主軸として頑張っています。

名城大は何人かのリレーでしたが、大久保和哉投手(愛知黎明)がリリーフで登板しました。高校時代は夏に準優勝、愛工大名電の東投手に負けましたが決勝までの力投は立派でした。投げっぷりが良く思い切って自分のいい球を投げ切る投手です。

大学野球も年に2、3日しか見なくなりましたが、高校時代から知っている選手も多く、その後の活躍も楽しみです。


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■第27回BFAアジア選手権大会 2015.9.17

社会人野球の選抜メンバーで選ばれた第27回BFAアジア選手権大会が始まりました。

昨日、日本代表は中国と対戦、結果12対0で7回コールド勝ち。

投手は、先発の山岡泰輔投手(東京ガス)は5回2安打無失点で、片山純一投手(JR東日本)、近藤均投手(王子)と繋ぎました。

ドラフト上位指名が確実なトヨタ自動車の木下捕手も日本選手権予選直後でしたが、スタメンで出場し4打数3安打4打点と活躍しています。

日本代表は今日からもパキスタン、インドネシア、韓国、台湾と毎日試合が続きます。佐竹投手も韓国か台湾で先発でしょうか。

この大会は6連覇が掛かっています。頑張ってほしいですね。


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■日本選手権 2015.9.16

社会人野球の日本選手権東海地区予選敗者復活戦で西濃運輸がベテラン阪本選手の逆転タイムリーでヤマハを破り最後の切符を手にしました。

これで、北海道の1つを除く31チームの代表が決まりました。

代表チームをみるとパナソニックの21大会連続36回目の出場が連続出場と回数も最多となります。続く連続出場はトヨタ自動車の12大会連続で、回数は日本生命の32回です。

今年の傾向をみると都市対抗では日本生命が優勝し大阪ガスが準優勝と関西地区の強さが目立ちます。関東地区が盛り返せるかトヨタ自動車も連覇なるか注目です。

ところで、この日本選手権ですが近年11日間の日程でしたが、今年は10月26日〜11月9日と15日間となっています。

また、1回戦と2回戦の間の10月30日〜11月2日の間の4日間が空いています。

これは、プロ野球の日本シリーズでオリックスが出場した場合のケースを考慮してでの日程でしょう。日本野球連盟のHPでもA案となっています。

現在、オリックスは3位に9ゲーム差の5位ということでクライマックスの出場がなくなっているので日程も見直されるのでしょうか気になります。

昨年、トヨタ自動車の決勝までの試合を全て観戦しましたが、今年も休みはしっかり残っているので全試合応援に行きたいと思います。


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■尾関雄一朗さん 2015.9.15

昨日、名前を出しました野球太郎で有名な野球ライターの尾関雄一朗さんを少し紹介します。

私が尾関雄一朗さんの名前を知ったのは野球小僧で執筆していたあたりからです。

振り返ってみるとトヨタ自動車に今年入社した七原優介投手が知立東高校時代の6年前に潜在能力に惚れ、高校3年時には野球小僧の巻頭カラーで大きく紹介したあたりからでした。

ただ、尾関さんの東海地区の野球ライターとしてアマチャアの選手を取材し執筆活動をしているので、名前は知っていて似顔絵は見たことはありますが、実際の球場では名前と顔が一致せず話したこともありませんでした。

今回、阿久比球場で初めて名刺交換をして尾関雄一朗さんということが分かりました。

尾関雄一朗さんは岐阜県出身で名古屋大学卒、論文は「グローバル化時代における野球社会学:野球発展の諸類型と国家の問題」という難しいようなものです。

本人は野球経験はないものの部類の野球好きでしょう。32歳という若い低姿勢の好感の持てる方で主な執筆は以下です。

野球太郎
ホームラン
Timely
サムライベースボール

また、中日新聞プラスで記事も書いています。
野球ライター尾関雄一朗の高校野球地方大会へ行こう!

これからも参考にさせてもらいたいと思います。


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■高校野球秋季大会 2015.9.14

昨日、高校野球秋季愛知大会の大府対岡崎西の試合を観戦しました。

大府先発はエースの浅野亨太投手。浅野投手を見るのは2度目。今夏からエースの浅野投手は長身で体もガッチリしていています。スリークォーターから130キロ中盤ぐらいのストレートとカーブを投げます。ほぼ危なげないピッチングで7回を無失点。

岡崎西の先発は背番号10番の和田侑也投手(岡崎ボーイズ)。和田投手も見るのは2度目。コントロール良くまとまっています。ミスもあり6回途中2失点でまずまずのピッチングでした。

また、うちの中等部OBの森一馬投手は6回途中から登板。秋からエースとなり前日先発した影響と肘痛のようで四球やタイムリーヒットを打たれ失点しました。これから少し肘に負担が掛からないフォームに取り組んで本来のキレのいい球を投げてもらいたいと思います。

それから昨日の試合は阿久比球場で行われましたがプロのスカウトが4名と野球太郎で有名なスポーツライターの尾関雄一朗さんもいて驚きでした。

私も一緒に観ていましたが、岡崎西の選手のことを聞かれました。特にうちの中等部OBでセンターで4番を打っている釡口君が西三河予選の豊田西戦で147キロをマークしたとか。

釡口君は中学時代は捕手で投手の経験はありませんが、一度投手の練習を見かけたことはありました。それがスピードが5キロ増しになったと言われる豊田球場であっても147キロを出しプロのスカウトも注目していたとは知りませんでした。

それと捕手の佐藤君はうちの少年野球チーム出身ですが2塁送球が全て2秒を切っていてスカウトも褒めていました。この年の岡崎西は注目です。


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■トヨタ自動車が12大会連続出場 2015.9.13

社会人野球の日本選手権東海地区予選の代表決定戦でトヨタ自動車がホンダ鈴鹿と対戦しました。

トヨタ自動車は先発が藤田投手。藤田投手は5回まで問題なく、すいすいと投げ無失点。6回にインコースに入ったやや甘い球を2番の藤原選手にホームランを打たれましたが6回を1失点でまとめました。

トヨタ自動車はホンダ鈴鹿先発の新人、栃谷弘貴投手(小山台−国学院大)から初回は2アウト1、2塁、2回にはノーアウト1、2塁などチャンスがありましたが得点出来ず、嫌なムードが流れた4回にノーアウト1、3塁のチャンス。源田選手が三振に倒れましたが、小島選手がセンター前タイムリーを放ち先制。尚もこの回押し出しで2点目。

トヨタ自動車は7回から上杉投手にスイッチ。上杉投手は7回に146キロ止まりでしたが3者凡退。しかし、8回に先頭打者にヒットを打たれ送られて、1アウト1、2塁から投手強襲のヒットで1、3塁のピンチを招きました。

ここでトヨタ自動車は佐竹投手に交代。佐竹投手は気合の入ったピッチングで後続を三振、ファーストファールフライに抑えピンチを脱しました。

佐竹投手は9回も三者凡退で最後の打者から三振を奪い試合終了。2対1でトヨタ自動車がホンダ鈴鹿を下し12大会連続出場で本大会出場を決めました。

この試合、序盤は完全にトヨタ自動車のペース。しかしトヨタ自動車は4回の2点止まりで後半はホンダ鈴鹿の追い上げムード。特に8回は1アウト1、3塁でスクイズと思いきや意表を突く盗塁を決められ1アウト2、3塁。一気にムードはホンダ鈴鹿に。しかし、ここで佐竹投手は落ちる球で三振を奪い続く打者へはインコースの厳しい球で、どん詰まりのファーストファールフライに抑え、まさしく佐竹劇場と化しました。

最優秀選手は佐竹投手に決まりました。その佐竹投手は休む間もなく16日から始まる第27回BFAアジア選手権大会に旅立ちます。是非、頑張ってもらいたいと思います。


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■日本選手権予選 2015.9.11

雨で3日順延となった社会人野球の日本選手権東海地区予選。

トヨタ自動車対三菱重工名古屋の試合を観戦しました。

トヨタ自動車は佐竹投手、三菱重工名古屋は菊池投手と予想通りの先発で始まりました。

佐竹投手は2回に詰まった当たりがヒットになるアンラッキーな面もありピンチを招いた後、高校時代に河合選手と同僚で甲子園優勝メンバーでもある1番の伊藤隆比古選手にライト前ヒットを打たれライトからの送球も逸れ先制されました。

しかし、その後は安定したピッチングでヒットは打たれましたが7回途中を1失点で抑えました。

一方、打線は菊池投手を積極的に打ちにいき、2回にノーアウト1、3塁から河合選手の内野ゴロで同点。3回には水野選手の犠牲フライ(写真)などで2点を奪い逆転。

トヨタ自動車は4対1でリードした7回途中の2アウト1、3塁の場面で2年目の小出投手にスイッチ。小出投手は内野ゴロに抑え8回、9回もいいピッチングで無失点。

トヨタ自動車は8回にも秦選手が、この日2本目の長打となるセンターオーバーの2点タイムリースリーベースヒットで7点を奪い7対1で勝利しました。

この試合、序盤から両投手の初球の甘い球を狙いにいく作戦でした。その中で佐竹投手はインコースに厳しい球を投げ抑えましたが、菊池投手は厳しい球がやや少なかったように思えました。スライダーも少なくインコースのストレートを福田選手に引っ張られて3安打されました。

また、個人的にも三菱重工名古屋では中京大中京の優勝メンバーで1つ下の小木曽亮選手を見たい試合でした。


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■KWBボール 2015.9.10

先週の土曜日に岡崎市と幸田町の中学の3年生の選手で構成されたKWBボールチームが愛知県大会で優勝しました。

うちの中等部からも4名が選出。投手が3名、ショート兼投手が1名選ばれました。

投手3名中1名は外野手でしたが4名共に試合に出場しました。

岡崎市と幸田町の選抜メンバーが優勝したのは2010年なので5年前となりますが、その時も3名選ばれてエースもうちの投手でした。

ところで、このKWBボールですが、昨年まではKボールと呼ばれていましたが、今年から商品名のケンコーワールドボールに合わせKWBボールに名称を変更。KWBボールは軟式と硬式の間のボールで高校の軟式の選手が使うにはちょうどいい練習にもなります。

今回の全国大会は日本KWBボール連盟の第10回U15全国KWB野球秋季大会で9月20日から千葉県の成田で行われます。

うちの選手にも頑張ってもらいたいと思います。

ただ選抜されたメンバーが天狗にならないように接することも大事です。メンバーに選ばれても高校で思うほどの活躍が出来なかった選手を多く見ています。

私も特別扱いはしませんが、選ばれた選手も親もあくまで謙虚になってもらいたいと思います。あくまで高校が勝負です。

選ばれた選手も選ばれなっかた選手も高校入学までに、もう1ランクアップさせなければいけません。高校で活躍するには今が大事ですね。


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■プロ志望届 2015.9.9

プロ志望届提出者の高校生リストが公表されました。今後、次々と増えてきますが真っ先に投手で提出したのは以下となります。

大関友久 土浦湖北 136キロ
原嵩 専大松戸 148キロ
小孫竜二 遊学館 146キロ
高橋純平 県岐阜商 152キロ
姫野優也 大阪偕星  142キロ
龍頭大夏 大牟田 142キロ
與那原大剛 普天間 148キロ

高橋投手は早々と提出しましたが、提出期間は9月1日〜10月8日の間となります。

ところで、このプロ志望届はワードの書式となっていて、記入するのは氏名と生年月日のみの簡単なものです。

その後、学校から各連盟に提出し各連盟は受理報告書を付けてFAXで連盟に送信します。

大学生のリストもそろそろ公表されるのではないでしょうか。


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■JR東海が予選敗退 2015.9.8

社会人野球の日本選手権東海地区予選は1回戦が既に終了、昨日は2回戦と敗者復活が行われ若手期待の投手も多く登板しました。

2回戦では永和商事ウイングが東海理化に延長10回1対0のサヨナラ勝ち。神谷貴之投手(杜若−日本プロスポーツ専門学校)と山本健太郎投手(星城)の投げ合いでした。ただ、山崎正衛投手(近大高専)の名前がHPから消えているのに驚きでした。夏で引退したのでしょうか。

また、同じく2回戦の西濃運輸対ヤマハも接戦、西濃運輸がヤマハに4対3でサヨナラ勝ちでした。西濃運輸は1回戦はベテラン投手リレーでしたが、昨日は2年目の山下大輝投手(飛龍−常葉大学浜松キャンパス)、4年目の野田昇吾投手(鹿児島実)の若手ドラフト候補のリレーでした。

それから、もう1試合の三菱自動車岡崎対JR東海の敗者復活1回戦は5対2で三菱自動車岡崎が勝利。ドラフト候補の北畑勇季投手(大体大浪商)が2失点完投でJR東海に勝利しました。

都市対抗第1代表のJR東海は連敗で早々と予選敗退。実力伯仲で何が起こるか分からない東海地区予選を象徴しているのでしょうか。


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■進路 2015.9.7

昨日は少年野球の試合を見た後から雨。予定していた高校野球の試合もほとんどが雨で中止でしたが、甲子園で行われたナイターのU−18のワールドカップの試合は雨の中で行われました。

試合は残念ながら負け準優勝でしたが、上野投手のピッチングは見事でした。球の回転率が高くコントロールも抜群でした。あれだけのメンバーがいる中で、西谷監督から指名され信頼感が厚かったように思えます。

その上野投手は教員志望のようです。主将としてチームを引っ張ったことがその道に進んでみようと思ったきっかけになったのでしょうか。大学に行って母校に帰って来るのでしょうか。今後も注目です。

また、先発した佐藤投手はかなりの雨の中のピッチングで難しいコンディションだったと思います。その佐藤投手は選手権大会終了後にプロ志望届提出を表明しています。

今回、選ばれたU−18の投手で他には、高橋純平投手、小笠原慎之介投手、森下暢仁投手がプロのスカウトの評判が良く、まだ進路は表明していませんが注目です。

それから、勝俣翔貴投手はプロ志望届提出し野手でプロを目指すようです。

そのドラフト会議は3年連続で大正製薬が協賛、プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンDとして10月22日に行われます。志望届日も近くなりそろそろ進路も気になります。


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■日本選手権予選 2015.9.4

社会人野球の日本選手権の東海地区予選が今日から始まります。

今年は日本選手権対象大会での優勝はなく14チームで3つの枠を争います。

1回戦で負けると12チームで1つの枠を争う厳しい敗者復活に回るだけに、どのチームも何とか敗者復活に回らずに勝っていきたいところでしょう。

今日の注目はJR東海対西濃運輸、王子対ヤマハです。都市対抗予選第1代表のJR東海と昨年の都市対抗優勝の西濃運輸の戦いは大注目です。また王子とヤマハも都市対抗予選では第2、3代表なので、4強が初日に登場することになります。

また、トヨタ自動車は2回戦から登場し東邦ガスと三菱重工名古屋の勝者と7日に対戦します。日曜日から雨模様なのが気になりますね。

続いて、毎年ですが関東地区は敗者復活がない方式で代表が決まり15チームで枠が4つ。JFE東日本、鷺宮製作所、日本通運、セガサミーが決まり、日本選手権対象大会で優勝した富士重工業、ホンダ、新日鐵住金かずさマジック、NTT東日本、日立製作所、JR東日本と合わせると10チームと多く出場します。

ただ、JX−ENEOSが注目の山岡投手の東京ガスに1失点で完投され負け、勝った東京ガスは後半に幸松投手に抑えられJFE東日本に負け両チーム共に予選敗退。特にJX−ENEOSの2年連続で予選敗退は注目しているチームだけに残念です。

それから、近畿地区は日本選手権対象大会優勝と都市対抗優勝で日本生命、パナソニック、JFE西日本が既に決まっていて、10チーム中2つの枠増で6つもの枠があり、ここまで三菱重工神戸・高砂、日本新薬、新日鐵住金広畑、カナフレックスの4チームが決まっています。

2013年に発足し南海で活躍した河埜敬幸氏が監督を務めるカナフレックスが初出場を決めています。個人的には高校の後輩が監督の新日鐵住金広畑が都市対抗準優勝の大阪ガスに勝って代表を決めたことが嬉しく思いました。

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■アジア野球選手権大会 2015.9.3

社会人野球の選手で構成される第27回BFAアジア選手権大会が9月16日〜20日の間で台湾で行われます。

今回、選出された投手は以下の9名です。

11 山岡 泰輔(東京ガス)
14 田嶋 大樹(JR東日本)
15 近藤 均(王子)
16 近藤 大亮(パナソニック)
17 片山 純一(JR東日本)
18 酒居 知史(大阪ガス)
19 佐竹 功年(トヨタ自動車)
20 鮫島 優樹(三菱重工広島)
21 阿部 正大(TDK)

昨年の第17回アジア競技大会に続いて選出されたのは佐竹投手のみです。

また、野手も含めて東海地区からは、投手で15 近藤 均(王子)、19 佐竹 功年(トヨタ自動車)、捕手で10 木下 拓哉(トヨタ自動車)、内野手で25 西川 龍馬(王子)、外野手で3 中村 毅(Honda鈴鹿)と5名と多く選出されました。

この大会は6連覇をかけた戦いとなりますが、日本選手権の予選終了直後の大会だけに調整は難しいとは思いますが頑張ってもらいたいと思います。

そういえば前回の26回大会は3年前。その時の投手は以下です。

14 新垣勇人 東芝→日本ハム(2013〜 )
15 秋吉亮 パナソニック→ヤクルト(2014〜 )
16 吉永健太朗 早稲田大
17 片山純一 JR東日本
18 大瀬良大地 九州共立大→広島(2014〜 )
19 大城基志 JX−ENEOS
20 濱野雅慎 JR九州
21 吉田一将 JR東日本→オリックス(2014〜 )

前回は大学生も選考され、この中で8名中半分の4名がプロ入り。

今年は大卒2年目の近藤大亮投手と3年目の近藤均投手がドラフトの対象でしょう。また来年は山岡泰輔投手と酒居知史投手が注目。2年後は田嶋大樹投手となりますが、はたして4名がプロ入りするのかも注目です。


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■秋季高校野球組み合わせ 2015.9.2

秋季高校野球愛知大会の組み合わせが決まりました。

注目すべきはDゾーンの下半分で、3回戦までに愛工大名電、中京大中京、豊川、愛産大工、豊田大谷が入り勝ち残ったところが大府あたりと対戦します。これだけ集中するのも過去にないと思います。

他、Aゾーンは東邦、至学館、中部大第一、誉、Bゾーンは栄徳、春日丘、愛知黎明、Cゾーンは愛知啓成、愛産大三河、享栄あたりが注目でしょうか。

秋季大会は今週土曜日から始まります。

また、東海地区では岐阜大会も5日から始まり県岐阜商、大垣日大、中京、美濃加茂が各地区の1位校。三重大会と静岡大会は2週間遅れの19日から始まります。

甲子園に出た投手としては藤嶋健人投手(東邦)、村木文哉投手(静岡)らが残っていますが、愛知大会も3年生は2年生からエースで注目された投手が多く名前も知れていましたが、今大会は新しい注目投手が現れるのでしょうか。


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■真っ直ぐ踏み出す 2015.9.1

昨日、真っ直ぐ踏み出すと下半身から指先に伝えられ伸びのあるストレートを投げられるということを書きました。

では、どうすれば真っ直ぐ踏み出すことができるか、踏み出す足の使い方について、私が指導している内容を説明します。

まず、真っ直ぐ踏み出すとはどういう状態なのかを考えましょう。

歩いていると人は足が真っ直ぐ踏み出します。歩く方向に体全体が向いているため足も真っ直ぐ出ます。少し踵から入りつま先へと体重が乗って歩きます。この足の使い方をイメージすることです。

私は短い距離のキャッチボールで体を正対しが真っ直ぐ踏み出し歩きながらキャッチボールを始めるように言います。つま先を上げ踵から入り体重移動がスムーズにして膝が開かず投げてみることです。このイメージを植え付けさせます。

しかし、いざピッチングをすると右投手であれば体は90度サード方向を向きながら体重移動し足を踏み出さなければいけません。踏み出す足のつま先は回転しながらステップするので、その投手の癖が出やすくなります。回転しながら真っ直ぐ踏み出すことが私は自然に出来ていましたが今の投手は股関節が硬くインステップになる投手も多くいます。この回転しながら真っ直ぐ踏み出すことが重要です。

また、真っ直ぐ踏み出そうとしてつま先が早く開いてしまってはいけません。つま先は最初はセカンド方向を向き上野投手のいうところの内に溜めるような意識を持ちながら太ももの内側に力を入れながら最後につま先を投げる方向に向けます。

ステップした状態では、つま先と膝のラインがキャッチャーミット方向に真っ直ぐなっているかがポイントです。このラインが真っ直ぐ向いていると真っ直ぐ踏み出すことが出来たということになります。

その後、そのラインがブレないように力を入れます。横回転でステップするので膝やつま先が開く投手もいますが、壁を作って開かず上半身を踏み出す足に十分に乗せて投げ込みます。

ステップする時に少しつま先を上げ踵から入ると開きを抑えられ体重移動もスムーズに出来ます。

いくつかのポイントを説明しましたが、真っ直ぐ踏み出すことはストレートの質を高め、コントロールも安定します。真っ直ぐ踏み出すことが出来るように取り組みしましょう。


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■踏み出す足の使い方 2015.8.31

第27回WBSC U−18ベースボールワールドカップは日本が3連勝で初優勝に向け好発進しています。

その第1戦を任された上野投手、3年生になったあたりから、140キロあたりでも「質のある」ストレートが自分の武器であることに気付いたといいます。

そして、その武器をさらに活かすために上野はフォーム面でのマイナーチェンジに取り組みました。それが、踏み出す足(左足)の使い方でした。

伸びのあるストレートを投げる投手はリリースポイントに集中しますが、上野投手は上半身はそれほど意識せず、なるべく力を入れないようにしているようです。

意識しているのは踏み出す左足の使い方。着地する時に若干、内に溜めるような意識で前足を踏み出す。はた目には、ただ左足を捕手方向へ真っ直ぐ踏み出すように見えますが、この意識をすることで体重がしっかりと乗り、力の伝わり方が格段に違ってきた、と上野の投手は語っています。

真っ直ぐ踏み出そうとしてもインステップになってみたり、膝が開いてアウトステップ気味になって力が分散します。

上野投手は踏み出す左足を内に溜める意識を掴んだことで、全ての力を下半身から指先に伝えられるようになり、今のような伸びのあるストレートを投げることができるということです。

私も、昨日の中等部の投手には上野投手の左足の使い方も参考にしながら、正しく踏み出すには何に注意すべきかアドバイスしました。明日、紹介します。


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■ベースボールワールドカップ 2015.8.28

今日から始まる第27回WBSC U−18ベースボールワールドカップ、日程は以下で行われます。

28日対ブラジル、29日対アメリカ、30日対オーストラリア、31日チェコ、1日対メキシコ

これで見ると29日のアメリカ戦が予選の山場になりそうです。

全てナイターでの試合になり、BS朝日やバーチャル高校野球でもライブ中継があります。

また、昨日から社会人野球日本選手権の予選が東北地区で始まりました。

行われた2試合共にサヨナラ勝ちでしたが、実力的にはどの地区も互角なのでどこが代表になるか気になるところです。

また、間もなく大学の秋季リーグも始まります。秋の野球も楽しみです。


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■交流試合 2015.8.27

明日から第27回WBSC U−18ベースボールワールドカップが行われます。

その開幕を前に昨日、高校日本代表対大学日本代表の交流試合が行われテレビで観戦しました。

結果は9対2で大学日本代表が勝利。7月に行われたユニバーシアードで優勝した大学日本代表の顔ぶれも凄く4年前に甲子園に出場した選手も多く懐かしく感じました。

その中で、大学代表では1点は失いましたが創価大の田中正義投手はやはりモノが違いますね。プロ相手にユニバーシアード前には7連続三振を奪い、先週は日本ハム2軍とのプロ・大学交流試合に先発し5回で7三振を奪うなど、今すぐにでもプロで先発出来るレベルではないでしょうか。

高校日本代表は小笠原投手らも小刻みに失点され上野投手もいい球を投げていましたがホームランを打たれました。

また、最後に高橋投手が投げましたがシュート回転が気になりました。故障の影響もあり仕上がりはまだまだの感じがしました。

一方、打線も木製バットに慣れていないこともあり、大学日本代表との打球の差はありました。ワールドカップでは打線が課題でしょうか。

そのワールドカップは間もなく甲子園球場他で行われます。日本代表は1stラウンドの予選でAグループでアメリカ、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、チェコと対戦します。

勝ち上がっていけるか注目します。


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■秋季大会 2015.8.26

高校野球は夏の甲子園が終了し各県で地区予選が始まっています。

愛知県でも現在は各地区の二次予選が行われています。

名古屋地区は昨日は中京大中京対東邦の試合が行われ東邦が11対1のコールドで勝利。早くから新チームで練習を積んできた東邦と甲子園帰りの中京大中京とでは仕上がりの違いが出たのでしょうか。

また、既に両校共に県大会出場は決まっているので何とも言えませんが、東邦は今年は藤嶋投手を中心として戦力が整っているのではないでしょうか。

一方、中京大中京は甲子園でも野手は2年生が多く出ていたので、残るポジションに主軸が打てるような選手がいるかと、杉田玄白の子孫で話題になった長谷部投手は最後に投げたようですが、それに次ぐ投手が課題ではないでしょうか。

また、愛工大名電も今年は入学時からいい選手が揃っていて注目されています。、9月5日から始まる県大会は注目です。

他の地区では、尾張は愛知啓成、知多は大府が優勝しています。東三河は豊川が強そうです。

それから西三河は準々決勝まで終了し豊田大谷、吉良、岡崎西、安城学園が勝ち上がっています。

安城学園は夏の予選で見た古木投手がなかなかいい投手と感じました。

岡崎西は、うちの中等部OBの森投手がエースとなり昨日は豊田西に5対3で勝利し、ここまでベスト4に入る快進撃が続いています。中学時代からフォームも良くキレがある投手で向上心もあります。次の試合や県大会も頑張ってほしいと思います。



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■甲子園優勝投手 2015.8.25

日曜日、2年前に夏の甲子園で優勝した西武の橋光成投手がルーキーでプロ入り初完封勝利を飾りました。

その夏の甲子園優勝投手は大成しないというジンクスがありますが、先日スポーツナビで夏の甲子園優勝投手は本当に大成しないのかデーターで調査した結果がありました。

まず、戦後の優勝投手67名中、現時点でプロ入りしているのは33名の49%とほぼ半分。内、27名が高校卒業後、3名が大学卒業後、2名が大学、社会人後、1名が社会人後と高卒で直接プロ入りするケースが多くなっています。

次にプロ入り33名中、野手に転向したのは8名で投手を続けたのは25名。

その25名で10勝以上は12名と約半分、50勝以上が7名、100勝以上は尾崎行雄投手、桑田真澄投手、野村弘樹投手、松坂大輔投手の4名となります。

この中で尾崎投手以外の3名はドラフトで導入後ですが、率にすると12.5%、8名に1名は大成するという数字になります。

それに対し、プロ入りしたすべての投手に枠を広げてみると入団した全2284名中、100勝以上を挙げた日本人投手は72名、その割合はわずか3.2%。

客観的にこの数値だけを見ると、甲子園優勝投手の奮闘ぶりが明らかになります。

また、現在の現役での優勝投手は松坂投手、近藤一樹投手、斎藤投手、島袋投手、藤浪投手、高橋投手の6名で若い投手は無限の可能性を秘めています。

加えて今秋のドラフト1位候補に挙げられる小笠原投手もプロでの活躍が期待されています。

そういえば、トヨタ自動車にも2007年に03年のセンバツ優勝の大谷智久投手(報徳学園−早稲田大−トヨタ自動車−現ロッテ)と02年夏の甲子園優勝の田辺佑介投手(明徳義塾−関大−トヨタ自動車)が入社。甲子園優勝投手が2名、同じ年に同じ会社に入社するという信じがたい出来事もありました。

甲子園優勝は誇るべきものです。その栄誉に負けない活躍で、これまでの定説を覆す活躍を期待します。


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■オープン戦 2015.8.24

夏の甲子園が終了しましたが、次は社会人野球の日本選手権の予選が今週から各地区で行われます。

その中で、東海地区は9月4日の来週の金曜日から行われますが、枠は3つと厳しくどこが代表になってもおかしくない状況にあります。

昨年優勝したトヨタ自動車も予選突破が出来るかが大きなポイントになってきます。

現在、強化練習中のトヨタ自動車ですが、先日の土曜日に行われたヤマハとのオープン戦を見に行って来ました。

投手はお互いエース級は投げなかったものの若手の期待の投手が多く登板しましたので、その感想を書きます。

ヤマハ先発は新人の池田駿投手(新潟明訓−専修大)
甲子園ではベスト8まで導いた投手。準々決勝では当時1年生だった報徳学園の田村伊知郎投手と投げ合い負けたものの8回1失点で好投した投手です。
大学でもドラフト候補で、スピードは140キロ台が出ます。スライダー、スクリューなど変化球も低目に集まります。体を捻りながら投げ特徴のある投げ方です。
この日は5回まで無失点で6回に2点を失いましたが、まとまりもあっていいピッチングでした。

トヨタ自動車の先発も新人の七原優介投手(知立東−名古屋大)
大学時代はドラフト上位好捕として期待されました。トヨタ自動車に入って、少しコントロールに悩んでテークバックを変えてみたりしましたが元に戻しました。
ストレートは低目に150キロ近いスピードのある球が安定して来るようになりました。後は変化球の精度とセットポジションでの投球が課題でしょう。
この日は中盤に2ランホームランを打たれましたが、5回を2失点で今年見た中で一番いいピッチングでした。どんどん良くなるでしょう。

ヤマハでリリーフした2年目の伊藤直輝投手(日本文理−東北福祉大)
中京大中京に負けたものの甲子園で準優勝に輝いた投手です。河合選手との対戦がなく決勝の再現はありませんでしたが、投げる姿を見て懐かしく思いました。
オーソドックスな投げ方で高校時代とフォームは変わっていません。大学4年生で肘を故障したようですが完治し140キロ台も出ているでしょう。
この日は、1イニング1失点でストレートが高く入っていました。


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■甲子園決勝 2015.8.21

高校野球、夏の甲子園13日目決勝。

東海大相模(神奈川)10−6仙台育英(宮城)

東海大相模が夏では45年振りの優勝を果たしました。

この試合、仙台育英の佐藤投手と東海大相模の小笠原投手の左右の今大会bP投手の投げ合いに強力打線が加わってレベルの高い好ゲームになりました。

東海大相模が3点を先制した時には一方的な試合も予想されましたが、仙台育英は6回によく同点に追いつきました。最後はここまでほぼ1人で投げ抜いてきた佐藤投手が力尽きましたが、よくここまで頑張りましたね。試合終了後に2人が健闘を称え抱き合っていたのが印象的でした。

試合終了後の表彰式では東北の優勝は近くなったとの大会の総評のコメントがありましたが、白河越えがそこまで来ているのは間違いないでしょう。


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■甲子園13日目 2015.8.20

高校野球、夏の甲子園12日目準決勝。

仙台育英(宮城)7−0早稲田実 (西東京)
東海大相模(神奈川)10−3関東第一 (東東京)

仙台育英の佐藤投手は四球は多かったものの見事な完封勝利。完成度の高い投手です。セカンド牽制アウトも利きました。東海大相模も吉田投手−小笠原投手のリレーで万全でした。吉田投手は前回よりもいい投球でした。

やはり投手力のいい両校が勝ち残りました。投打がガッチリと噛み合いましたね。

決勝は、両チームの力は互角ですが、アーム式の投げ方で肩、肘に負担が掛かり6月はノースローだった佐藤投手の連投はさすがに気になります。先発は他の投手で行くのかも考えられます。

一方、東海大相模は小笠原投手が万全の状態で臨めます。

東海大相模は夏に45年振りの優勝なるか、仙台育英は東北勢悲願の初優勝なるか、いい試合を期待しています。


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■東高西低 2015.8.19

高校野球、夏の甲子園も今日準決勝が行われます。

ここまで残った早稲田実、仙台育英、東海大相模、関東一の実力は互角と思います。

その中で、投手力でいうと仙台育英、東海大相模がやや有利で決勝進出かと思いますがどこが優勝するかは、やってみないと分からないのではないでしょうか。

ところで、ここまで残った4校は関東3校と東北1校。ベスト8をみても東高西低は明らかになっています。

ある記事でもありましたが、数年前から東高西低の傾向はありましたが、06年の早実対駒大苫小牧の決勝戦が大きいといいます。

かつての甲子園は西日本勢が優勢だったものの、03年の常総学院(茨城)、04と05年は駒大苫小牧の2連覇。そして06年の早実の優勝と、今の選手が小学生の頃に深く脳裏に刻まれているようです。

私も感じるのは近年は聖光学院、光星学院(現八戸学院光星)、浦和学院、前橋育英、花巻東、仙台育英、健大高崎などの活躍が目覚ましく思います。どこが出てきてもしっかりと力を持ったチームが出てきます。

他の要因としても監督の影響もあるようです。今大会では45歳以下の比較的若い監督は東日本に15人、西日本の9人を大きく上回っています。

古いタイプの監督の多くは、ゆとり教育で育った現代っ子は扱いづらいようで、あれこれでは若い世代は動かず、きちんと理由を説明し納得させる必要がある。そこへいくと年配の監督より年齢が近い若い監督の方が、彼らとの付き合い方にも長けているとのことです。

智辯和歌山の高嶋監督(69)、天理の橋本監督(70)、明徳義塾の馬淵監督(59)らの「名将」がいずれも今大会で初戦負けしたのも偶然ではないといいます。

あるスカウトの話では近年は関西の子でも地元の強豪校を避ける傾向がある。指導者の年齢に加えて荒っぽい土地柄もあって1年生はどんなにうまくても球拾いだけ、先輩のしごきも尋常じゃないといった名門校は少なくない。

西日本勢が東日本勢に駆逐されるのは、不思議でも何でもないようですね。


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■甲子園12日目 2015.8.18

高校野球、夏の甲子園12日目。

早稲田実(西東京)8−1九州国際大付 (福岡)
東海大相模(神奈川)4−3花咲徳栄 (埼玉)
仙台育英(宮城)6−3秋田商 (秋田)
関東一(東東京)5−4興南 (沖縄)

準々決勝に進んだ8校は実力が伯仲。昨日も僅差の試合が多くありました。

早稲田実はここまで継投で凌いできましたが昨日は松本投手が1失点完投。東海大相模は吉田投手不調ながらもリリーフした小笠原投手がいい投球でした。

仙台育英は昨日も秋田商との東北対決に勝利。佐藤投手は9安打を打たれながらも完投勝利でした。


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■甲子園11日目 2015.8.17

高校野球、夏の甲子園11日目。

秋田商(秋田)4−3健大高崎 (群馬)
関東第一(東東京)1−0中京大中京 (愛知)
仙台育英(宮城)4−3花巻東 (岩手)
興南(沖縄)4−3鳥羽 (京都)

中京大中京の上野投手はサヨナラホームランで負けてしまいましたが見事なピッチングでした。オコエ選手や中学時代の同僚の鈴木捕手にも上手く攻めていました。打線は正直、昨年の方が上と思っていたので、ここまで戦えたのは上野投手に尽きると思いました。

また、仙台育英と花巻東の1戦も東北対決で注目でしたが今大会bP右腕と思う佐藤投手がリリーフでしっかりと抑えていました。まだ優勝旗を持ち帰れない東北ですが、何年も切磋琢磨して力をつけていて、いつ優勝してもおかしくないところまで来ています。仙台育英が優勝旗を持ち帰えられるか注目しています。

その他の試合も含めて全てが1点差試合の好ゲームでした。健大高崎の機動破壊は昨年のインパクトが強く脇本選手もいましたが、今年はそこまでの印象がありませんでした。


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■甲子園10日目 2015.8.16

高校野球、夏の甲子園10日目。

早稲田実(西東京)8−4東海大甲府 (山梨)
花咲徳栄(埼玉)1−0鶴岡東 (山形)
東海大相模(神奈川)11−2遊学館 (石川)
九州国際大付(福岡)2−0作新学院 (栃木)

この日は完封試合が2試合と投手が最も頑張った日でした。九州国際大付の富山投手は14人兄弟の6番目とか。花咲徳栄は鎌倉投手−高橋投手の完封リレーでした。

また、東海大相模の小笠原投手は今大会bP投手だと思いますが、球がやや高めに浮いていました。

それから、大会前には140キロ超えの投手が27名でしたが、大会が始まりここまでの投手で140キロ超えが38名に増え、甲子園は数字が出やすい方だとは思いますが、140キロは普通の数字になってしまいました。


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■甲子園7日目 2015.8.13

高校野球、夏の甲子園7日目。

東海大相模(神奈川)6−1聖光学院 (福島)
遊学館(石川)5−3九州学院 (熊本)
作新学院(栃木)10−6上田西 (長野)
中京大中京(愛知)7−3鹿児島実 (鹿児島)

注目の東海大相模の先発は吉田投手でした。吉田投手はMAX144キロで9回1アウトまで投げて4安打1失点、スライダーが切れていました。その後、小笠原投手が登板し自己最速の151キロをマークしました。小笠原投手は記録を狙っていましたね。

また、遊学館の小孫投手はMAX144キロで5安打3失点、中京大中京の上野投手も3失点完投でした。

それから、私は今日から四国に帰ります。更新は16日となります。


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■甲子園6日目 2015.8.12

高校野球、夏の甲子園6日目。

鶴岡東(山形)9−6鳥取城北 (鳥取)
関東第一(東東京)12−10高岡商 (富山)
興南(沖縄)6−5石見智翠館 (島根)
花咲徳栄(埼玉)15−3三沢商 (青森)

少し大味な試合が多かったように思えます。その中で花咲徳栄の2年生の高橋投手は1イニングながら将来性を感じる投手でした。

それから、昨日はボーイズリーグの世界大会の決勝で中日本代表対ハワイの試合を観戦しました。

注目の中日本代表のエースの根尾昴投手は大量リードした4回裏に登板し無失点。他の投手が120キロ中盤に対し根尾投手は140キロを出し1人だけ別格な存在でした。体がムチのようにしなる表現がいいのでしょうか。腕を振ったあたりからは以前の青島投手を彷彿させるフィニッシュでした。詳しくは後日解析します。


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■甲子園5日目 2015.8.11

高校野球、夏の甲子園5日目。

健大高崎(群馬)10−4寒川 (香川)
鳥羽(京都)7−1岡山学芸館 (岡山)
秋田商(秋田)3−1龍谷 (佐賀)

予選でも1試合平均12個の三振を奪ってきた秋田商の成田投手が龍谷相手に16奪三振。先輩のヤクルト石川投手同様に小柄ですが、大きく曲がるカーブとスライダーは松井裕樹タイプでしょう。

また、健大高崎は機動破壊が健在、小技も合わせて10得点で快勝しています。


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■甲子園4日目 2015.8.10

高校野球、夏の甲子園4日目。

津商(三重)9−4智辯和歌山 (和歌山)
創成館(長崎)3−2天理 (奈良)
滝川第二(兵庫)4−3中越 (新潟)
仙台育英(宮城)12−1明豊 (大分)

初出場の津商が智辯和歌山に勝利。正直、勝つとは思いませんでしたが予選の勢いそのままに、打撃でも14安打放っての快勝でした。一方、智辯和歌山は春夏3回の全国制覇を果たし甲子園監督通算最多の63勝を誇る高嶋仁監督がこの試合で勇退との報道がありました。69歳の高齢もありますが、私もベンチに立つ姿が最も似合うと思っていた監督だっただけに、これで名将もまた1人いなくなると寂しく思います。

また、仙台育英は佐藤世那投手が自己最速の146キロをマーク。昨秋の右肘剥離骨折からセンバツでも本調子ではなく6月も1ヶ月間投球しなかったといいます。ダイナミックなフォームゆえの故障も気になります。打線は2塁打の新記録を達成するなど活発で優勝候補の本命だとも思える内容でした。

それから、昨日は中等部と中等部OBの高校3年生との交流戦をナイターで行いました。OBも数名来れない選手もいましたが、よく高校でも頑張ってくれました。中等部時代の県準優勝、東海大会出場が懐かしく思います。


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■甲子園3日目 2015.8.9

高校野球、夏の甲子園3日目。

早稲田実(西東京)6−0今治西 (愛媛)
敦賀気比(福井)4−3明徳義塾 (高知)
大阪偕星学園(大阪)7−3比叡山 (滋賀)
下関商(山口)4−3白樺学園 (北北海道)

注目の敦賀気比対明徳義塾は延長で敦賀気比が勝利しましたが、序盤に3点を奪った明徳義塾も頑張ったと思います。馬淵監督は初戦の連勝記録はストップしましたが、今年の明徳義塾の戦力を考えるとよく研究して準備したと思います。 2年生にいい選手がいるので来年は期待できるでしょう。

敦賀気比の平沼投手はこの日、MAX142キロでカットボールを序盤に見極められていましたが、後半はきっちりとコースに投げられたと思います。プロ志望届を出すと打撃もいいので指名されると思いますが、最終的には野手ではないでしょうか。 

早稲田実は清宮選手に注目が集まりますが、今治西を完封リレー。松本投手は先輩の斎藤佑樹投手のフォームに似ていました。

大阪偕星学園は光田投手が頑張りましたが、天理を退学しあえて12時間とも言われる厳しい大阪偕星学園に編入した姫野投手も甲子園で見たかったと思います。右肘の怪我だったとか。ともあれ夜中まで続けた猛練習で甲子園をつかんだ大阪偕星学園。山本監督も色々あって単身赴任で倉敷から大阪偕星学園へ。睡眠時間3時間で選手のから揚げなど作りヤンチャな選手も多くドラマのルーキーズ版とも評される大阪偕星学園に次戦も注目です。

話は変わりますが、昨日から始まったボーイズリーグの世界大会。

金曜日の夜に高校時代チームメイトだったミズノの友人がボーイズリーグの世界大会のスポンサーで来ているので夜に食事会を行いました。

その友人は高校野球選手権の初日は甲子園にいて急遽、王さんのシューズがないとのことで準備した話などして楽しい一時でした。

今回の世界大会で出場する日本代表と中日本代表のメンバー表も見せてもらいました。両チーム共に背の低い選手から若番順にの背番号になっていますが、注目の根尾投手は中日本のエースで背番号は15。右投げ左打ちで176センチ73キロ。

今朝、知人がフェイスブックで刈谷球場で行われた初日の映像が出ていましたが、やはりバネのあるフォームでした。オーソドックスで足を高く上げ特に踏み込むスピードが他の投手とは違います。スピードグラブを上手く使うともっと良くなるでしょう。

■根尾 昴 MAX143km/h計測 飛騨高山ボーイズ


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■甲子園2日目 2015.8.8

高校野球、夏の甲子園2日目。

静岡対東海大甲府の注目の1戦は打撃戦となり終盤に静岡が同点に追いつくなど接戦となりましたが、8対7で東海大甲府が逃げ切りました。

静岡の村木投手はこの日最速が144キロとまずまずだったと思いますが、フォークを打たれたりして8安打自責点7、東海大甲府の菊池投手もここまでの投手の中で最速の145キロが出ていましたが11安打、自責点6とお互いの2年生投手が打撃自慢の両校に押された感がありました。

これで、センバツでベスト8の静岡は初戦敗退。静岡は静岡県では圧倒的な力のある伝統校で今まで何人もの好投手も輩出しながら1978年以降37年も8強進出がない選手権大会。不思議な感じがあるのは私だけではないでしょう。


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■甲子園1日目 2015.8.7

高校野球、夏の甲子園。

高校野球100周年、戦争70年重みの中、異例の指名を受けた鳥羽の梅谷主将のしっかり落ち着き腹落ちして発した選手宣誓は素晴らしく思いました。

また、王さんの見事なストライクの始球式で甲子園が始まりました。

この日、2試合目の中京大中京対岐阜城北は初回に5連打で中京大中京が3点を奪いました。バントで送るかという場面もありましたが、積極的に打たせていきました。

上野投手は決勝戦同様にストレートも走り140キロ前後でキレのある球が決まっていました。最後の1球は自己最速の144キロも出て力でねじ伏せた力投でした。

試合は4対1で中京大中京が勝利。打線はもっと点が取れたと思います。河田選手も3安打打っての怪我が気になります。

次は、打線好調の鹿児島実に上野投手がどう攻めていくか一本調子では連打を浴びる可能性があるので上手く配球したいところでしょう。

他には、上田西の2年生の草海投手の省エネ完封が見事でした。


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■高校野球100年記念シンポジウム 2015.8.6

昨日、高校野球100年記念シンポジウムが以下の内容で行われました。

第1部 ノンフィクション作家 佐山和夫さん講演 「日本人と高校野球」
第2部 パネルディスカッション「僕らのあの夏」 荒木大輔さん、宮本慎也さん、仁志敏久さん ※長嶋茂雄さん、王貞治さんのビデオメッセージあり

私は第2部のビデオを途中まで見ましたが、その当時の様子が分かりとても楽しいパネルディスカッションになっています。

伊藤アナウンサーや知り合いの安藤嘉浩さんもコメンテーターでいい味を出しています。皆さんも是非見て下さい。

■高校野球100年記念シンポジウム

甲子園はいよいよ今日から始まります。中京大中京も2試合目に登場します。昨年の父母会長も私と同じ部署にいますが休みを取って応援に行くようです。

王さんの始球式も楽しみですね。


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■2年生投手に注目 2015.8.5

まもなく始まる夏の甲子園。今年の大会は組み合わせ抽選会で初戦の対戦だけを決まりました。

その後は試合ごとに勝利チームが抽選し、次戦の日程を決めていく方式で、試合間隔にも配慮した仕組みとなっています。

その甲子園で、昨日は中京大中京ナインも甲子園入りし感触を確かめていました。

上野投手も予選の決勝のような投球が出来れば勝ち上がっていけるのではないでしょうか。

また、今年は長谷部投手も含めて2年生投手にも好投手が多くいます。

菊地 大輝(東海大甲府)140キロ中盤の速球に加え高速スライダーが絶品
加藤 三範(花巻東)手足が長くバランスのいいフォームからキレのある球を投げる
北村 朋也(東海大相模)145キロのストレートが魅力で来年のドラフト候補として注目
高橋 昂也(花咲徳栄)143キロのストレートと曲りが大きいカーブが武器
山ア 颯一郎(敦賀気比)188センチの長身から140キロ前後の速球とカーブが武器
草海 光貴(上田西)長野大会を勝ち抜き伸びのある直球で勝負する好右腕
村木 文哉(静岡)選抜ベスト8右腕で146キロまで伸び落差あるフォークで勝負
長谷部 銀次(中京大中京)長身から140キロの速球を投げマウンドさばきも良い
友井 寛人(滝川第二)兵庫を勝ち抜きストレートとスライダーで奪三振が高い
堀 瑞輝(広島新庄)左サイドからストレートと同じ腕の振りでスライダーを投げ分ける
河野 竜生(鳴門)140キロに達した変化球もいい実戦派左腕
比屋根 雅也(興南)クロスのフォームからキレのある速球と変化球で三振を奪う

上記は高校野球ドットコムさんで紹介された投手です。

長谷部投手も紹介されていますが今日の中日新聞の写真で見るとしっかりと体が出来上がってきたようにも思います。


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■愛知大会投手 2015.8.3

中京大中京の優勝で幕を閉じた高校野球愛知大会ですが、少し投手力の目線で振り返ってみたいと思います。

まず、全体的にみてみると過去よりも大差での試合が少なく、決勝もそうですが接戦に持ち込んだ試合が多かったように思います。

ベスト16以降の失点を計算すると1試合平均4失点とコールドゲームもあった中での4点というのは投手が頑張った結果ではないでしょうか。

その中で、決勝で見事な投球をみせた中京大中京の上野投手は昨年からエースナンバーではなかったものの昨夏は実質エース級でした。昨年は粕谷投手、真田投手ら他の投手もいたことから負担が少なかったことが上野投手の進化に繋がったのではないでしょうか。一方、負けた愛工大名電の福本投手も昨年の春に投げた試合をみたことがありました。

他にも、藤嶋投手(東邦)、内田投手(誉)、本田投手(刈谷)、平松投手(愛産大三河)、竹内投手(半田)など、昨年からエース級だった投手が多かったことが上位進出の原動力になったように思います。

また、上位には入れなかったものの、森投手(豊橋工)、牧野投手(豊田工)ら某社会人野球に進む投手もいて、いい投手が多かった大会でした。

それから、全国高校野球選手権大会の抽選会は今日行われ、6日の木曜日から大会が行われます。中京大中京の上野投手には是非、愛知の代表として頑張ってもらいたいと思います。


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■甲子園出場注目投手 2015.8.1

高校野球選手権大会の地方予選は残っていた大阪は高校野球ドットコムでも紹介されていた大阪偕星学園が優勝し初の代表を獲得。これで49代表校が出揃いました。

今日の中日スポーツでは早くも各校の評価が行われていてAランクの評価をされたのは以下の7校となります。

仙台育英、健大高崎、東海大相模、静岡、中京大中京、敦賀気比、天理

また、140キロ超えの投手は以下となります。(ドラフトレポートさん情報)

吉田 凌(東海大相模)151キロ
小笠原 慎之介(東海大相模)150キロ
原 嵩(専大松戸)148キロ
高橋 樹也(花巻東)146キロ
小孫 竜二(遊学館)146キロ
村木 文哉(静岡)146キロ
綾部 翔(霞ヶ浦)145キロ
朝山 広憲(作新学院)145キロ
北村 朋也(東海大相模)145キロ
国光 瑛人(明徳義塾)145キロ
橋本 拓実(鹿児島実)145キロ
河村 説人(白樺学園)144キロ
中野 祐一郎(白樺学園)144キロ
佐藤 世那(仙台育英)144キロ
平沼 翔太(敦賀気比)144キロ
高橋 昂也(花咲徳栄)143キロ
菊地 大輝(東海大甲府)143キロ
光田 悠哉(大阪偕星学園)143キロ
中山 晶量(鳴門)143キロ
成田 翔(秋田商)142キロ
姫野 優也(大阪偕星学園)142キロ
友井 寛人(滝川二)142キロ
伊勢 大夢(九州学院)142キロ
今泉 慶太(聖光学院)141キロ
齋藤 祐太(智辯和歌山)141キロ
山崎 颯一郎(敦賀気比)140キロ
河野 竜生(鳴門)140キロ

昨年が29名に対し、今年は27名。優勝候補が予選敗退した影響も少しあるでしょう。

この中でプロ注目投手は、吉田 凌(東海大相模)、小笠原 慎之介(東海大相模)、原 嵩(専大松戸)、佐藤 世那(仙台育英)あたりですが、他の投手も甲子園でアピール出来ればプロ入りの可能性もあるでしょう。


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■中京大中京が優勝 2015.7.31

高校野球愛知大会は、中京大中京が逆転で愛工大名電を下し優勝、5年振り27回目の夏の甲子園出場を決めました。

この試合、初回に愛工大名電は中京大中京先発の長谷部投手から西脇選手が3ランホームランを放ち、愛工大名電優位かと思いきや、その後リリーフしたエース上野投手が気合十分の投球で愛工大名電を無失点に抑える好投。7回にはタイムリーヒット2本で逆転し接戦で勝利しました。

私は愛工大名電がやや有利かと思っていましたが伝統校対決で接戦で好ゲームに。気持ちで上野投手が福本投手に勝ったようにも思えました。

これで中京大中京は高橋監督になって初めての甲子園出場を決めました。思えば雨中の試合で時習館に負けて以来、遠ざかっていた優勝で、私も昨年は同じ職場に4番打者の親がいたこともあり肩入れして応援していましたが予選敗退。一昨年は東邦の三倉投手を応援していましたが同じく甲子園ならずで、お互いその翌年に久々に甲子園を決める何とも複雑な気持ちですが、ともあれ中京大中京は周りにも沢山の知り合いがいるので良かったと思います。

また、先発した長谷部投手は竜海中で岡崎の軟式出身。中京大中京の岡崎で軟式野球出身の投手といえば、近年では宗雲投手(城北中)とうちのOBの間宮(新香山中)が甲子園優勝当時にいましたが、長谷部投手にも頑張ってほしいと思います。長谷部投手とは中学時代に会話したこともあり高校に入っても2度会ったので声を掛けました。甲子園でも登板があるのではないでしょうか。

一方、愛工大名電は野手も毛利選手、武藤選手、西脇選手ら相当な戦力を持ちながらの敗戦だけに悔しい1戦となりましたが悔しい分、次のステージで頑張ってもらいたいと思います。


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■津商が優勝 2015.7.29

高校野球三重大会は、いなべ総合と津商の決勝が行われ3点リードされた9回の土壇場で津商が大逆転し初の甲子園への切符を手にしました。

最終回の際どい打球が津商に味方したように思えます。

愛知大会では準々決勝で東邦対誉が大接戦。これも9回に0対1から東邦が2点を奪い逆転勝利。内田投手は気合十分で頑張りましたが惜しくも敗れ甲子園の夢は叶いませんでした。誉にとってはもう少し秋のように打線が打てれば勝てたように思えます。センターへの打球も明暗が分かれたように思えます。

続く豊川対愛産大工の試合も接戦。延長で豊川が勝利しました。豊川は春あたりは戦力的に今一つのようにも思えましたが夏にしっかりと上がってきましたね。2年生の投手らも力があり投手力が充実しています。3年生の原投手にも頑張ってもらいたいと思います。

その他、愛工大名電は刈谷に11対0の5回コールドでここまで圧倒的な力を見せています。刈谷も本田投手を中心によくここまで頑張りました。中京大中京は愛産大三河に順当勝ちでした。

これで、ベスト4が決まりましたが、順当にいけば中京大中京と愛工大名電が決勝に残るのではないかと思われますが一発勝負の高校野球で何が起こるか分かりません。東邦も豊川も苦しい戦いが何度もあり勝ち上がっていて接戦には慣れているだけに接戦に持ち込みたいところでしょう。

今日の2試合は大注目です。

また、社会人野球の都市対抗野球は準決勝で日本生命と大阪ガスが勝利。今年の都市対抗の決勝は大阪対決となりました。関東勢がベスト8に一つも残らないという異常現象で観客動員も今一つ、やや盛り上がりにも欠けているようにも思えます。


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■東海地区高校野球 2015.7.28

東海地区の高校野球は大詰め、愛知大会は今日準々決勝が行われます。

三重大会は、いなべ総合と津商が今日決勝。

2校共に見たことがありますが、総合力ではいなべ総合が一枚上だと思いますがどうなるでしょうか。津商は2年生が多く来年は強くなるでしょう。

静岡大会は準決勝で、静岡対静岡商、磐田南対飛龍の対戦。静岡対静岡商は球場も盛り上がるでしょう。

それから、社会人野球はベスト4が出揃い今日準決勝で日本生命対王子、大阪ガス対三菱重工広島の対戦となりました。

トヨタ自動車は準々決勝で日本生命に逆転負けしましたが、佐竹投手は19イニング目の失点でした。2点を先制した後のチャンスを生かせられなかったのが敗因でしょうか。

昨年、日本選手権で優勝を経験した若いメンバーが今年は不調。昨年よりレベルアップしているのはキャッチャーの木下捕手ぐらい。これから盛り返して秋の厳しい予選に臨んでもらいたいと思います。


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■愛知大会ベスト8出揃う 2015.7.27

高校野球愛知大会は5回戦が行われベスト8が出揃い、準々決勝の組み合わせは以下となりました。

愛産大三河対中京大中京
豊川対愛産大工業
東邦対誉
愛工大名電対刈谷

組み合わせから見て、やや愛工大名電有利のようにも見えますがどうでしょうか。公立で唯一残っている刈谷にも頑張ってもらいたいと思います。

また、岐阜大会は優勝候補ではなかった岐阜城北が優勝。甲子園の切符を手にしました。

三重大会は、いなべ総合、海星、津商、四日市工がベスト4に進出。

静岡大会もベスト4が決まり、静岡、静岡商、磐田南、飛龍が残っています。

高校野球地方大会も大詰めとなりました。


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■トヨタ自動車が8強 2015.7.26

金曜日に行われた都市対抗の2回戦でトヨタ自動車が三菱重工神戸・高砂に6対2で勝利しベスト8進出を決めました。

この日、午前中から東京に移動し昼頃に東京ドームに到着。

私は同じ職場の新人、水野選手の応援旗を外野に掲げる為、外野スタンドの右中間のあたりで観戦しました。

トヨタ自動車の先発は上杉投手、三菱重工神戸・高砂の先発は守安投手と予想通りでした。

試合は、3回にドラフト候補の補強の大城戸選手の犠牲フライでトヨタ自動車が先制。

しかし、4回表に上杉投手も調子の上がってきましたが、先頭打者にストレートをセンター前に運ばれ、続く補強の3番大野選手にライトスタンドに運ばれるホームランを打たれ逆転されました。

その後、三菱重工神戸・高砂に流れは傾きかけましたが、トヨタ自動車は補強の宇田川投手、エース佐竹投手と継投し反撃を待ちました。

トヨタ自動車は7回裏、先頭の福田選手がセンター前ヒットでチャンスも3バント失敗、牽制死で2アウトランナー無しでチャンスを逃したかにみえましたが、代打河合選手がセンター前ヒット、代走秦選手が盗塁、樺澤選手が四球で2アウトランナー1、2塁から、不調で9番に下がった瀧野選手が起死回生の3ランホームランを放ち逆転。

勢いに乗るトヨタ自動車は、この回更に小島選手がヒット、水野選手がレフトスタンドに運ぶダメ押し2ランを放ち6対2、試合はこれで決まりました。

8回表の守備につく際、水野選手もこちらに手を上げてもらいました。実は水野選手の応援旗も私がある程度デザインしたものでした。

トヨタ自動車は、6回から登板した佐竹投手が打者13人に対し1安打、無四球、6奪三振を奪い完璧なピッチングで見事な逆転勝利でした。 <

試合後、少し水野選手と話をしました。次の試合も期待しています。

私はその後、野球殿堂博物館に行きました。高校野球100年記念展示「高校野球と野球殿堂」を見ましたが、私の高校3年生の時に春夏連続優勝した箕島の尾藤監督のユニホームも飾られていて懐かしく思いました。


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■菰野予選敗退 2015.7.24

昨日、高校野球は雨で順延と思いきや三重大会の一部は試合が行われました。

私は昼から休みを取り、津球場で行われた菰野対津田学園の試合を観戦しました。

球場に到着したのは7回表2対1で津田学園がリードの場面でした。この回に津田学園はタイムリーヒットで点差を2点に広げました。

津田学園は今まで2度見たことはありますが、サードの出口選手が先発したようで出口投手を見たのは初めて。打つ方は1年生から4番でお山の大将的な選手ですが、正直これほど投げられるとは思いませんでした。

試合は、7回裏に菰野が1点を返しましたが、要所を出口投手の140キロのストレートに抑えられ追いつけませんでした。

菰野はエース山田投手が8回まで投げましたが8回にも1点を奪われ、7安打3失点で2番手の永田投手にスイッチ。桐村もこの後の登板に備えブルペンで力の入った投球練習でした。

9回裏、2点を追う菰野は内野安打、センター前ヒットでノーアウト1、3塁の大チャンス。

しかし、次の打者の時に2球続けてエンドラン。その2球目を打者が見逃してしまい1塁ランナーが挟まれ、思い切ってサードランナーがホームに突っ込むも本塁タッチアウト。

その後、2アウト2、3塁まで追い込み最後の3番打者がレフト前ヒットで1点差。セカンドランナーもホームへ突入しましたが、レフトからのバックホームがショートバウンド。それをキャッチャーがナイスキャッチでホームでは微妙なタイミング。審判はアウトの判定で試合終了。菰野は3対4で敗れ予選敗退となりました。

菰野は昨年の準優勝レギュラーが8名残る選手層を誇っていましたが、最後にチーム力の向上が出来なかったのでしょうか。

この日は、スカウトも3名来ていましたが志望届を提出する山田投手の最後の評価はどうだったでしょうか。

また、これでうちの中等部OBの高校は全て予選敗退。

桐村も色々な高校に連れて行って最終的に菰野を勧めたのも私でした。投手育成に優れ厳しい指導の戸田監督に桐村を任せようと思いました。

同期にはMAX147キロの山田投手、140キロを超える永田、横井投手もいて他の投手も良く、ライバルが多い中で昨夏は最終的にメンバーから外され苦しい思いも味わいました。

その後、今年に入って自分らしさを見つけたように思います。私も3年間で試合を30回ぐらい見にいったでしょうか。その中で投げたのは約半分。いくつかアドバイスもしながらでしたが、最後は3番手あたりの地位まで上がってきました。

今後は色々考えて、大学には進まず軟式野球に転向するようです。3年間の下宿生活もきっと桐村の成長に繋がったでしょう。


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■トヨタ自動車が初戦突破 2015.7.23

既に始まっている都市対抗野球1回戦でトヨタ自動車がJR北海道と対戦し5対0で快勝しました。

この試合、先発の佐竹投手がストレートも走っていたようで8回2安打で完璧に抑え、打ってはドラフト候補の木下捕手が3打数3安打2打点の活躍。上位候補とも呼ばれている木下捕手は指名を確実にしたでしょう。

次はJR東日本と思っていましたが、延長で三菱重工神戸・高砂に敗れ初戦敗退。明日、三菱重工神戸・高砂と2回戦で対戦します。

相手とは2013年の日本選手権で三菱重工神戸時代に守安投手に抑えられ1対2で負けているだけに借りを返さなければいけません。再び守安投手との対決でしょう。私も応援に行ってきます。

ところで昨日は高校野球愛知大会3回戦で、うちの中等部OB2名がいる豊田工対大府の試合があり甲子園への道でも試合経過が出ていましたが、劇的なサヨナラホームランで大府が勝利しました。

OBの杉浦選手も市川選手もヒットを打ちましたが、好ゲームの末に接戦で敗れました。


上の写真は2回戦でヒットを打った瞬間ですが、2人共に昨年からのレギュラーでチームを引っ張りました。

また、牧野投手の進路は既に某チームに決まっているようで、今後も注目しています。


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■最後の言葉 2015.7.22

昨日は、休みを取って四日市に行き高校野球三重大会で菰野の試合を観戦しました。

試合はエース山田投手が1回、2番手投手が2回投げ、4回には桐村が登板し、5回には2人の投手が投げベンチ入り投手6名中、5名の投手が登板し12対0の5回コールド勝ちでした。

桐村はストライク先行で落ち着いたピッチング。結果はファーストファールフライ、サードゴロ、ショートゴロで3人の打者を打ち取りました。次の試合も期待しています。

その後、私は豊橋に移動し3回戦に突入した愛知大会で東邦大逆転劇の余韻が残る豊橋球場に行きました。

今まで書いたことはありませんが、実は私は桐村と同期の息子(三男)がいて、本人にとって3回戦が最後の試合となりました。

結果は完封負け。本人も1番ショートでヒット性の当たりが3本ありましたが正面を突いたりセカンドベース付近のライナーもエンドランが掛かっていてセカンドライナーのダブルプレーだったりして結果ノーヒット。

しかし、守備ではセンター前に抜けそうな当たりを飛び込んで処理し1塁に投げアウトにするなど、いいプレーが3つありました。

これで、少年野球と中等部で監督と選手という立場、高校時代も応援に行っていたので三男とは9年間の野球が終わりました。

三男には結果で一喜一憂するのではなく普段の努力が大事で、どれだけの準備が出来たかが大事だといい続けました。

本人も、高校に入ってもほとんど欠かさず夜にバットを振っていて、しっかりと準備が出来たと思っています。

私が高校野球を終えた時の父親からの最後の言葉が「情けないなあ」でした。

高校野球が終わって甲子園に行けなかった悔しさと、もうこれで厳しい練習をしなくて良くなる安堵感が交差する中での「情けないなあ」は私も受け止められませんでした。

ただ、私はずっとその言葉が今も残っていて、その言葉の意味が分かったのは随分後のことでした。

高校2年生の春には県で優勝、私も全試合先発で優勝投手に首位打者でした。その夏には甲子園に後一歩の準優勝、秋も準優勝で、3年の夏の大会にかけていました。

結果は、息子と同じ3回戦でその当時3強と言われていた丸亀商との試合で0対1、スクイズの1点で敗退しました。

父親の甲子園への思いも強かったのでしょう。そして最後の言葉が思わず「情けないなあ」として発せられたと思います。

立場が変わって自分が父親になって、次男の時には厳しすぎた反省もあり、3男には少年野球時代から野球を好きで続けられるように見守りながら接してきて、最後の言葉は試合の後に言わず、前日に「しっかり振れよ」とだけ言いました。

試合後、私は本人にどうだったと逆に聞いたところ、「悔しい」とだけ本人は言いました。

本人は、大学では野球を続けず就職だと思います。これで硬式野球とは終わりですが9年間の野球の経験が大人になっても生きてくるでしょう。

私も息子を通して今の高校野球を色々と勉強することが出来ました。これからの指導に生かしていきます。


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■愛知啓成、栄徳が敗退 2015.7.21

高校野球愛知大会は5日目で2回戦が行われ愛知啓成と栄徳が敗退する波乱がありました。

愛知啓成は桜丘に2対10で思わぬコールド負け、昨年の大会で準優勝した栄徳も蒲郡に5対8で負け予選敗退となりました。

ここまで勝ち上がった誉や豊橋工もかなり苦戦していて序盤から波乱含みの愛知大会となっています。

また、今日からは3回戦の試合が始まりシード校が登場しますが初戦だけに難しさもあり、どうなるか注目です。

それから、日曜日に行われた岡崎城西対星城の試合で注目した投手の感想です。

岡崎城西のエース石川将光投手は小柄ながらトルネードのダイナミックなフォーム。スピードは135キロあたりが出ていて左打者を翻弄、投げっぷりがいい投手でした。この日は7回6安打3失点、集中打を浴びた6回がもったいなく感じました。

星城のエース堀口心太郎投手はガッチリとした体形。140キロも出ていてスピードがあり変化球のコントロールもいい投手でした。この日は7回から7イニング投げホームランは打たれたものの3安打で1失点でした。

うちの中等部OBの橋本日向投手は180センチ以上の長身、手足も長く投手タイプ。上半身が柔らかく球に伸びがあるのでスピードガン以上に打者は速く感じます。6イニング1失点で悔いのないピッチングだったでしょう。

また、この試合で私が教えた森本大貴選手と内山敦貴選手も代打で登場。終盤に同点のホームランを放った鈴木泰斗捕手(岡崎JSクラブ−福岡中)もお父さんとは少年野球で監督として何度も試合をやれせて頂きました。皆んな頑張りました。


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■日大三島が敗退 2015.7.20

高校野球静岡大会2回戦で注目の静岡対日大三島は静岡が5対2で勝利。

日大三島の小澤怜史投手は1回戦で自己最高の149キロをマーク、この日も更に上積みする152キロをマークしましたが、東海地区最強とも思える静岡に5失点で高校野球を終えました。

今後、本人のプロ志望は強く志望届を提出するのではないでしょうか。

また、昨日は高校野球の試合を2試合観戦、うちの中等部OBがいる岡崎城西は星城と対戦。

試合は延長13回3対4で岡崎城西は星城にサヨナラ負けしましたが、大接戦でいい試合でした。

中等部OBの橋本投手も同点に追いついた8回から登板、13回まで投げて6イニングを1失点。ストレートも走りカーブも切れて三振も多く取り四球も1個と安定したピッチングでした。

1ヶ月前にうちの練習に来て、もう少し上から投げるといいとアドバイスしましたが、そのアドバイス通り角度のある球が投げられていて、追加点があれば勝ち投手にもなれたかもしれませんが、後半の緊張した場面での登板ながら堂々としたピッチングでキラリと輝いていました。


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■青森山田が敗退 2015.7.17

高校野球の予選中ですが、今年も優勝候補が負ける波乱も出ています。

昨日も青森大会で春季の東北大会を制した青森山田が4回戦で黒石商に2対3で破れ予選敗退。

今週末からは、台風が過ぎると各地方でも夏休みに入り本格的に高校野球の予選が白熱しますが、どこが勝ち上がっていくか気になります。

ところで、今日の中日スポーツに私が所属している少年野球チームの紹介がありました。

このチームで総合コーチという立場で主に投手にアドバイスしていましたが、今年度から総監督の指名を受けました。夏まではなかなか行けませんが、夏以降は出来るだけグラウンドに行きたいと思います。

また、立派なチームを築いてきた上田総監督の意向を受け継ぎ、あいさつや礼儀を中心に子供の育成に尽力し地域に根付いたチームを目指していきます。そして高校野球で活躍できる選手をより多く輩出出来ればと思います。


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■都市対抗注目投手 2015.7.16

高校野球の話題はお休みして、今週土曜日から始まる社会人の都市対抗野球で注目される投手を紹介します。

以下は今年のドラフト注目投手です。
小野和博(富士重工業)
猿川拓朗(日立製作所)
石橋良太(ホンダ)
井口拓皓(日本通運)
横山弘樹(NTT東日本→東京ガスに補強)
関谷亮太(JR東日本)
横田哲(セガサミー)
江口昌太、船本一樹、尾田佳寛(JX−ENEOS)
山下大輝(西濃運輸)
猿渡眞之、飯塚孝史(大阪ガス)
清水翔太(日本生命)
井上翔夢、福敬登(JR九州)
今村幸志郎(西部ガス)

また、以下は来年のドラフト注目投手です。
角田皆斗(富士重工業)
山岡泰輔(東京ガス)
進藤拓也、田嶋大樹(JR東日本)
谷岡竜平(東芝)
七原優介(トヨタ自動車)
酒居知史(大阪ガス)

この中で、山岡投手は高卒2年目ながらエース格で東京ガスの評判も良く活躍が期待されます。

また、私が見た中では関谷投手あたりはダイナミックで魅力のある投手だと思います。

JR東日本は、その他の投手も良く、加えて来年は甲子園優勝投手の吉永健太朗投手(日大三−早大)も加わる予定で更に強力になるでしょう。


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■参加校 2015.7.15

高校野球で夏に時々話題になる参加校の減少ですが、今年は昨年より11校少ない3,906校のようです。

最多だった85回大会の4163校から12年連続で減少。少子化や他のスポーツも広がりもあるでしょう。

最激戦区は愛知の189校で神奈川の186校、大阪の180校と続き、最少は鳥取の25校。

愛知を含め11地方で参加校が増え、15地方で参加校が減ったとのことです。

一方、高校野球は2極化が進み部員が100名を超える高校や選手が少なく連合チームとして参加する高校も増えています。

ラグビー部員が2打席連続ホームランを打ったり、元連合チーム同士の兄弟対決があったりと夏ならではの話題もあります。

高校野球は高知を除く全国で開幕していますが、そろそろ台風も接近し日程も気になるところです。

私も、来週あたりは何日か休んで見に行きたいと思います。


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■高橋純平投手が肉離れ 2015.7.14

夏の高校野球の地方大会が全国でほぼ始まりました。

ここまで、前橋育英や尽誠学園など初戦敗退のようですが、東海地区はここまで順当勝ちのようです。

その中で、注目投手の調子は以下のようです。

まず静岡大会では、プロ注目の日大三島の小澤怜史投手が自己最速149キロを記録し1回戦で浜松開誠館に2失点完投勝利。プロ入りに大きく前進したのではないでしょうか。

続いて、愛知大会では誉の内田大貴投手が安城農林戦で7回余りを1安打8奪三振で、自己タイの142キロと好調。

昨日も書きましたが、菰野の山田大樹投手は最速が142キロだったようでしたが、終盤打たれて、今後に課題を残しました。

また、岐阜ではドラフト1位候補の県岐阜商の高橋純平投手が左ふくらはぎの肉離れで3週間の安静だとか。3回戦では関商工に何とか1点差勝ちしたものの、中京あたりもいて夏に登板せず予選敗退する恐れもありそう。回復具合が気になります。


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■岡崎西が健闘 2015.7.13

うちの中等部OBが5名と最も多く進んでいる岡崎西が豊橋中央と対戦。

私は見に行けませんでしたが、2回に4失点されながらも6回には勝ち越し、8回に再逆転され6対10で敗れましたが内容的にもいい試合ではなかったでしょうか。

うちの中等部OBの結果を見ると、3年生の大城選手が2番センターで出場し3打数1安打1打点。田村選手が代打で出場しホームランを放ったようです。

また、岡田選手と2年生の釡口選手も代打で出場しています。それから、2年生の森投手は5対6で迎えた9回に登板。4安打を浴び残念ながら4失点の内容でしたが、森投手は向上心がある投手でキレも良く来年は活躍してくれるでしょう。期待しています。

昨日、私は四日市に行き菰野対暁の試合を観戦。

菰野はドラフト候補のエースで山田大樹投手が先発。山田投手は序盤、いい立ち上がりで4回にミスから1点を失いましたが、あまり球速の出ない球場でMAXは142キロ。中盤までは、まずまずのピッチングでした。しかし、5対1で迎えた8回裏にミスや四球、ヒットを打たれ思わぬ4失点で同点に追いつかれました。

菰野は、2番手が昨年の決勝でも好投した永田将也投手が9回裏から登板。いきなり2ベースヒットを打たれノーアウト2塁のサヨナラ負けのピンチでしたが後続を抑え、その後も力投し無失点。結局、延長12回で3時間以上に及ぶ試合で6対5で勝利しました。

勝因は、2番手の永田投手の頑張りでした。桐村も、永田投手の次に登板予定のようで、ブルペンで力を込めて投げていました。次の試合は登板があるのではないでしょうか。


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■愛知大会開幕 2015.7.12

高校野球愛知大会が始まりました。

私は午前中に岡崎球場で岡崎北対安城学園の試合を観戦。

安城学園は背番号10番の2年生、古木大貴投手が先発。長身でやや細身の均整のとれた投手タイプでオーソドックスな投球フォームでコントロール良くコーナーに投げ分けます。スピードが出てくれば来年楽しみな投手となりそうです。

安城学園は中盤に着々と得点、最後は1年生の左腕、羽佐田諒投手が登板するなど来年以降が楽しみな投手陣です。

一方、岡崎北は少年野球時代から知っている選手もいて期待して観ていました。1番塩崎選手(岡崎南クラブ)は4打数1安打でした。

また、うちの中等部OBの浅野貴裕投手は、この回5点を失い尚も6回2アウトランナー2、3塁のピンチで登板、先頭打者を内野ゴロに抑えるも味方のミスで失点。しかし、動揺もなくその後も制球よく低目に球が集まりいいピッチングで8回、9回も抑え2イニング無失点で頑張りました。打つ方も1アウト3塁から、いい当たりのセカンドゴロで打点1と責任を果たしました。

中学では投手経験が少しあるものの中等部では投手経験のない浅野君。落ち着いたマウンド捌きで試合を引き締めコールド負けが見えてきた直後に3点を返し流れを変え、接戦に持ち込んだ働きをで成長を感じました。

また、午後からは刈谷球場に移動し、知立東対科技高豊田の試合を観戦。

知立東の岡投手は以前にも見て期待していましたが、この日はいいところで打たれ中盤に交代。打つ方も4番打者として四球2つはあるものの3打数無安打で悔しい内容でした。ただ、いい素材なので大学でも野球を続けるでしょう。

科技高豊田は、うちの中等部OBが1、2年生でいて試合には出ませんでしたが、生徒もほぼ駆けつけ大応援団で相手を圧倒しました。


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■注目投手 2015.7.10

いよいよ明日から始まる高校野球愛知大会の注目投手を私が見たり聞いたりした範囲で挙げてみました。

Aブロック
中京大中京:上野翔太郎、長谷部銀次、安城東:八田一輝、豊橋工:森奎真

Bブロック
中部大第一:長島彰、刈谷:本田昴大、大府:浅野亨太、豊田工:牧野元紀

Cブロック
豊田西:山本悠樹、誉:内田大貴

Dブロック
至学館:武田康平、吐前慎哉、豊川:森博人、豊田大谷:遠藤伸二

Eブロック
渥美農業:神藤陸、東邦:藤嶋健人、山下雅善、松山仁彦、愛知啓成:小柳津康平、岡崎城西:石川将光、愛知黎明:木原大地、享栄:川村知裕、春日丘:長谷川颯

Fブロック
愛産大三河:平松卓磨、西尾東:倉知海斗、

Gブロック
愛産大工:高坂翔悟、誠信:清水貴文

Hブロック
愛工大名電:福本裕亮、桜木健次郎、愛知:榊原裕太、大同大大同:小池侑矢、成章:井口滉一

どの投手も頑張ってほしいと思いますが、誰が活躍するかも注目です。


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■高校野球展望 2015.7.9

昨日、私の手元に高校野球愛知大会の冊子が届きました。

メンバー表を見ると、うちの中等部のOBの3年生は全員ベンチ入りし、半数以上はレギュラー番号をもらいました。今から楽しみです。

また、愛知大会の展望も書いていましたが、優勝候補は愛工大名電、東邦、中京大中京、誉、中部大第一、豊橋工など多数挙げられていました。

私も何となく今年は福本投手、桜木投手の評判もいい愛工大名電あたりが戦力が整っているのではないかと思います。

それから、高校野球ドットコムには三重大会の展望・総括コラムが掲載されていました。

その中で、三重県の野球ライターに聞いた今夏の戦力分布、注目は、いなべ総合と菰野ということでした。

いなべ総合は、エース倉田祐輔投手、140キロ近いストレートが武器の祝大祐投手、打ちにくいカーブが特徴の内山昌高投手ら3人の左腕に安定感があります。更に右の山内智貴投手、水谷優投手と投手陣は豊富。

対抗は昨夏の準優勝メンバーが8人残る菰野。菰野は優勝候補の筆頭と考えられていてエースで4番の山田大樹投手を筆頭に永田将也投手、横井希投手の140キロ超の快速球トリオに加え、抜群の制球力を誇り春季四日市地区予選で第4シードの海星を完封した桐村渉投手が山田に次ぐ活躍をするのではと期待。

桐村も頑張っていて2年連続で決勝で敗退している菰野だけに是非、甲子園に出場してもらいたいと思います。


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■速報!甲子園への道 2015.7.8

高校野球が始まっている時期でもありますが、まだ梅雨空で今週から始まる愛知、三重、静岡大会も天気が気になります。

夏の高校野球が始まるとしばらくして「速報!甲子園への道」がテレビで放映されますが、今年は7月21日(火)〜29日(水)の9日間で全代表校決定まで放送されますが、内容は以下となります。

「今年のヒーローは誰だ」全国系列局のご協力の下、49地方大会全ての決勝戦を速やかにお届けします。また、注目すべき代表校、地方大会で活躍した選手を取り上げ、“全国大会を絶対見る“と視聴者に思わせるような番組作りを目指します。

「ラストミーティング 〜輝きのあとに〜」甲子園の切符を掴んだチームの陰で、涙にくれる選手たち。“甲子園出場”という夢は叶わなかったけれど、仲間と共に厳しい練習に耐えてきた選手と厳しくも愛をもって指導した監督の思いが一気に弾けるその瞬間を生々しく伝えます。

「甲子園を目指す球児たちのドラマ」甲子園を目指す、全国各地の球児の生ドラマに密着。強豪校だけではなく、弱小チームでも夢を目指す想いに勝ち負けはない。それぞれのチーム、それぞれの選手たちの生のストーリーに迫ります。

「熱闘甲子園」の前の「速報!甲子園への道」も楽しみですが、今年は私が知っている投手も出演するようでもあり注目しています。


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■新たな夏、プレーボール 2015.7.7

高校野球100年を記念し日本高校野球連盟と朝日新聞社が、8月5日に大阪市中央公会堂でシンポジウム「新たな夏、プレーボール」を開くとのことです。

このシンポジウムは、第1部でノンフィクション作家の佐山和夫さんが「日本人と高校野球」と題して講演。

第2部では、甲子園で活躍した荒木大輔氏(早稲田実)、宮本慎也氏(PL学園)、仁志敏久氏(常総学院)が高校時代の思い出や高校野球への思いを語り合います。

また、長嶋茂雄さんや王貞治さんが、事前収録したビデオ映像で登場します。司会、コーディネーターは朝日放送の伊藤史隆アナウンサーと私の知り合いの朝日新聞の安藤嘉浩編集委員。

このシンポジウムに参加することも可能で、午後1時30分開演で事前申込制(参加無料)で聴講券が必要。はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号、同伴者の有無(1人まで)を書き、〒530−0005 大阪市北区中之島2の3の18 中之島フェスティバルタワー3階 (株)キョードー大阪内 高校野球100年事務局まで。7月21日消印有効。応募多数の場合は抽選です。

興味のある方は申し込んでみてはどうでしょうか。

ところで、この「新たな夏、プレーボール」は今年の甲子園の選手権大会のキャッチフレーズに選ばれたもので広島、宮島工高3年の山本守人さんの作品。昨年は「キラキラ輝く、キミの夏」でしたね。


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■岐阜大会開幕 2015.7.6

夏の高校野球岐阜大会が始まりました。

まず、優勝候補筆頭の県岐阜商は高橋投手温存で本巣松陽に6対1で勝利。プロのスカウトも21名が球場に駆け付けたようですが肩すかしだったようです。

続いて優勝候補の土岐商も岐阜聖徳に7回コールドで8対0で快勝。中京も武義に7回コールド9対1で勝利。両校共に打線が活発です。

今日の中日スポーツにはMAX146キロの土岐商のエース勝野昌慶投手が大きく掲載されていました。この日は4安打10奪三振で自ら先制3ランホームランを放つなど活躍しました。

ところで、私が3年前に中学のクラブチーム選手権の東海大会で戦ったメントーズの渡邉投手は帝京大可児に進みエースとなりましたが、昨日は完投しながらも4対5で多治見工に負け初戦敗退。

注目していただけに残念ですが、渡邉投手は岐阜の大学で野球を続けるようで、これからも頑張ってほしいと思います。


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■田中正義投手 2015.7.3

先日行われた大学ジャパン対NPB選抜で若手プロから7連続三振を奪った創価大の田中正義投手。

昨日から始まったユニバーシアード夏季大会の活躍も期待されています。野球は来週の6日に始まりますが、ライバルの韓国戦に登板するのではないでしょうか。

ところで、小関順二さんのHPで昨日、今年の球速ランキングが発表されました。その中で、小関順二さんが見たアマチャアの球速ランキングは以下となっています。

153キロ 6月29日 田中 正義 創価大 3年
152キロ 4月11日 加藤 拓也 慶応大 3年
152キロ 6月11日 岡田 明丈 大阪商業大 4年
152キロ 6月13日 生田目 翼 流通経済大 3年
151キロ 5月09日 西村 天裕 帝京大 4年
151キロ 6月09日 丸山 泰資 東海大 3年
150キロ 3月28日 高橋 純平 県岐阜商 3年
150キロ 4月28日 横山 弘樹 NTT東日本 23歳
150キロ 6月08日 熊原 健人 仙台大 4年

田中投手は現時点でもアマチャアbP投手でしょう。高橋投手も高校生で唯一150キロを投げる貴重な投手です。

昨日、日ハムの大谷投手が今年初めて160キロをマークしましたが、これがプロの投手の中でも今年のトップ。

150キロという数字は、プロに入っても十分投げられる数字ではないでしょうか。


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■高校野球100周年 2015.7.2

高校野球が始まって今年で100周年。

この記念の年に開幕戦では王さんが始球式を行うことが少し前に発表され話題となっています。

王さんが早稲田の2年生投手としてセンバツで優勝投手となりましたが、1週間で4連投という快投で決勝の高知戦では血染めのボールで優勝を果たしました。

私は小さい頃に王さんの大ファンだったこともあり今年の始球式は大変楽しみにしています。

また、100周年を記念して野球殿堂博物館では今週の月曜日から高校野球100年の特別展示が始まりました。

野球殿堂博物館は東京ドーム内にあり都市対抗の試合前後で機会があれば行ってみたいと思います。

それから、今年の熱闘甲子園のキャスターは古田氏になりました。古田氏は喋りも上手く見る視点や考え方は参考になるので今から楽しみです。

今年の甲子園は昨年より2日早い8月6日から15日間(準々決勝翌日の休養日1日を含む)、組み合わせ抽選会日程は、8月3日に開催されます。

夏の甲子園も、いよいよ残り1ヶ月となりました。


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■調整方法 2015.7.1

7月になり高校3年生の投手にとっては最後の夏を迎えようとしています。

最後に悔いのないピッチングをするには残り数週間、どのように調整していくかが非常に重要になります。

今はまだ追い込んだ練習をしていると思いますが、怖いのはこの時期の怪我です。

投げ過ぎによる肩、肘など疲労の蓄積がある場合は、練習後のクールダウンに十分な時間をかけ疲労が残らないようにする。投球しない日を設けるなどして試合に向け調整していくことです。

次は、体調面です。まだ、梅雨で気温が上がっていませんが大会前には暑さが増します。十分な水分補給が大事ですが、冷た過ぎる飲み物や一気に飲むのは胃腸への負担が大きく体調を崩しバテる原因になります。なるべく冷えすぎていない飲み物をこまめに飲むようにすることです。

食事も大事でタンパク質を多めに摂取し、食事が進まない時は炭酸飲料を少し飲むと食欲が増すなどの効果もあります。食事をしっかり摂り体重をキープすることに心掛けましょう。

また、投球練習は量から質に変える時です。キャッチボールから1球1球集中して投げ、無駄な投球はしないことです。調子を上げるには全力で投げるより8分で投げ調子が上がったら少し全力で投げてみることです。この時期、コントロールの精度を上げ自信を持ってマウンドに上がれるように調整することです。

練習の成果が試合で出ます。練習で自信を持てば自信を持ってマウンドに上がれます。試合の結果は色々あります。結果に一喜一憂するのではなく最後の調整で心身共に万全な状態にしておくことに心掛けましょう。


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■矢野典佳氏 2015.6.30

先週の水曜日にトヨタ自動車の練習を見に行った際のこと。

この日は高校生の投手も参加していましたが、トヨタ自動車の練習に時々来ていただいている矢野典佳さんがピッチングを見て色々アドバイスをしていました。

矢野さんは野球経験はなく野球好きが高じてメジャーリーグ通となり、独学で投球フォームや、そのバックボーンとなる運動力学などを研究し始めたという方です。

また、矢野さんはオリックスの金子千尋投手が長野商時代からのピッチングの師匠であり、トヨタ自動車に進んだ後も指導にあたり、その縁で現在も時々、トヨタ自動車の投手陣のアドバイスをして頂いています。

高校生の投手も投球フォームについてアドバイスを受けていましたが、テークバックが内側に入り過ぎないようにするには、足を上げてグラブでボールをキープした後、一旦胸につけてから腕を下していくと体に沿うように腕が動くので内側には入らない。というアドバイスが私も参考になりました。

うちの中等部の投手にも内側に入ると腕が横振りになりボールが左右にバラつくので、入らないようにアドバイスをしていますが、一旦胸につけることにより内側に入りにくくなることは参考になり、早速日曜日の練習の際に指導しました。

矢野さんは現在、新潟の中越などの臨時コーチも務めているようで活動的ですね。

■二宮清純レポート オリックス投手球界のエース金子千尋が明かした「常識破りの投球術」「僕がピッチングでいちばん大事にしていること」

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■愛知大会組み合わせ 2015.6.29

高校野球愛知大会の組み合わせが決まりました。

初戦屈指の好カードはEゾーンの享栄対春日丘。この勝者が順当にいけば次は愛知黎明と対戦する厳しい組み合わせとなりました。

このEゾーンのシード校は渥美農業ですが渥美農業の初戦の3回戦がおそらく東邦になり、この勝者は愛知啓成か桜丘か名城大附になるという激戦ゾーン。他にも星城や刈谷工も入り、どこが勝ち上がるか注目です。

その他、A:中京大中京ゾーンには豊橋工、C:豊田西ゾーンには誉が入りました。

それから、三重大会と静岡大会も組み合わせが決まり、いよいよ本番モードとなりました。


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■甲子園監督の新たな立場 2015.6.26

愛知県の高校野球で2人の甲子園監督経験者が新たな立場で甲子園を目指すことになり、朝日新聞デジタルでの記事もありました。

1人目は、元豊田西の平林宏氏(58歳)。

平林さんは4月から星城の監督に就任。98年のセンバツ大会で初めて甲子園に導きました。私も松下投手と寺田捕手を思い出します。

その後、大府に異動したものの同校には野球部OBが監督を務めるという不文律があり野球部には関わりませんでした。13年4月に安城に異動後も高校野球からは離れてました。

しかし、昨秋に星城から監督就任の依頼があり今年3月末で県を退職。同校の保健体育教諭になり高校野球の現場には5年ぶりの復帰。

これまで打倒私学でやってきた自分が私学でやるとは思わなかったと言いますが、最後は監督で終わりたかったとの願いが叶い星城での新たな出発となりました。

もう1人は愛産大三河監督32年の竹治玄造氏(54歳)。

竹治さんは1996年夏、2000年春と2度の甲子園出場を果たしましたが、今春「世代交代を」との思いもあって、野球部で23年を一緒に過ごした桜井春生部長(45歳)に監督を託しました。

自身は部長に退いたが公式戦ではベンチに入り試合前のノックを打つこともあります。過去2回の甲子園は、いずれも初戦敗退。「今度こそ甲子園で校歌を歌いたい。そのためにも監督を支えていきます」とのこと。

うちの中等部OBも何人かお世話になった2人の甲子園監督経験者の新たな出発にも注目しています。


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■高校野球組み合わせ 2015.6.25

高校野球選手権大会の組み合わせが続々と決まりつつあります。

東海地区では岐阜が既に決定。評判の高い県岐阜商と中京が勝ち進めば準々決勝で対戦します。他には大垣日大、土岐商、岐阜工あたりでしょうか。混戦模様のようなので勢いに乗ったところが勝ち上がりそうです。

また、今週末は残る3県が決定します。金曜日に三重、土曜日に愛知と静岡が決定。

うちの中等部出身には2名の主将がいてクジを引くことになります。どこと対戦するか注目です。

ところで昨日は休みを取ってトヨタ自動車の練習を見に行きました。

午前中はノックの後、実戦的なシートバッティング。午後からはフリーやロングティーのバッティングでした。

選手は元気そうで今日からは東芝他とオープン戦を3試合行う予定、7月からは補強選手も合流し、都市対抗本番ムードになるでしょう。


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■補強選手 2015.6.24

都市対抗野球に出場する補強選手が決まりました。

昨年優勝の西濃運輸は補強ができないものの、3名の枠の中で4チームは2名ですが残る27チームは3名を指名しました。

その中で投手は35名で各チーム約1名の中で三菱重工名古屋が3名補強したのは驚きです。

チーム別でみると最多が12名のパナソニック、続いてNTT東日本の9名、三菱日立パワーシステムズ横浜の6名と続きます。

昨年、西濃運輸に補強されたトヨタ自動車の佐竹投手が1回戦の東芝にセーブ、2回戦の三菱重工神戸と準決勝のJX−ENEOSに完投勝利でMVP並みの活躍をしただけに補強選手の活躍が優勝のカギとなります。

ところで、社会人野球の都市対抗で採用されている補強制度にはどんな歴史があるか調べてみました。

まず、都市対抗において補強制度がスタートしたのは1950年の第21回大会から。

その年に起きたプロ野球の2リーグ制に伴い球団数が一気に8から15に増加。そのため100名を超える選手が社会人野球から引き抜かれたことがきっかけでした。

大量の選手流出でレベルの低下を懸念した大会関係者が「都市の対抗」という伝統を守る意味も含めて補強制度を考案。

こうして、敗退した同じ地区の選手を加えて戦力をアップさせるという、都市対抗ならではのユニークなシステムが生まれました。

当初は2次予選の前に5名、都市対抗本戦の前に5名の計10名補強できましたが、1978年の第49回大会から2次予選での補強がなくなり、都市対抗本戦時に5名まで補強選手を選ぶことができました。

その後、2010年の81回大会からは3名までと登録人数が減っていきながらも現在まで続いています。

ちなみに、この補強制度を発案した人物こそ都市対抗野球育ての親といわれている小野三千磨だといわれています。

選手の立場に立ってみると所属チームが予選で敗れても、自分自身が出場できるチャンスを得られるので、地区を代表する選手になろうとモチベーションを高く保てるというメリットもあります。

また、都市対抗には10年連続出場という表彰制度もあります。今年もあの選手をドームで見たいというファンの声を実現するためにも、意義のある制度をいえるでしょう。

同様に補強制度は地方で埋もれている才能を全国デビューさせる貴重な場にもなっていて、広島の中継ぎの主軸としてブレイクした一岡竜司投手がその例です。

専修学校ながら社会人野球に登録してある沖データコンピュータ教育学院の生徒だった一岡投手は、3年時の2011年にJR九州の補強選手として都市対抗に初出場。

大会では打ち込まれてしまったものの、その年のドラフト会議で巨人から3位指名を受けるきっかけとなりました。

当初、一岡投手にプロ入りの意志はなく、エンジニアを目指していたという経歴を知れば、まさに補強制度が生みだしたシンデレラストーリーといえるでしょう。

一方、今年はないものの近年は都市対抗本戦への切符を手にしても「補強制度」に頼らないチーム作りを目指す例は年々増加傾向にあります。

社会人野球チームの減少もあって、有力選手が特定のチームに集中しやすくなっているという背景もあります。

しかし、都市対抗優勝と補強制度の間には奇妙なジンクスも存在。それは補強選手を活用せずに優勝はできないというものです。

1950年の補強制度開始以来、都市対抗優勝チームには必ず補強選手が存在していました。

しかし、ようやく2012年にJX−ENEOSが優勝。優勝チームが補強出来ない翌年の2013年も優勝し連覇したことで60年以上続くジンクスに終止符が打たれました。

当時のJX−ENEOSの戦力の充実ぶりがうかがえます。今年、西濃運輸が2度目の補強なしでの優勝を果たせるかも注目です。


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■北海道大会 2015.6.23

高校野球選手権大会の予選が沖縄と北海道で始まりました。

まず、沖縄では3年連続代表を目指す沖縄尚学が、神里投手の好投で92球の完投勝利。昨秋は県大会でまさかの初戦敗退しているだけに甲子園へ燃えるものは大きいでしょう。

北海道は南北海道でスタート。A、B、Cの3ブロックから全道大会に出場する代表校が決定します。東海大四、北海、北照あたりが本命でしょうか。

その北海道で昨日から社会人野球の北海道大会が始まりました。

北海道大会は都市対抗に出場する一部を除く第1代表が集う大会で都市対抗を占う大会でもあります。

東海地区からは昨年都市対抗覇者の西濃運輸と第1代表のJR東海が出場。西濃運輸はエース佐伯投手の完投でJR東日本東北に3対1で勝利。

JR東海も室蘭シャークスに3対2で勝利。新人の喜久川大輔投手(沖縄尚学−関東学院大)と加藤智弘投手(中京)のリレーでした。加藤投手も入社5年目になりました。そろそろ出てきてほしいものです。

北海道大会は最後の日本選手権対象大会でもあるので西濃運輸かJR東海に優勝してもらいたいと思います。


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■都市対抗組み合わせ 2015.6.22

都市対抗野球の組み合わせが決まりました。

まず、昨年覇者の西濃運輸は開幕試合でJFE西日本との対戦が決定。その西濃運輸は勝てば2回戦は強豪の日本生命か初出場の西部ガスと対戦。

同じくAグループはトヨタ自動車がJR北海道と対戦。勝てばJR東日本か三菱重工神戸・高砂と対戦。西濃運輸、トヨタ自動車、日本生命の強豪3チームが入ったグループになってしまいました。

続いてBグループも王子がセガサミーと三菱重工名古屋が優勝候補のホンダと対戦。このグループもJX‐ENEOSやJR九州、日本新薬もいて強豪ぞろい。

準決勝までにAグループとBグループに優勝候補のほとんどが入ってしまった組み合わせとなりました。

また、今回は組み合わせをみてもJRグループが多いことが目立ちます。北海道、東日本東北、東日本、東海、四国、九州と西日本を除くチームが結集。Cグループでは1回戦で東日本東北と東海が激突します。

一方、新日鐵グループ4チームは全て予選敗退と時代の流れでしょうか。

それから、JR東海に入った中田亮二選手(中日)、三菱重工長崎に入った加児前竜一外野手(巨人)、岸敬祐投手(ロッテ)など元プロ野球選手の1年目の選手も出場。補強選手も加わり、都市対抗ならではの大会になります。

トヨタ自動車の初戦は当初予定の19日ではなく22日になりました。1回戦のJR北海道は前回出場した3年前と同じ組み合わせとなりました。3年前は門倉投手(中日)から坂田選手が決勝2ランを放ち快勝。2回戦では横浜DeNAに入ったNTT東日本の井納投手に抑えられたことを思い出します。

当時のメンバーからは大きく変更になりましたが、今年もどんな戦いを見せてくれるか楽しみです。


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■西武ガス 2015.6.19

都市対抗野球に出場チームがようやく出揃いました。

雨で順延が続いていた九州で最後の切符を手にしたのは発足3年目の西部ガスでした。

西部ガスは第3代表決定戦でホンダ熊本に4対1で勝利し代表を獲得しました。

西部ガスは3年前に発足し、高校野球で田中マー君らを育て夏連覇の偉業を達成した、あの香田誉士史氏を招いたことでも話題になりましたが、目標の3年目の代表獲得は見事でした。

これで、全32チームが出揃いましたが、初出場は西部ガスのみで最多は57回目の日本生命。日本生命は13年連続でこれも連続出場としては出場チームの中で最も多くなっています。

優勝候補はホンダやJR東日本の評判がいいようです。トヨタ自動車も関東の強豪に割って入って初優勝を目指してほしいと思います。

また、今日組み合わせ抽選会があります。観客動員で優先権のあるトヨタ自動車の初戦は18日か19日かで決まると思いますが、まずは相手がどこになるか注目です。


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■東海地区補強選手 2015.6.18

都市対抗野球に出場する東海地区の補強選手が以下のように決まりました。

JR東海:中野隆之(投手、ジェイプロジェクト)、山本明大(内野手、東邦ガス)、宇津野純一(外野手、東邦ガス)
ヤマハ:角屋龍太(投手、ジェイプロジェクト)、南善太(内野手、東邦ガス)、櫛田祐也(内野手、新日鐵住金東海REX)
王子:小林崇人(内野手、三菱自動車岡崎)、加藤辰祐(内野手、新日鐵住金東海REX)、荒川智則(外野手、東邦ガス)
永和商事ウイング:藤本瞬(投手、ホンダ鈴鹿)、井貝星良(内野手、東海理化)、中村毅(外野手、ホンダ鈴鹿)
トヨタ:宇田川雄一郎(投手、三菱自動車岡崎)、大城戸匠理(内野手、ホンダ鈴鹿)、庄司輔(外野手、ホンダ鈴鹿)
三菱重工名古屋:鹿沼圭祐(投手、ホンダ鈴鹿)、蒔野健太(投手、東邦ガス)、北畑勇季(投手、三菱自動車岡崎)

選ばれたチーム別では、東邦ガス5名、ホンダ鈴鹿5名、三菱自動車岡崎3名、新日鐵住金東海REX2名、ジェイプロジェクト2名、東海理化1名でした。

東邦ガスの水田投手、小椋投手、甲斐投手らが選ばれなかったのが意外でした。

トヨタ自動車に選ばれた宇田川投手はトヨタの補強としても3度目、年齢的に少し下降気味になってきましたが貴重な左腕のリリーフとして期待されます。

大城戸内野手はドラフト注目選手、法大時代は河合選手と同期であり、3年生の時には多木選手がショート、河合選手がセカンド、大城戸選手がファーストだったので息が合うでしょう。どこでも守れるのでどこで使うか注目です。

庄司外野手はファーストも守れる外野手です。

大城戸内野手も庄司外野手も左打者ですが、右打者が欲しかったとは思います。

都市対抗の組み合わせ抽選は明日。ちょうど1ヶ月に迫った都市対抗の相手も決まります。


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■先輩・後輩・同級生!つながりトリビア 2015.6.17

高校野球ドットコムで「先輩・後輩・同級生!つながりトリビア」というコラムが掲載されています。

このコラムは有名校からの大学、社会人、プロへと進路が分かりやすく面白いものとなっています。

今まで紹介された高校は以下です。

帝京:高校生離れしたポテンシャルで圧倒
敦賀気比:近年の成績が圧倒的
日大三:小倉監督と熱い絆を実感
横浜:次々とプロ野球選手を輩出
広陵:15年間で14人のプロ野球選手を輩出
関東一:2008年から復活! 強打の野手を輩出し続ける
八戸学院光星:坂本、北條、田村と次々と強打者を生み出す
智辯和歌山:近年、OBの活躍が目覚ましい
済美:福井、安樂などパワフルな投手を輩出

これからも、大阪桐蔭など紹介されるでしょう。

■先輩・後輩・同級生!つながりトリビア


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■変化球の移り変わり 2015.6.16

時代と共に大きく移り変わる変化球ですが、どのように変わってきたかを考えてみました。

私が高校時代に投げていた変化球はカーブのみ。その後、社会人になってシュート、スライダーを覚えました。これが、30年前でした。

ちょうど30年前がスライダー全盛時代といっていいでしょう。私もスライダーを覚えることで投球の幅が広がりました。

その後、スライダーは少し減りカットボールが増え、シュートも少しシンカーに変わってきました。

また、落ちる球としては20年ぐらい前がフォークのピークで、その後パームを投げる投手も出てきて、現在はフォークが減りツーシームが増えています。

また、増えてきた変化球といえばチェンジアップ。これは今全盛でしょう。

打者のレベルアップによって、投手もストレートの軌道からより打者に近いところで変化し、投げやすくコーナーをつける変化球に移り変わってきました。

何度か書いていますが、高校生も投げやすいチャンジアップはおススメです。ストレートの軌道からスピードの変化だけでいいので自分のものにしてみましょう。


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■早大が優勝 2015.6.15

第64回全日本大学野球選手権大会は決勝で早大が流通経済大に勝利し3年振り5回目の優勝で終わりました。

早大は小島投手、大竹投手、竹内投手ら1年生から3年生の投手の頑張りが目立ちました。

流通経済大の3年生エース生田目翼投手(水戸工)は決勝の先発で敗戦投手となったものの準決勝で2安打完封、MAX155キロのスピードは魅力でタイプ的にも面白い存在です。

また準決勝で敗退したものの神奈川大もエース濱口遥大投手(三養基)は3年生、今大会21イニング無失点の好投。MAX150キロの左腕だけに来年のドラフト候補でしょう。東海大の丸山泰資投手も含め150キロ以上の3人の3年生投手が目立ちました。 

一方、4年生で目立ったのは大商大の岡田明丈投手(大商大)。リーグ戦でも6勝を上げMVP。関西ではbP投手で準決勝でも152キロをマークしました。

早大はリーグ戦でも完全優勝で本命で大学野球選手権大会でも、その通りの結果でしたが、何故か寂しいのは4年生の吉永健太朗投手の登板がなかったこと。

吉永投手は1年生の春にいきなり大活躍、3年前の優勝に大きく貢献しながらも肩痛、肘痛にも悩まされ、フォームも乱れ春はリーグ戦にようやく短いイニングに投げられただけ。

斎藤佑樹投手、東浜巨投手、島袋洋奨投手と甲子園優勝投手に見られる大学後半での低迷に吉永投手も陥っていますが秋の復活に期待しています。


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■北海道大会 2015.6.12

社会人野球の都市対抗地区予選で第1代表に決定したチームが集う北海道大会の組み合わせが決まりました。

東海地区からはJR東海と昨年本大会優勝の西濃運輸。6月22日から始まりますが、日本選手権対象大会でもあるので、東海地区にとってもどちらかの優勝を願っています。

また、都市対抗地区予選は中国と九州を除く地区で代表が決まりました。

その中で、東海地区以外で予選敗退した主なチームとしては以下となります。

東北:七十七銀行、北関東:新日鐵住金鹿島、南関東:JFE東日本、東京:NTT東日本、鷺宮製作所、西関東:三菱日立パワーシステムズ横浜、近畿:パナソニック

特にパナソニックは第2代表決定戦から代表決定戦を続けて4連敗での予選敗退。最後は昨年オフから原因不明の腹痛が続き、過敏性腸症候群と診断され冬場もほとんど練習ができなかった日本新薬の榎田投手に完投負け。

都市対抗予選1ヶ月前の岡山大会で優勝しているパナソニックだけに都市対抗予選敗退は意外な結果でした。


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■第6代表に三菱重工名古屋 2015.6.11

社会人野球の都市対抗東海地区予選は最後の第6代表に三菱重工名古屋に決まりました。

最後の試合は三菱重工名古屋の菊池投手がホンダ鈴鹿を1対0で完封勝利。三菱重工名古屋は高木投手が抜けましたが、菊池投手が大黒柱としてまだまだ頑張りますね。

一方、予選敗退となったホンダ鈴鹿は第2代表ゾーンからの全て1点差負けでの転落。最後は3連敗と都市対抗予選の難しさを痛感した結果になってしまいました。

そのホンダ鈴鹿ですが、阪神に守屋功輝投手、ヤクルトに土肥寛昌投手が入団し戦力ダウン。

その穴埋めとして鹿沼圭佑投手(東洋大)、栃谷弘貴投手(國學院大)、國岡祐樹投手(愛工大)、佐藤雄偉知投手(東海大相模)と4名の投手を補強。

既に栃谷投手と國岡投手は実際に見ることが出来ました。鹿沼投手も抑えで投げていますが、JFE東日本の主力投手で投げていただけにホンダ鈴鹿に移籍した時には驚きました。佐藤投手は中日の育成枠を蹴っての入団で注目です。

予選敗退したもののホンダ鈴鹿は魅力ある投手が揃っていますね。来年は期待できるでしょう。浦嶌投手も頑張ってほしいですね。


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■大学野球選手権 2015.6.10

先日から始まった大学野球選手権の2回戦で愛院大が2回戦で登場しましたが東亜大に2対4で負け敗退しました。

また、初出場の皇學館大は福井工大に1対0で勝利しています。

ここまで登板した投手の球速ランキングは以下となります。

丸山 泰資(東海大3)  151km/h(東ド)
熊原 健人(仙台大4)  150km/h(東ド)
岡田 明丈(大商大4)  150km/h(神宮)
小野 泰己(富士大3)  147km/h(東ド)
井手亮太郎(九産大2)  147km/h(東ド)
井口 和朋(東農北4)  146km/h(東ド)
高良 一輝(九産大3)  146km/h(東ド)
桜井 俊貴(立命大4)  145km/h(東ド)

東邦出身の丸山投手は高校時代に比べ8キロアップは素晴らしいですね。

また、高校野球北信越大会は佐久長聖が敦賀気比に勝利し優勝。

敦賀気比は昨年秋に地区予選で敗退し県大会にも出場できませんでしたが大きく成長しました。藤原監督は指導力がありますね。


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■トヨタ自動車が本大会へ 2015.6.9

社会人野球の都市対抗東海地区予選は第3代表に王子、第4代表に永和商事ウィングが決まり、昨日は第5代表決定戦でトヨタ自動車がホンダ鈴鹿と対戦しました。

トヨタ自動車はエースの佐竹投手が先発。

佐竹投手は過去の3試合に比べ序盤からストライク率が高く球も低目に集まり快調なピッチングでした。

一方、ホンダ鈴鹿は新人の栃谷弘貴投手(小山台−國學院大)が先発。

栃谷投手はストレートもまずまずでスライダーのいい投手でした。

試合は5回にトヨタ自動車がランナー2塁から小島選手が右中間先制タイムリースリーベースヒットを放ち先制。

試合は6回にお互いミスで1点づつ取り合い2対1のまま最終回へ。

佐竹投手は最後まで気持ちが集中し、最後の打者も三振に仕留め自責点0の完投勝利。

トヨタ自動車は打撃不振ながらも何とか3年振りの都市対抗本大会への切符を手にしました。優秀選手賞には当然ながら佐竹投手が選ばれましたが、昨年同様に本大会での活躍も期待しています。


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■ヒップファースト 2015.6.8

今まで何度かヒップファーストのことを書きましたが、昨日も中等部の練習で指導したポイントを紹介します。

ヒップファーストを形成するポイントは頭、お尻、踏み出す足の3点あります。

頭をあまり移動せず軸足に残しておく、お尻は思い切って前に出す、踏み出す足は軸足付近に残して体重を移動させる。

頭をあまり移動せず軸足に残しておくようにすれば必然的にヒップファーストの形になり、更に右投手であれば右肩が下がり、グラブが上がりやすくなります。

お尻は思い切って前に出せばいいのですが、なかなか中学生にはイメージ出来ないので2人1組で1人が肩を支えて前に行かないようにイメージさせました。

踏み出す足は軸足付近に残して体重を移動させることはヒップファーストの形をなるべくキープすることです。体が倒れる最後に足を出せばOKです。

頭、お尻、踏み出す足が1塁側から見て「く」の字のようになればヒップファーストの形になります。

もう2点挙げるならば、踏み出す足のつま先を2塁ベース方向に向けること、軸足の方の膝と腰を少し曲げてゆとりを持たせゆっくりと体重移動が出来るようにすることです。

ヒップファーストは最初はゆっくりと始動し最後にスピードアップさせると、しっかりと踏み込めてスピードアップに繋がります。

最初はゆっくりにすれば間が取れて打者のタイミングを外すことにもなり、力を軸足に溜めて溜めた力を最後に発揮することにも繋がります。

色々考えてヒップファーストを自分の武器にしてみましょう。


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■第2代表にヤマハ 2015.6.5

社会人野球の都市対抗東海地区予選の第2代表決定戦でヤマハが永和商事ウィングに9対5で勝利し2年振り38度目の本大会出場を決めました。

この試合3本のホームランで打撃戦を制したヤマハですが、昨年の都市対抗予選では2度も永和商事ウィングに敗れ11年連続出場を果たせず株主総会でも質問が出て監督交代劇もあっただけに喜びもひとしおでしょう。

ヤマハは3年目の長谷川亮佑投手(三重中京大)が5試合中4試合の先発で、大野健介投手や戸狩聡希投手、新人の池田駿投手(新潟明訓−専修大)と左投手が頑張りました。

今日はいよいよ第3代表決定戦でトヨタ自動車が王子と対戦します。ヤマハに続き代表を決めてもらいたいと思います。


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■井納翔一投手 2015.6.4

現在、4勝2敗で横浜DeNAベイスターズの躍進に貢献している井納翔一投手が高校野球ドットコムでインタビューされていました。

木更津総合高校時代に甲子園に行きながらもエース格ではなくベンチ入り出来ず、上武大では最初の3年間は肘の手術などで投げられず、NTT東日本の4年目でようやく躍進した井納投手。

そのNTT東日本の4年目にプロのスカウトの評価を高めたのが、都市対抗2回戦でのトヨタ自動車戦。

トヨタ自動車は中日に入った祖父江投手が打たれ、NTT東日本は井納投手が好投し7対2で勝利。私もネット裏で見ていましたが、井納投手のストレートに押されチャンスも少なかったことを思い出します。

その好投がなければプロ入りもなかったでしょう。井納投手も続けることの大事さをインタビューで語っていました。


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■野球塾 2015.6.3

社会人野球の都市対抗東海地区予選は負けたら終わりの第6代表トーナメントが始まりました。

1試合目の三菱自動車岡崎と東海理化では序盤から点の取り合いとなり5回を終わって11対10と社会人野球では考えられない展開となりましたが、後半は両チーム無得点で最後はエースの宇田川投手が締め三菱自動車岡崎が接戦を制しました。

また、東京地区は第1代表決定戦で東京ガスが明治安田生命に延長11回で4対2で勝利し第1代表となりました。ドラフト注目の山岡投手が完投勝利でした。

ところで、月曜日のテレビで名東野球塾が紹介されていました。

塾長は元享栄の主将で祖父が元プロ野球選手で小学生と中学生を指導しているというものです。

愛知県にはプロ野球球団があり引退選手も多く野球塾というものが多くあります。

料金は入会金は別として安いところで週1回で月1万円〜2万円が相場です。

中学生が夏に引退し高校に入る間に通うのにはいいのではないでしょうか。


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■トヨタ自動車が三菱重工名古屋に勝利 2015.6.2

社会人野球の都市対抗東海地区予選の第3代表の準決勝、トヨタ自動車対三菱重工名古屋を観戦しました。

トヨタ自動車は先発が上杉投手。上杉投手は序盤から好調、平均145キロ以上のストレートを低めに集め、終始落ち着いたピッチングで7回を単打の4安打に抑え無失点。1ランク上の大人のピッチングが出来るようになりましたね。

一方、三菱重工名古屋は私のオススメの水野投手が先発

水野投手は初回に2番の水野選手に追い込んでからインコースの球が甘くセンター前ヒットを打たれ、2アウト2塁となったところで4番の木下選手にも同じように追い込んでからインコースへの甘いシュート系の球をセンター前に運ばれて先制されました。

水野投手はアクシデントがあったのか、2回からは伊藤久起投手にスイッチ。

その後、三菱重工名古屋は兼松剛士投手、西納敦史投手、吉田慶太郎投手と小刻みに繋ぎました。

しかし、試合はトヨタ自動車ペースで進み5回に水野選手のタイムリーヒットで2点目。

8回には1アウト満塁から瀧野選手の犠牲フライで3点目。

代打、坂田選手のイレギュラーヒットで4点目。

試合は結局、8回からトヨタ自動車は佐竹投手を注ぎ込み完封リレーの4対0で勝利。

トヨタ自動車は、昨年の都市対抗で三菱重工名古屋と2試合対戦し苦しんだ天敵の菊池投手のオーダーで考えていたと思いますが、菊池投手が登板しなかったこともありトヨタ自動車は有利な試合運びでした。

これでトヨタ自動車は第3代表の決勝に進み、3連敗しない限り本大会への切符を手にできる状況となりました。ここまで投手陣は4試合で失点2、不振であった打撃陣もようやくタイムリーヒットが出始めました。

第3代表の決勝は王子で相手は川口投手先発でしょうか。苦手の左腕投手を打ち込み代表の切符を手にしてもらいたいと思います。


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■JR東海が第1代表 2015.6.1

社会人野球の都市対抗東海地区予選の第1代表はJR東海に決定しました。

JR東海は第1代表決定戦で永和商事ウィングに11対2で勝利し5年連続27度目の本大会出場を決めました。

JR東海は4年目、サイドハンドで速球派の菅野智也投手が完投しましたが、2回戦のトヨタ自動車戦で先発した秋葉投手以外の3試合を菅野投手で回しエースに成長させたことを証明しました。菅野投手のドラフト指名もあるでしょうか。

一方、敗れた永和商事ウィングは第2代表決定戦でホンダ鈴鹿に勝利したヤマハと対戦します。

また、大学野球で東京六大学は早大が完全優勝。ベストナインは4勝を挙げた2年生の大竹耕太郎投手(済々黌)、1年生で3勝した小島和哉投手(浦和学院)の両左腕の活躍が光りました。

愛知大学野球は入れ替え戦で日本福祉大が東海学園大に連勝し1部に残留しました。

また、話は変わりますが昨日、高校野球の全三河で3位となり3位決定戦で先発し6回まで投げた岡崎城西の橋本投手が中等部の練習に来ました。

中等部の時とあまり変わらないフォームで数点アドバイスしました。最後の夏で是非いいピッチングをしてほしいと思います。


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■佐竹投手が完封 2015.5.30

社会人野球の都市対抗東海地区予選の第3代表決定戦に回っているトヨタ自動車対東海理化の試合を観戦しました。

先発はトヨタ自動車がエースの佐竹投手、東海理化は佐藤投手のベテラン投手対決でした。

佐竹投手は、序盤から球がやや高めに入り先頭打者にヒットを許すケースが多いものの、後続を抑え余裕のあるピッチングでした。

佐藤投手もコントロールが安定しサイドハンドから140キロ近いストレートもありいいピッチングでした。

試合は5回にトヨタ自動車が2アウト2塁から小島選手がライト前ヒットを放ち先制。

東海理化は終盤に岡崎市民球場に最も強い川脇投手も注ぎ込み最少失点で凌ぎました。

結局、試合は1対0でトヨタ自動車が勝利。佐竹投手は苦しみましたが後半は低目に球が集まり次戦以降も楽しみです。


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■高校生注目投手東海地区 2015.5.29

昨日、高校生注目投手として数名の名前を挙げましたが、東海地区も久々に高校生の注目投手が多くいます。

東海地区の注目投手をスピード順に並べてみると以下となります。

高橋 純平(県岐阜商)  152キロ
小澤 怜史(日大三島)  148キロ
山田 大樹(菰野)      147キロ
勝野 昌慶(土岐商)    146キロ
杉山 一樹(駿河総合)  145キロ
福本 裕亮(愛工大名電)145キロ
森 奎真(豊橋工)    143キロ
杉山 賢佑(東海大翔洋)142キロ
内田 大貴(誉)      142キロ

上位3名はプロ志望届を提出するのではないでしょうか。他にも提出者が出ると思われます。


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■高校生注目投手 2015.5.28

高校野球春季大会がほぼ終了し、夏の大会に向かっていますが、そろそろドラフト候補の名前が挙がっている時期でもあります。

その中で高校生投手では高橋純平投手(県岐阜商)が1位指名で重複との評判がありますが、その他の投手では昨年も話題になった東海大相模の小笠原慎之介投手、吉田凌投手が注目です。

関東大会で小笠原慎之介投手は自己記録を3キロ上回る149キロをマーク。この時期にスピードアップは評価が高くなるでしょう。一方、昨年夏の神奈川大会決勝で記録した20奪三振を記録した吉田凌投手は、県大会では出遅れたものの関東大会で回復傾向だとか。

過去に1973年の作新学院の江川卓(阪急1位拒否)、大橋康延(大洋2位)、1983年の箕島の嶋田章弘(阪神1位)、杉本正志(広島1位)の2度しかない同一高校での上位指名の可能性があるだけに注目です。

その他、小澤怜史投手(日大三島)、永谷暢章投手(履正社)らの名前が挙がっています。


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■第1代表2回戦が終了 2015.5.27

社会人野球の都市対抗野球東海大会の第1代表2回戦が終了。

準決勝にはヤマハ、JR東海、ホンダ鈴鹿、永和商事ウィングが進出しました。

東海地区の組み合わせは第1代表準決勝進出が本代表に大きく前進する組み合わせとなっている為、この4チームは圧倒的に優位に立ちました。

また、東京地区が昨日からスタート。いきなりNTT東日本と明治安田生命は延長18回裏、再試合寸前で明治安田生命の代打の竹内選手が劇的なサヨナラホームランを放ち2対1で明治安田生命が勝利しています。


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■トヨタ自動車がJR東海に敗れる 2015.5.26

社会人野球の都市対抗野球東海大会の2回戦でトヨタ自動車はJR東海と対戦しました。

先発はトヨタ自動車が佐竹投手、JR東海が秋葉投手と予想通りでした。

初回、佐竹投手は1番打者に追い込んでから上手くセンター前に運ばれて、バントで進まれた後、3番打者にも打たれて1アウト1、3塁。続く4番打者から三振を奪ったものの5番の元中日の中田選手にセンター前タイムリーヒットを打たれ先制されました。

佐竹投手は序盤からスピードは144キロあたりが出てスピードはあったものの球がやや高く入った感じで、ヒットも8本ぐらい打たれやや苦しみながらの投球でした。

一方、トヨタ自動車は4回に2アウトから木下選手がツーベースヒットを打った後に、河合選手がライト前同点タイムリーを打ち同点。

試合は、予想通り接戦となりましたが、8回に2アウト満塁から佐竹投手が追い込みながらも粘られ最後はチャンジアップを見送られ押し出しで痛恨の1点が入り、結局試合は2対1でJR東海が勝利しました。

2年前にも初戦に秋葉投手に完璧に抑えられましたが、この日も左打者が上手く対応できず、初回も1アウト3塁で後ろに引いて守った相手に同点に追いつけないチグハグな攻撃でした。

これで、JR東海は予選突破に大きく前進。トヨタ自動車は昨年に続き第3代表に回りました。


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■都市対抗東海地区予選 2015.5.25

高校野球春季東海大会は決勝で静岡がいなべ総合に4対1で勝利し56年振りの優勝を果たしました。

静岡はこれで秋春の東海大会で優勝。実力bPといっていいでしょう。

また、愛知大学野球春季リーグ戦は愛院大が優勝。勝ち点3で3校が並び勝率での優勝と接戦が続きました。

最優秀防御率は1.53で中京大の山下大介投手。最多勝利数は名城大の栗林良吏投手と日福大の西川昇吾投手の5勝でした。

入れ替え戦は日福大と2部優勝の東海学園となりました。

続いて、社会人野球の東海大会は金曜日から始まりました。

1回戦屈指の好カードの三菱重工名古屋対JR東海は延長の末、JR東海が勝利しました。

現在、1回戦が終了しました時点ですが、他にはジェイプロジェクトが東邦ガスに勝利しています。

今日からは2回戦が始まり、トヨタ自動車はJR東海と今日対戦します。昨年敗れている相手なので何とか勝利してもらいたいと願っています。


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■夏、勝てる投手になるためのプロセス 2015.5.22

高校野球ドットコムの5月は「夏、勝てる投手になるためのプロセス」という特集をやっています。

今日は私の母校の近くでもある三本松の投手陣の成長プロセスが始まりました。

今までは関西国際大、創価大、霞ヶ浦の投手育成術などが紹介されていました。

この中で私が中等部で取り組んでいる30mでの立ち投げなど共通する部分や、気付きとして小指を捻るグラブの使い方などもありました。

皆さんも参考にして下さい。

■夏、勝てる投手になるためのプロセス


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■下半身の開きを抑える 2015.5.21

少し前にステップするまでは肩をキャッチャー方向に向けることで肩の開きを抑えることを書きました。

今日は下半身の開きを抑えることを考えます。

足を上げてステップする際に、ややガニ股でステップする投手が少なからずいます。

股が開くと下半身の力が抜けてしまいます。

今までヒップファーストを推奨してきましたが、ヒップファーストは頭が突っ込まない以外にもガニ股を修正することにも繋がります。

ステップするまでは、ももの内側に力を溜めたイメージを持つといいでしょう。

また、ヒップファーストに加えるとしたら、ステップする足のつま先を少し内側に入れた状態でステップすると更に修正されるでしょう。

下半身の力をボールに伝えるには、ヒップファーストとつま先を意識してみて下さい。


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■都市対抗地区予選 2015.5.20

社会人野球東海地区予選がいよいよ2日後に迫りました。

1回戦屈指の好カードは三菱重工名古屋対JR東海。これに勝利したチームが順当にいけば2回戦でトヨタ自動車と対戦します。

そのトヨタ自動車は2年連続で予選敗退しているだけに、並々ならぬ意気込みで予選に臨みます。

数年間中断されていたファンクラブも再開し、岡崎市民球場が赤く染まりそうです。

私の部署に配属された新人の水野一世選手もスタメンで試合に出る見込みです。是非、頑張ってほしいと思います。

私も全試合応援に行きたいと思っています。

また、他の地区では既に西関東と近畿で予選が開始。

西関東では、予選リーグが終了。三菱日立パワーシステムズ横浜、JX−ENEOS、東芝の中から2チームが本大会に出場します。

近畿は1回戦が終了。大阪ガス、ニチダイ、NTT西日本は順当勝ちしたものの新日鐵住金広畑は和歌山箕島球友会に負けています。

負けた新日鐵住金広畑の監督は今年から高校の後輩でもある原田三郎氏が就任。甲子園でベスト8に進出した時に2年生で3番打者として活躍しました。

新日鐵グループは野球では厳しい環境に置かれていますが、頑張ってほしいですね。


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■左投手 2015.5.19

先日行われた中学の総体。うちの中等部の3年生の投手6名も頑張ったようです。

現在、準決勝まで終了し決勝ではうちの中等部の投手同士の対決になりそうです。

3年生では決勝に進んだ投手1名ともう1名が左投手。2年生には左投手はいませんが、1年生が入ってきて投手希望の6名中左投手は4名もいて全体でも6名の左投手となっています。

先日の練習では1年生の投手に教える時間が多く取れましたが、まだ中学になったばかり、左投手は右打者のインコースにしっかりと制球出来るかどうかがカギ。

今の間にしっかりと正しいフォームを身に付け安定した球が投げられるようになってもらいたいと思います。


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■注目投手対決 2015.5.18

今日の中日スポーツに県岐阜商と日大三島の練習試合が掲載されていました。

県岐阜商はMAX152キロの高橋純平投手、日大三島はMAX148キロの小沢怜史投手のプロ注目投手対決でした。試合は11対0で県岐阜商が勝利。

高橋投手はリリーフで5イニング余りを3安打無失点(この日MAX149キロ)、小沢投手は先発で7失点(この日MAX145キロ)と明暗が分かれました。小沢投手は左臀部を痛めてから本格的な練習は出来ていなかったようです。

私も左臀部は23歳あたりから投げると痛くしびれた感じがありました。これは50歳近くまで続きました。なかなか治りにくいものだと思います。

また、東海地区で147キロを超える投手は菰野の山田大樹投手を含め3名ですが、3名共に現時点でプロ希望のようです。MAX143キロの森奎真投手(豊橋工)は某社会人との噂もありますが今後の動向にも注目です。


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■渡辺監督が勇退 2015.5.15

松坂大輔投手の恩師であり甲子園5回優勝を誇る横浜の渡辺元智監督(70歳)が今夏限りでの勇退の記事がありました。

昨年、長くを共にした1歳年上で部長の小倉清一郎氏が定年で勇退した時に渡辺監督はどうなるのかとも思いましたが体調不良もあり残念ながら今夏までとなりました。

後任には教え子の現在の部長でもある平田徹氏(32歳)。平田徹氏は高校3年生の夏に甲子園ベスト4進出の時の主将で1年生でレギュラーだった荒波翔選手(横浜DeNA)や成瀬善久投手(ヤクルト)の2つ上となります。

渡辺元智監督は甲子園の勝利数では3位の51勝の名将。1位は智辯和歌山の高嶋仁氏の63勝、2位は元PL学園監督の中村順司氏の58勝で渡辺監督はそれに次ぐものです。激戦区の神奈川を考えると渡辺監督の評価も高いでしょう。

我々の時代の名将で7位で池田の蔦文也氏(37勝)や10位で箕島の尾藤公氏(35勝)、22位で宇和島東、済美の上甲正典氏(25勝)が近年亡くなりました。渡辺監督も勇退で名将が去っていき寂しく思います。

これで今残っている名将は高嶋監督(68歳)や渡辺監督と同じ51勝で帝京の前田三夫監督(65歳)、45勝で明徳義塾の馬淵史郎監督(59歳)、37勝で東邦と大垣日大の阪口慶三監督(71歳)、31勝で日大三の小倉全由監督(58歳)ら。引く続き頑張ってほしいものです。

また、若手でいえば大阪桐蔭の西谷浩一監督は45歳ながら既に36勝、広陵の中井哲之監督は55歳で27勝、浦和学院の森士監督は50歳で26勝、龍谷大平安の原田英彦監督は55歳で23勝と続きます。

新しい時代へと変わりそうでしょうか。


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■肩の開きを抑える 2015.5.14

投手のフォームで肩が開いているということを言ったりします。

また、肩の開きを抑える為にプロ野球でもグラブ側の腕を右投手であれば3塁側に向けて肩の開きを抑えるフォームになっている投手もいます。

しかし、私はグラブはキャッチャー方向に向けるよう指導しています。

まず、肩が開いているということはどのような状態になっているかと考えましょう。

それはステップするまでは、肩のラインがホームベースに向いている状態がベストです。

ステップするまでの間で肩が開き胸が打者に見えるようであれば肩が開いているということでしょう。

グラブを抑えても肩が開いていてはいけません。肩のラインをキャッチャー方向に向け胸は右投手であれば3塁側に向いている状態を続けることです。

逆に言うとグラブは開いていても肩のラインをキャッチャー方向に向け続けることです。中日の吉見投手のフォームがそうなっています。

では、何故私がキャッチャー方向に向けるよう指導しているかというと、投手は胸を開いて投げるべきだと思います。

グラブで胸の開きを抑えると、弓道で弓をしっかり引かないで飛ばすのと同じように速い球は投げられないと思います。

また、グラブをキャッチャー方向の投げる方向に向けることで目標がはっきりします。なのでグラブはキャッチャー方向に向けるよう指導をしています。

ただ、最近はそれに付け加えてスピードアップの為に背中をキャッチャーに向けるぐらいから捻りを入れて投げるような指導もしています。

これも同じようにグラブで肩の開き抑えるような指導はしていなくて、胸は開いて投げるべきだと考えます。

■<参考>体の開きを抑えるトレーニング


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■引退選手 2015.5.13

今日の新聞にプロ野球の引退選手の7割が野球関係に再就職しているとの記事がありました。

7割は多いと思いきや2007年の調査開始以来ほぼ7割の確率で野球に携わっているとのことです。

昨年は130名が引退し平均年齢は29.1歳、在籍年数は8.5年で、NPB12球団や独立リーグ、社会人野球などを含め91名が野球界を進路に選びました。

91名中63名は引き続きプロ野球に残りますが、選手や育成選手として現役を続けるのは約半分の31名。コーチ契約は5名、球団職員やスタッフは27名。

また、国内独立リーグや社会人野球などに入団したのは24名、野球解説者に転じたのが4名となっています。

一方、一般企業就職や自営業への転身は17名。大阪府警の採用試験に合格した元オリックスの庄司龍二さん、西川拓喜さんのような公務員もいます。

残る22名は進路が未定、あるいは不明です。

以前は、引退すると再就職先が難しかったものの、現在では色々選択肢がありますね。


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■イップス 2015.5.12

近年増加傾向にある投手のイップス。色々調べてみると原因や克服法が分かってきました。

まず、イップスになりやすい性格として優しい性格で思った事を言えない投手に多く見られます。

また、プレッシャーの掛かる名門のチームになればなるほどイップスになりやすくなります。

イップスの傾向としては最初は球が高く外れ、ストライクを取らなければいけないと思い始めると、どんどん悪くなりとんでもない暴投になってしまいます。

その後、低めに投げようとして球を強く握りリリースポイントを遅らせようとするあまり親指が離れなくなり、地面に叩きつけるようなワンバウンドになるという悪循環になります。

治し方としては、悪くなってしまうと完全に手投げになっているので上体の体の太い幹を使って投げるフォームに変えることでしょう。枝の上腕から前腕、手首に頼らないフォームに変えることです。上体の捻りを使って投げるといいと思います。

それから大事なのはフォームに問題があり、最初に高めにいくのは下半身を使えていないこと。特に踏み出した膝が伸びている投手に多く膝が110度以上ある投手は上体に頼ってしまい下半身を使えなくなっているので、膝を曲げて上体を前に出せば正しいフォームになります。

イップスでなくてもボールが上下に外れやすい投手は膝が伸びているケースが多くあります。

正しいフォームを身に付けることによりイップスを克服できることになります。

性格は治すことが難しいと思われますが、前向きに考えることです。心は熱く、頭は冷静に投げることです。


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■大学野球 2015.5.11

この時期は野球真っ盛りです。

大学野球は、甲子園組の投手が昨日も多く登板していました。

愛知大学野球リーグ戦では愛院大の原崎匠人(4年、静岡)岩田遼(3年、至学館)、名城大の穂積大河(2年、常葉菊川)、中部大の今井重太朗(1年、三重)。

また、東京六大学の優勝争いのトップを走る早大は法大との試合でしたが、お互い登板した7名全員が甲子園で登板した投手でした。

早大は竹内諒(3年、松阪)、小島和哉(1年、浦和学院)、吉野和也(3年、日本文理)、法大は森田駿哉(1年、富山商)、玉熊将一(3年、北海)、堅田裕太(4年、関西)、宮本幸治(2年、富山第一)

もう1試合も田村伊知郎(3年、報徳学園)が東大を2安打完封しています。 懐かしい顔ぶれです、大学でも頑張っていますね。

それから、社会人野球の九州大会はトヨタ自動車が3連勝で、今日は準決勝、決勝が行われます。

2戦目のホンダ戦では佐竹投手が完封しています。是非、優勝してほしいと思います。


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■九州大会 2015.5.8

社会人野球の九州大会が始まりました。

トヨタ自動車は青山投手、岩崎投手、小出投手、川尻投手のリレーで6対3でJR西日本に勝利。JR西日本も3年目の湧川投手(愛産大)が先発でしたが終盤に逆転負けでした。

また、同じく始まった東北大会では王子が東芝に11対8で勝利。社会人野球では珍しい打撃戦で王子は3番に定着している高卒3年目の西川龍馬選手(敦賀気比)が4安打の固め打ちでした。

社会人野球の日本選手権対象大会も終盤。この2大会が終われば都市対抗予選が始まりますが、東海地区では、まだ日本選手権対象大会での優勝がなく枠は3つのまま。昨年は東邦ガスが日本選手権対象大会で優勝し5チームの出場でした。

都市対抗も大事ですが日本選手権の出場枠も気になります。


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■GW終了 2015.5.7

GWが終了、8日間の休みの間は結局全て野球観戦でした。

この間、しっかりと練習を積んできた投手は成長していると感じます。体幹が強くなっている投手や走り込んできた投手は力強い球を投げ、バランスも良く制球力も向上しています。

夏に向け更に進化してもらいたいと思います。

ところで昨日は社会人野球のベーブルース杯が行われ決勝でJFE西日本が中日ドラゴンズに3対0で勝利し初優勝。

MVPにはMAX151キロ、4年目の森川達哉投手(水戸短大付−関西国際大)が受賞しています。今年はドラフト指名があるでしょうか。

中日も野村投手、浜田(智)投手、小川投手、西川投手、石垣投手の若手リレーでした。観に行きたかったですね。


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■GW5日目 2015.5.4

GW5日目。

少年野球の練習参加と試合を観戦後、午後から愛知大学野球リーグ戦の愛知大対愛院大の試合を観戦しました。

試合は愛知大が4対1で勝利。先発の3年生、西川拓馬投手(大府)が好投、高校時代に比べ制球力が良くなりました。また、打撃好調の2年生の小川勇磨選手(東邦)が2安打で光りました。

これで、愛院大は勝ち点を落としリーグ戦は勝ち点2で3校が並び中京大が今日勝てば勝ち点3でトップとなる状況となりました。

また、この日は知っている投手が活躍。

中京大では山中亨悟投手(2年生、菰野)が完投しリーグトップタイの3勝目、2部では春の東海大会優勝投手だった名大の森川投手(4年生、大垣商)が1失点完投勝利。

首都リーグ戦では東海大の丸山泰資投手(3年生、東邦)がリーグ戦46年振りの完全試合とか、東海大では3番手ながらスピードも150キロまで上がっているようです。丸山投手といえば高校時代に夏の決勝で愛工大名電に8回まで1点差で勝っていて逆転された試合を思い出します。

ベーブルース杯では甲子園でダルビッシュ投手が絶賛した山岡泰輔投手(2年目、瀬戸内)が完封。山岡投手もスピードがMAX150キロに到達しているので怪我さえなければ来年はドラフト上位でしょう。

■「3番手投手」が46年ぶり偉業達成! 東海大・丸山泰資がリーグ史上2人目の完全試合


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■GW4日目 2015.5.3

GW4日目。

菰野対豊田工他の高校野球の練習試合を観戦しました。

1試合目、菰野のエースMAX147キロのプロ注目、山田投手から豊田工の少年野球からの教え子3人が3安打1打点で頑張りました。

豊田工の牧野投手はこの日の登板はありませんでした。

3試合目は菰野に行っている桐村が先発で登板、9回を完封。ストレートも力強くコースにも決まり変化球も良くいい投球でした。

試合後に、少し細かい点をアドバイスしましたが、今年に入り47イニングで6失点、1試合平均1.1失点と安定しています。

更に上を目指して頑張ってもらいたいものです。


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■GW前半 2015.5.2

GW前半が終わりました。

1日目は中学の中日少年の試合を観戦。

うちの中等部の投手を2人見ましたが、まずまずの投球でした。中学ではエースで投げている投手が5名いるので頑張ってほしいものです。

2日目はトヨタ自動車対王子の試合を観戦。

この日は新人の七原投手も登板。この日のMAXが151キロで見ていても、さすがに速いという印象でした。

2日目はトヨタ自動車対東京ガスの試合を観戦。

青山投手が先発、スピードと制球力も良く三振をズバズバ取りほぼ完ぺきでした。3年目で飛躍しつつあります。夢のプロへ近づきつつあるのではないでしょうか。

この日は昨年入った期待の貴重な左腕である小出智彦投手(愛知啓成−近大)が登板。昨年は肘の手術もあり初めて見ましたがいい投手です。大学4年の春にリーグ戦7勝は伊達じゃないことを感じます。

今年の投手はどの投手も調子が良く楽しみな投手陣となりました。

また、今日からGW中盤、予定は以下です。

2日:高校野球観戦 菰野対豊田工他
3日:少年野球観戦後大学野球観戦 愛院大対愛大 
4日:高校野球観戦
5日:高校野球観戦
6日:フリー


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■1年生投手が活躍 2015.4.28

愛知大学野球リーグ戦では中京大と名城大が勝利し勝ち点を挙げました。

中京大と中部大の試合では、甲子園に出場した三重出身の若林投手(中京大2年生)と今井投手(中京大1年生)の対決もあり、最後は今井投手のボークで試合が決まったようですが今井投手も先日勝利投手にもなっていて頑張っていますね。

中部大は賀沢佑哉投手(多治見工)も1年生ながら登板しています。

また、名城大も1年生の栗林良吏投手(愛知黎明)が7回無失点の好投で早くもリーグトップの3勝目。

愛知黎明といえば、今季まだ登板がありませんが一つ上で2年前の夏に県大会の決勝まで進んだ大久保和哉投手も同じ名城大で期待の投手です。

愛知大学野球リーグ戦もGWのどこかで見に行きたいと思います。

話は変わりますが昨日、私の部署に新人の水野一世選手(遊学館−国学院大)が入ってきました。

既に外野手として試合にも出ていて頑張っています。残り1ヶ月を切った都市対抗予選の試合にも是非出場して頑張ってもらいたいものです。

■水野一世選手


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■東海地区高校野球春季大会 2015.4.27

東海地区の高校野球春季大会は県大会も大詰め。

愛知では準決勝で至学館と中部大第一が勝利、先発はエース温存でスタートした中京大中京と木製バットで臨んだ愛工大名電が敗退しました。

これで東海大会は至学館と中部大第一に決定。両校共に予選で1回見ることが出来ましたがスリークォーターの武田投手とサイドハンドの長島投手の両エースは共に打たせて取るタイプ。コントロールの良い投手です。

至学館はこれに本来のエースの吐前慎哉投手(弟)が戻ってくると左右のバランスもよく夏も期待できるのではないでしょうか。

三重も昨日は準決勝。いなべ総合と津商が勝利しました。津商は土曜日に見ましたがサイドハンドの板倉投手は中盤までは手元で伸びている印象でした。

岐阜は決勝で既に東海大会を決めている中京と土岐商が対戦し中京が勝利し優勝。中京も復活してきました。

また、静岡はベスト8が決定。静岡は順当勝ちしていますが日大三島は浜松商に0対1で敗れ敗退。

東海地区も県岐阜商、日大三島、豊橋工、菰野ら注目投手の高校が敗退しているので少し寂しさを感じます。


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■高校野球春季大会 2015.4.24

高校野球春季大会は東海地区では県大会が行われておりゴールデンウィークには優勝校が決まります。

その後、東海大会が5月22日から静岡の草薙球場などで行われます。

一方、九州では県大会が終了し九州大会も佐賀で行われていますが、昨日準決勝が行われ九産大九州と龍谷が今日の決勝に進んでいます。

これで九州は東海に対し1ヶ月早く終了することになります。

各地区で早い順としては、四国大会が5月2日から愛媛の坊ちゃんスタジアムで行われ順次各地区の大会も開催されます。

逆に、長野県は県大会が始まるのが5月16日からで北信越大会が終了するのは6月9日。

春季大会は暖かい地区と寒い地区では大きく開始時期が大きく異なります。

東海地区では今週末にも愛知、岐阜、三重で東海大会への出場校が決まります。いよいよ大詰めですね。


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■若手投手が活躍 2015.4.23

社会人野球の岡山大会が終了、決勝ではパナソニックがJX−ENEOSを3対2で下し優勝。日本選手権への切符を手にしました。

パナソニックは元プロを含めて11人を補強し、選手の半数以上が入社2年目以内。

今年、愛工大から入社した北出浩喜投手(小松商)も決勝の抑えで登板し見事、無失点でした。

敗れたJX−ENEOSも高卒3年目のドラフト解禁江口昌太投手(鹿児島工)が最優秀投手賞を受賞。若手投手の活躍が目立った大会でもありました。

また、先週行われた長野大会では信越硬式野球クラブが優勝。MVPは2年目の高橋雄輝投手(東海大)が受賞。

先々週の日立市長杯選はNTT東日本が優勝しましたが、これもMVPは新人の沼田優雅投手(立正大)でした。若手投手の活躍が目立っていますね。


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■愛知大学野球春季リーグ 2015.4.22

愛知大学野球春季リーグ戦は第3週が終わりました。

ここまで愛院大が勝ち点2でトップ。愛知大以外の4校が勝ち点1で追う展開です。

投手は、中部大の3年生の村松頌太投手(愛知工)が3勝、 4年生で愛院大のエース大藏彰人投手(大垣西)と日福大のエース西川昇吾投手(大成)が2勝と続いています。

4年生の2人は進路も気になりますが、大藏投手は長身で右本格派、西川投手は昨日は4連投で425球を投げ負けましたが、プロも注目の力投派左腕です。

ところで、昨日は三好に行っていたので、夜に東海学園大の練習を少し見ていました。

教え子の餅原は朝の練習でしたが、同じ2年生には関優太投手(愛産大工)や竹中大智投手(東邦)らもいます。また、吐前拓哉選手(至学館)もマッサージを受けているのを見かけましたが投手としてやっているようです。

この学年には、浅野祥伸選手(愛産大三河)もいるので個人的にも注目しています。


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■春季静岡大会 2015.4.21

高校野球春季静岡大会の組み合わせが決まりました。

1回戦は25日の土曜日からスタート。

センバツ出場の静岡とプロ注目の小澤怜史投手のいる日大三島は2回戦からとなります。

ところで日曜日に小牧球場で試合を観戦しましたが、その時にファールボールが私の車のフロントガラスに直撃、ガラスが割れるハプニングもありました。

いつもなら、遠くにしか止めれない小牧球場でしたが、この日は熱田で東邦対愛工大名電の試合があり小牧球場はガラガラでした。

色々ありますが、まだ教え子が残っている高校もあるので、東海大会を目指して頑張ってほしいものです。


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■高校野球春季大会 2015.4.20

東海地区の高校野球春季大会は静岡を除く3県で開催されました。

前週からスタートした愛知は昨日で3回戦が終了しベスト8が出揃いました。

ここまで、中京大中京と愛工大名電が順当に勝ち上がっているようです。

岐阜ではセンバツに出場した県岐阜商が岐阜工に7対9で敗れる波乱がありました。ただ、昨秋に岐阜工の試合を見る機会があり打線が強力で私もイチ押しでした。高橋純平投手は6回から登板し7奪三振を奪ったようです。

三重は順当なところが勝ち上がっています。

ところで、昨日は小牧球場で豊田工対中部大第一の試合を見ました。

豊田工にはうちの少年野球と中等部の選手が3名レギュラーで出ていて、土曜日には昨秋に県優勝の誉に4番の杉浦選手が先制タイムリー、市川選手が延長で5点目のタイムリーを放ち活躍しました。

また、牧野投手は昨年からのエースで注目投手。この日も先発で4回無失点、その後に継投での失点もあり敗退しましたが、今後も注目の投手です。


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■プロへの道 2015.4.17

以前にも紹介しましたが新人投手として開幕3連勝と大活躍の巨人の高木勇人投手。

毎年ドラフト候補と言われながら、社会人6年目にしてようやくプロ入り。

高木投手といえばMAX153キロの速球が武器でしたが、反面エースになりきれない投手でもありました。

三菱重工名古屋時代にエースといえば中根投手、菊池投手が絶対的な存在で2人共に140キロに満たない左腕投手ですがコントロールは絶妙。打たせて取る術も持ち合わせていました。

高木投手が本当に活躍したのは昨年の1年間のみと言っていいでしょう。晩年ドラフト候補もプロを諦めかけてきた昨年。スピードを抑え球が低めに集まり大人のピッチングが出来るようになってきました。それがプロへの道でした。

1ヶ月後には都市対抗予選が始まりますが、ネット裏ではプロのスカウトが勢ぞろいします。ドラフト候補と言われる投手は毎年10名程度はいるでしょう。そこからプロに行くには若い投手であれば将来性も見ますが24歳にもなれば即戦力で通用するかどうか。

2年前に中日に入団した祖父江投手も正直、都市対抗では出番が少なく秋の日本選手権でのチャンスを生かし、それまで膝が伸びきってムキになって投げていた印象でしたが、コントロール重視で低目に球が集まり試合が作れるようになりプロ入りしました。

プロのスカウトも高い球でスピードを出しても打たれれば見送ります。球が低めに集まって抑えれるようになってプロへの道が開かれます。正直、スカウトからもその話を聞かされます。

今年も都市対抗ではどの投手がプロへの道を切り開くか楽しみにしています。

■巨人・高木勇人の高校、社会人時代。阪神完封の男が“いい人”だった頃。


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■都市対抗野球東海地区予選 2015.4.16

社会人野球の都市対抗野球東海地区予選の組み合わせが決まりました。

本大会優勝の西濃運輸は推薦でいない中、6チームの枠を争います。

組み合わせをみると、1回戦で三菱重工名古屋とJR東海が激突、1回戦屈指の好カードとなりました。

トヨタ自動車は愛知県1次予選突破チームと対戦。これに勝利すれば三菱重工名古屋とJR東海の勝者と対戦。

三菱重工名古屋、JR東海、トヨタ自動車の中で2回戦突破出来るのは1チームしかない厳しいゾーンとなりました。

都市対抗の予選は5月22日から18日間で行われます。是非、応援に行きたいと思います。


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■静かな投球フォーム 2015.4.15

昨日、高校野球ドットコムに小関順二氏が高橋純平投手の徹底分析したコラムが掲載されていました。

その中で高橋投手を見て驚かされたのは投球フォーム。「美しい」「きれい」「合理的」「理にかなった」……等々、その形容をいろいろ考えた末に一番ぴったりくるのが「静かな」である。

昨年秋の東海大会の映像を見るともっと上体が暴れていた。そして初めて姿を現した甲子園(選抜大会)ではそういう余計な動きの一切を取り払っていた。わずか半年でこうまで変わるのか、そういうことに驚かされた。との内容でした。

先日見た森奎真投手も全く同様で共通しているのは、@ゆったりと足を上げA上半身は脱力感で力を抜きBリリースポイントだけ力を入れてC頭の位置を高くして投げる。

コラムのタイトルは完成度と将来性を併せ持つ特Aクラスの超高校級、高橋純平投手とありますが、細身の長身で投手らしい共通点では森奎真投手もそうでしょう。

昨日コラムを見た後にニュースでロッテの石川歩投手が投げているのを見ました。以前に比べて「静かな」という表現がピッタリの投球フォームに変わっていました。

キャッチボール投法ともいえる投げ方ですが角度も出て打者を見下ろして投げれます。また静かなフォームの分、打者にとってはタイミングが取りずらい利点もあります。是非、試して見て下さい。


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■3つの間 2015.4.14

今までも何度か触れていますが投手のピッチングには3つの間(マ)があると思っています。

一つ目は、ピッチングフォームの中での間。

これは1、2、3のリズムで投げるのではなく1、2の3で投げることで、足を上げた時に一旦止まったりすることです。

これによって打者のタイミングを外せます。

二つ目は、投球間隔の間です。

ランナーがいない時には、投球間隔をなるべく短くして打者に合わせるのではなく自分の間で投げることです。投球間隔を短くすることでコントロールも良くなります。先日の森奎真投手もランナーがいない時にはボールを受け取ったらすぐ投球動作に入ります。ボールをプレート上で受け取ってルーティーンも決まっていて無駄な動作がありません。

三つ目は、ランナーがいる時のセットポジションでの間です。

これは、セットポジションに入った後に盗塁を防止する為に間を変えることです。同じ間ではランナーはタイミングが取りやすく走りやすくなります。

ただ、最近気になるのは高校野球を見ているとセカンドランナーがいて、ショート又はセカンドが投手に対して牽制をさせるかどうかサインを出しますが、それが少し長く感じます。投手もランナーを見てから打者に対して投げますが、投球が疎かになりやすく集中できていないようにも感じる場面を何度か目にします。投球する場合、しっかり集中して投球することも大事ですね。


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■森奎真投手 2015.4.13

昨日、センバツ高校野球に出場した豊橋工の森奎真投手を見る機会がありました。

森投手を見るのはこれが4回目ですが、どれだけ成長しているか楽しみでした。

至学館との試合は初回に豊橋工が1点を先制。森投手の立ち上がりもまずまずでした。

ストレートは途中138キロが出ていて、逆球はなく狙った所にしっかりとコントロールされていました。また、初球をカーブで入ることが多く、至学館もカーブを狙いましたが内野ゴロが多くストレートとのスピードの差がありタイミングを外されていました。

試合は3回に至学館の攻撃で先頭がセフティバントで森投手が処理、1塁に投げようとしたものの1塁がガラ空きで投げられず。バントで1アウト2塁から内野ゴロで送球がズレて1アウト1、3塁から盗塁で2、3塁。続く4番打者に追い込んでからチェンジアップを上手く合わされレフト前2点タイムリーで逆転。試合はそのまま2対1で至学館が勝利しました。

森投手は不運な2失点でしたが、自責点0。2失点後もしっかりと抑えていました。昨夏と秋の負担からノースロー調整が多く投球数を制限しているようですが、四球もなく特に制球力は向上、夏に向け後はスピードが上がることを期待しています。


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■社会人野球四国大会 2015.4.10

社会人野球の日本選手権対象大会である四国大会が終了し、決勝では新日鐵住金かずさマジックがセガサミーに3対2で勝利し優勝。日本選手権への切符を手にしました。

MVPには5年目の本多俊弘投手(宇都宮工−白鴎大)。敢闘賞はセガサミー2年目の前原侑宜投手(出水-日本文理大)でした。

一方、四国大会の2日前に始まった静岡大会は流れに流れて4日間順延が続きようやく今日が準決勝、決勝。

トヨタ自動車も佐竹投手、上杉投手の先発はない状態で3試合4失点の全勝で準決勝に進み、今日は応援に行く予定でしたが、またも雨予報でやめました。

また、昨日から日立市長杯選抜がスタート。静岡大会で予選敗退した鷺宮製作所と準決勝に残ったNTT東日本が出場。今日、NTT東日本は静岡大会の準決勝と日立市長杯選抜の予選リーグが重なっていますがどうなるのでしょうか。


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■東海地区ドラフト候補 2015.4.9

今年のドラフト候補で東海地区で名前が挙がっている投手を紹介します。

高校生:高橋純平(県岐阜商)152キロ、 小澤怜史(日大三島)148キロ、山田大樹(菰野)147キロ、森奎真(豊橋工)143キロ、内田大貴(誉)142キロ、杉山賢佑(東海大翔洋) 142キロ
高橋投手はドラフト1位候補で別格でしょう。小澤投手もなかなかの本格派右腕です。

大学生:嶽野雄貴(名古屋学院大)148キロ、齋藤弘志(中部学院大)144キロ、宮地翔太(中京学院大)144キロ、中川誠也(愛知大)143キロ
嶽野投手は日進卒、2部ながらスピードボールが投げられます。

社会人:六信慎吾(西濃運輸:2年目)150キロ、山下大輝(西濃運輸:2年目)149キロ、青山大紀(トヨタ自動車:3年目)148キロ、萩原大起(三菱重工名古屋:2年目)146キロ、 宮崎太郎(ホンダ鈴鹿:2年目)145キロ、滝下雄介(新日鉄住金東海REX:2年目)145キロ
ドラフト解禁の投手だけ名前を挙げています。社会人3年目以前の投手も期待されています。

こう見ると、高校生と社会人は豊作。大学生はやや不作の年でしょうか。


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■高校野球春季大会 2015.4.8

昨日、愛知県高校野球春季大会の組み合わせが決まりました。

夏のシードを考えると、Aゾーンでは中京大中京が3回戦で愛知啓成あたりと対戦。Bゾーンはセンバツ出場の豊橋工が2回戦で至学館あたりと対戦。このゾーンの反対側は栄徳もいます。

Cゾーンは、愛工大名電が2回戦で豊川あたりと。勝てば3回戦で東邦あとりと対戦し、どちらかはシードが取れないことになります。

Dゾーンは秋優勝の誉が3回戦で享栄か中部大第一あたりと対戦します。

県大会は11日の土曜日から行われます。

その他の東海地区の日程は、岐阜県が12日〜、三重県が18日〜、静岡県が25日〜となっています。

尚、東海大会は5月22日から静岡県の草薙球場や愛鷹球場で開催。22日といえば社会人野球の都市対抗予選開催日と同じ日です。


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■胸の張り 2015.4.7

土曜日に見た練習試合の続きですが、豊川の右投手のフォームが何人かは今までの投手と似ていることに気がつきました。

中島佑斗投手(愛知学泉)、金城グスターボ投手(中京学院大)、森口練太郎投手(東海理化)、田中空良投手(東邦ガス)と好投手が続きましたが投球フォームは良く似ています。

上半身と下半身の独特な捻じり方、グラブを抑えやや突っ込みながらも胸の張りが十分でスピードボールを投げ込む形です。

相手校の投手も140キロ中盤が出るプロ注目の投手でありながら力量感が感じられないのは、軸足が早く離れ胸が張れていないからでしょう。

胸を張るということは、軸足を残すだけでなく、胸を張ることによって腕が遅れて出てくることのにも繋がり、スピードアップや打者のタイミングが取りづらいことにもなります。

胸の張りの意識は常に持っておきましょう。


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■高校野球春季大会 2015.4.6

センバツ高校野球は終わりましたが、次は全国的に春季大会が行われています。

九州、四国では県大会が早くもほぼ終了し優勝校は、沖縄:興南、鹿児島:れいめい、宮崎:日南学園、大分:鶴崎工、長崎:佐世保実、佐賀:佐賀商、福岡:福岡工大城東、高知:高知中央、徳島:徳島商、愛媛:新田、香川:丸亀城西となっています。

一方、東海地区は今週あたりから県大会が行われます。

その中で、うちの中等部OBも頑張っていて3年生は13名いますが、9名は県大会に出場が決まりました。

2年生も含めて練習試合から地区予選まで10名程の選手に会うことができプレーも見れました。県大会でも期待しています。

ところで、土曜日に豊川の練習試合を見ました。

岡崎から行っている杉田投手も1試合目の2番手で登板。

2試合を見ましたが、杉田投手以外では右投手は力のある球を投げ左投手は洗練されたフォームから安定した球を投げました。

どの投手も素晴らしく、試合後に今井監督に杉田投手以外で気になった投手を聞いてみると全てが2年生だとか。来年は投手王国になるでしょう。


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■グランドスラム発売 2015.4.3

社会人野球のグランドスラム45が昨日発売になりました。

毎回注目している表紙を飾ったのは、JR東日本の片山純一投手とトヨタ自動車の佐竹投手。佐竹投手は前回の44でも表紙の中心でしたが連続での掲載です。

この2人は「自分の色を出せ Put your color」というテーマで両ベテラン1左腕と右腕の対談が4ページにわたり掲載されています。

入社間もなく休部となったJR西日本からJR東日本に移籍、その後は肘のクリーニング手術などあった片山投手。佐竹投手も色々な考え方やターニングポイントがあって今がある。

お互い順風万班だとプロの可能性は高かったと思いますが、社会人の中で今の地位を築いてきた内容が掲載されています。

昔と今のフォームも出ていて対談の内容は勉強になります。

また、それ以外で投手として掲載されているのは、注目される東京ガスの山岡泰輔投手、JR東日本の関谷亮太でした。

そういえば片山投手も山岡投手も高校は同じ瀬戸内でしたね。


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■敦賀気比が優勝 2015.4.2

センバツ高校野球の決勝で敦賀気比が東海大四に3対1で勝利し春夏を通じ北陸勢初の優勝を果たしました。

この試合、1対1で迎えた8回に東海大四はツーベースヒット、バントで3塁へ投げるもタッチプレーで球がこぼれ微妙な判定でしたがセーフとなりノーアウト2、3塁のビッグチャンスでしたがスクイズ失敗などで無得点。焦ったのかスクイズの構えも早く平沼投手に外され勝負のアヤがありました。

その裏、前日大活躍の松本選手がまたもホームランを放ち勝負あり。平沼投手もピンチに冷静な投球が光りました。

優勝した敦賀気比は、ここ数年安定した力があり、いつかは優勝するのではないかと思っていました。

チーム力でいえば2013年の岸本淳希投手(中日)の時代の方が上だったと思いますが、ようやく優勝に手が届きました。

敦賀気比はスピードのある好投手と潜在能力の高い選手が揃っているイメージがあります。

それには、野球留学の是非はありますが、京都や大阪あたりから選手を集め補強と育成がしっかりしているのでしょう。今後も敦賀気比の強い時代は続くのではないでしょうか。


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■日本選手権対象大会 2015.4.1

4月に入り野球も本格的になってきました。

社会人野球もスポニチに続いて今週から2つ日本選手権対象大会が行われます。

まず、明日からトヨタ自動車も出場する静岡大会が行われ、4日からは四国大会、翌週の9日からは日立市長杯選抜野球大会、10日からは長野県知事旗争奪大会と続きます。

どのチームも2〜3の日本選手権対象大会に出場した後、5月からの都市対抗予選に臨みます。

話は変わりますが、先週の土曜日の午後にトヨタ自動車のオープン戦を見に行きました。

先発の上杉投手が3イニングほぼ完璧で、青山投手が繋ぎ、5回からは今季初登板の佐竹投手が登板。

昨年、最優秀投手賞に輝いた佐竹投手で春季大会も回避、都市対抗に照準を合わせていて、肩慣らしの登板だったと思いますが、スピードもあり5回を難なく無失点に抑え、完封リレーでした。


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■愛知大学野球リーグ戦 2015.3.31

今日の中日スポーツで愛知大学野球春季リーグ戦の一部リーグの戦力分析が掲載されていました。

その中で、各校投手の分析は以下です。

中部大:先発陣は昨年に続いて村松頌太投手(3年生:愛知工)、福島賀伊投手(2年生:中部大第一)の2本柱。その中で甲子園準優勝で1年生の今井重太朗投手(三重)がリリーフで登板がありそうとのこと。

愛院大:本田洋平投手(3年生:愛知)、大蔵彰人投手(3年生:大垣西)、白鳥晶識投手(3年生:静岡市立)の3本柱。

日福大:プロ注目左腕の西川昇吾投手(4年:大成)が大黒柱。右下手投げ前元良太投手(3年生:徳之島)が2番手。1年生では右腕の鷹羽信貴投手(東浦)がメンバー入りしそう。

愛大:先発陣は右腕の西川拓馬投手(3年生:大府)、左腕の中川誠也投手(4年生:伊勢工)が両輪になりそう。1年生では白川智基投手(豊橋南)がオープン戦でも起用されている。身長172センチと大柄ではないが、バネがありセレクションで合格。メンバー入りの可能性がある。

中京大:一昨年秋のリーグ優勝をけん引した左腕、岡部直人投手(4年生:いなべ総合)の復活がカギになる。左肘を痛めていたが、3月のオープン戦で実戦復帰。先発の中心を担うのは昨秋と変わらず右の山下大介(3年生:帝京大可児)、左の山中亨悟投手(2年生:菰野)になりそうだが、4年生になった岡部が加われば一気に厚みが増す。

名城大:先発の軸に期待されるのは4年生の左腕の浅田将太投手(愛知啓成)だ。成長を期待されるのが2年生の大久保和哉投手(愛知黎明)、東龍也投手(東邦)の大型右腕二人。さらに1年生の大塚哲平投手(栄徳)、栗林良吏投手(愛知黎明)のルーキー右腕2人も140キロ台の速球を武器にメンバー入りする可能性がある。

新人で高校時代を知っている投手も多く楽しみにしています。

愛大に進んだ白川投手も紹介されましたが、1月に中等部に練習に来てくれました(下右写真)。リーグ戦は今週から始まりますが頑張ってほしいと思います。


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■高木勇人投手 2015.3.30

昨日、巨人に入団した高木勇人投手がプロ初先発で初勝利を挙げました。

巨人のルーキーが開幕カードでの先発勝利は55年振りとのこと。三菱重工名古屋で苦節7年25歳でようやくプロ野球選手になれてお立ち台では涙が出ていました。

私も知人から三重の海星から入って2年目の頃にプロ注目だと聞かされて見ていました。スピードもあり当時からフォークも投げていて魅力的な投手でしたが、少しコントロールがアバウトで上下にブレのある投手でした。

また、公式戦になると先発というよりも中継ぎが多く、エースの中根投手らが安定していただけに若い頃は出番は少なくスタッフの信頼も厚くなかったように思えます。

その後、年々コントロールが安定し、ようやくプロ入り。苦労してきただけに私も嬉しく思いました。

話は変わりますが、その高木勇人投手の母校の海星と教え子の桐村が行っている菰野との春季四日市地区予選の決勝が土曜日に行われ観戦してきました。

海星は昨秋に県2位で東海大会に出場し復活の兆しがあり、1999年以来の甲子園を目指しています。

海星の先発はエース渡邉投手、菰野の先発は桐村でした。

渡邉投手は立ち上がりから菰野打線につかまり外野を抜ける痛烈な打球が多く4回まで投げて9失点。

桐村は初回に1アウト1、2塁のピンチを切り抜けると、大量点に守られ次第に落ち着いた投球ができ無失点。ヒットは2、3本だったでしょうか。

試合は結局10対0、6回コールドで菰野が勝利しました。

桐村は最後まで投げ勝利投手となりました。これで21イニング投げて1失点だとか。ただ、球を置きに行く感もあり変化球も多く、もっとダイナミックなフォームでスピードを求めてほしいと思いました。


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■森奎真投手 2015.3.27

昨日、21世紀枠で出場の豊橋工が東海大四との試合がありました。

注目の森奎真投手は3失点ながらもピンチを凌ぎながら13奪三振で自責点0でいい投球が出来たのではないでしょうか。

本来ならMAX143キロで更にアップも期待されたとは思いますが、昨秋の怪我もありノースロー調整が続き投げ始めて1ヶ月余りでこの日の最速は138キロ止まりでした。

また、県内ではあまり変化球を打たれてはいませんでしたが、6安打の中で変化球を打たれることもあり、球速がもう少しあれば変化球も生きたのではないでしょうか。

現時点で即プロの可能性は少ないとは思いますが、将来的に期待できる投手だけに今後は怪我に注意してもらいたいと願います。


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■社会人野球東海地区春季大会 2015.3.26

土曜日から始まった社会人野球東海地区春季大会は三菱重工名古屋が決勝で新日鐵住金東海REXにサドンデスで9対8で勝利し優勝しました。

トヨタ自動車は1回戦でヤマハに延長サドンデスで3対2で敗れましたが、川尻投手と戸狩投手の投げ合いで終盤まで無失点でいい投球でした。

春季大会はどのチームも若手を起用することが多く、ヤマハも戸狩投手の次は池田駿投手(専修大)が登板。三菱重工名古屋も新人の兼松剛士投手(国際武道大)や2年目の萩原大起投手(愛院大卒)らが決勝でも登板しています。

社会人野球はこの後、4月から地方大会に2〜3程度出た後に、いよいよ5月からは都市対抗の予選が始まります。


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■頭のブレ 2015.3.25

センバツ高校野球4日目、注目の県岐阜商の高橋純平投手が登板しました。

高橋投手はスクイズで1点を失ったもののMAX150キロで2安打完投でした。

高橋投手は序盤は力を入れている感もありましたが、中盤からはリラックスした感じで余裕さえ感じる内容でした。

ゆったりとした無理のないフォームから頭のブレが全くないのが制球力がいい要因でしょう。

手足が長く体も大きくスケールがあり、頭がブレないのは上半身に無理な力も入らず肩も早く開かずボールが遅れて出て打者もタイミングが合わないと思います。

大会前から与四死球率、奪三振率共に抜けていて変化球も良く緩急もあり今大会bP投手を証明したのではないでしょうか。


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■完封劇 2015.3.24

センバツ高校野球3日目の3試合は全て完封劇でした。

敦賀気比の平沼翔太投手は1安打完封でした。昨夏に比べるとスピードはまだ出るはずです。

仙台育英の佐藤世那投手は伸びのあるストレート。最速が144キロだっただけに154キロが出たのはビックリしましたが、将来性もありいい投手だと感じました。

共にセンバツ優勝校同士の浦和学院と龍谷大平安の1回戦屈指の好カードは先輩の小島和哉投手を彷彿させる浦和学院の江口奨理投手と龍谷大平安の高橋奎二投手がピンチを凌ぎながら無失点で延長戦へ最後は一瞬、セカンドランナーが気になったでしょうかタイムリーを打たれ龍谷大平安の連覇はなくなりました。

江口投手と高橋投手の両左腕が右打者のインコースを厳しく攻める投球が見事でした。


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■緩急 2015.3.23

センバツ高校野球が始まりました。

2日目までやや大味な試合が多いようで打線が投手を上回っているようです。

その中で、大阪桐蔭の田中誠也投手は緩急をつけた投球で見事な完封でした。

夏もいい投手だと思いましたがカーブ、チャンジアップなど変化球も自在に使えるので130キロ台のストレートでも速く感じます。

高校野球でスピードだけではなかなか抑えられない時代に的を絞らせないお手本のような投球でした。

是非、参考にするといいでしょう。


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■ゼロポジション 2015.3.20

整形外科から生まれた言葉で、肩のゼロポジションという言葉があります。

肩甲骨と上腕骨の角度のことで、腕を上げた時に肩に負担が掛からない位置のことを示します。

腕を耳に当たるまで上げると肩の上の筋肉が硬くなります。真横にすると腕が下がらないように筋肉に力が入ります。

ちょうどその間で腕の筋肉に力が入らないところがゼロポジションです。

投手はこのゼロポジションをキープしながら腕を回すのと、肩の筋肉に負担が掛からず投げることが出来ます。

位置としてはややスリークォーターの位置です。

オーバーハンドの投手は腕が上がるように体を傾けゼロポジションをキープしています。

オーバーハンドのポイントはステップするあたりからやや体を反りながら胸を上に上げることです。

そうすると胸を大きく広げることができ、速い球も投げられます。また、腕も縦に振れることにもなり球の回転が良くなり横のブレが少なくなります。

ゼロポジションと腕の振りを意識してみましょう。


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■肩の開きを抑える 2015.3.19

昨日、捻転差を出すには肩を開かないことがポイントと書きましたが、肩を開かないようにするにはどうしたらいいか考えます。

投手は足を上げて右投手でいえば3塁の横方向に向きスライドしながら最後に捻って投げます。

横方向に向いてスライドする時間が長いほど開きは抑えられ打者からも嫌がられます。

しかし、肩の開きを抑えようとばかり考えるとフォームはバラバラになります。

大事なのは下半身にあります。

一つのポイントは軸足を長い間、プレートに残しエッジを効かせながら投げることです。

軸足が早く回転してしまうと肩は自然に開きます。

もう一つのポイントはタメを作ることです。

足を上げた時に、一旦止め軸足に十分に体重を乗せてから投げることです。

体重が乗らないと頭が突っ込み早くステップして肩の開きは早くなります。

肩の開きを抑えるには下半身が大事だということを意識しましょう。


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■捻転差 2015.3.18

昨日、捻りについて書きましたが、今日はステップした時の捻転差について考えます。

捻転差とはよくゴルフで使われますが、トップの時に下半身と上半身の捻じれのことをいいます。

足の向きに対し肩は90度、腰は45度回すのが理想のようで、その捻じった差が捻転差と言われ飛距離を生むことに繋がります。

投手の場合も捻転差ということが言われます。

投手の捻転差とはステップした時に上半身が右投手であれば3塁側を向いていることです。

意識するのはステップした時に肩を開かないことです。肩が開かないことで捻転差が生まれます。

ステップした時は肩を開かず、その後体を捻って投げるようにすると、より速い球が投げられます。

腕に力を入れるのではなく、体の大きな幹を使って腕は自然に振られるイメージで投げましょう。


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■捻り 2015.3.17

スピードアップに欠かせないポイントに体の捻りがあります。

何度かグラブを上げると書きましたが、グラブを上げた後に体を捻り両腕を入れ替えます。

柔道で背負い投げという技がありますが、簡単に言えば背負い投げのイメージです。

素早く体を捻り、その捻りでスピードアップします。

捻りが速ければ速いほど速い球が投げられます。また、高い位置から捻ると角度が出ます。

体を捻るスピードで腕が自然に振られるイメージを持ちましょう。

一気に捻ってみましょう。


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■ルーティーン 2015.3.16

少し前にテレビ番組でイチロー選手のルーティーンが重ね合わせると毎回同じだということが紹介されていました。

ルーティーンとは決まりきった仕事、日々の作業、仕草という意味ですが、投手も同じことが言えます。

ルーティーンを毎回同じようにすることにより、コントロールは安定します。

ポイントは余分な仕草をしないことです。

球を投げ終わって、プレートに戻り捕球、サインを見て投げる。

ランナーがいない場合、特に同じルーティーンにしてなるべく早い自分のタイミングでどんどん投げることが必要です。

投げ終わって、その場で捕手からのボールを捕るようでは投げるまでの時間が掛かってしまいます。球を捕球したらすぐサインを見る癖をつけましょう。

また、ルーティーンを変える時は、ロージンに触れる時や、ボールが続いて間を空ける時でしょう。

ルーティーンは野手だけでなく投手も決めることが必要で、余分な仕草を省くことがコントロールを良くすることに繋がります。

是非、ルーティーンを決めましょう。


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■投球の幅 2015.3.13

投球の幅が広いとか、狭いとかいいます。

その投球の幅ですが、投球の幅には2つあると思います。

一つはコースです。

外角一辺倒であれば投球の幅が狭く、内角も突くと幅は広がります。また、高目や低目で幅を広げます。

インコースの高めに投げた後に、アウトコースの低目に投げられれば対角線を使え投球の幅は広がります。

2つ目は、変化です。

インコースのシュートを投げた後に、アウトコースのスライダーを投げられれば、投球にもっと幅は出てきます。

ストレートの後のチャンジアップでスピードの変化もいいでしょう。

変化球はストライクからボールになる球で打者に振らせれば打ち取れる可能性は高まるでしょう。

もっと言うならば、インスラやスローカーブなど使い、ボールからストライクに入る変化球を投げられれば、打者の意表を突けます。

捕手と相談しながら、もっと投球の幅を広げるように練習から試合をイメージして投げて新しいスタイルを築きましょう。


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■ベースボールワン 2015.3.12

今日の中日スポーツにベースボールワンさんが大きく掲載されていました。

ベースボールワンさんの代表は西村さん。

以前は岡崎にいたこともあり5、6年前からの知人で名古屋に店舗を出してから豊川、一宮と店舗が増えて頑張っています。

私も昨年末に名古屋に訪問し動作分析をしてもらいました。

ビデオで軌道を見ながら適切にアドバイスしてくれます。

また、色々な練習方法もビデオで紹介して私も参考にしています。

まずは、下のホームページを見て下さい。

■ベースボールワン


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■緩急をつける 2015.3.11

投手で緩急をつけるという言葉があります。

緩急をつけた投球とは一般的にストレートと変化球のスピードの差で緩急をつけますが、それ以外にも緩急はいくつかあります。

スピードはストレートと変化球だけではなくストレートだけでも5キロぐらいの緩急をつけると打者はタイミングを外されます。

次に、昨日リズムを良くする為にテンポを早くするということを書きましたが、投球間隔による緩急もあります。

どんどん、同じテンポで投げると徐々にタイミングが合ってきます。タイミングが合ってきた時に少し間を空けることも必要です。

また、ボールが先行した時に間を空けるリセットすることもいいでしょう。セットポジションからプレートを外すこともいいでしょう。

それから、投球フォームに緩急をつけることもあります。西武の牧田投手がよく使う手です。

私もタイミングが合っていると感じた場合にステップしてから腕の出を少し遅らせることをやったりしました。

緩急をつけることは打者のタイミングを外す武器になります。少し練習から緩急をつけてみましょう。


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■投球のリズム 2015.3.10

先日の黒田投手のオープン戦の続きです。

五回途中までパーフェクトに抑えた黒田投手ですが、特筆すべきは打者13人に対してたった39球。初回は5球で時間にしてわずか1分で打者3人を仕留めました。

試合後、どんどんストライクゾーンで勝負して打者にプレッシャーをかけていければいいと思ったとコメント。

ストライク先行の考え方はメジャーでは当たり前で、あるチームはストライク率の成績をクラブハウスに貼り出し監督も「積極的に攻めよう、どんどんストライクを投げよう」とメッセージが添えられていたといいます。

日本では捕手出身の監督が多かったことから一時ボールから入るケースもありましたが、最近はストライク先行でリズムを作る論調に変わってきました。

自分のリズムで投げることは大事で、私も練習から少し早いぐらいのテンポでどんどん投げていくことを意識していました。

テンポを早くすると、打者も少し慌てて考える余地を与えず、来た球に反応しようとし、逆に間を空けると考えやすくなります。

私は初球の入りは真ん中低目のストレートを意識していました。1球目から低目の球に手は出しずらい面もあるからです。また1球目にストライクを取れると後が楽です。

それから、ストレートでストライクを取った後に変化球を投げる時も間隔を空けない方が打者は対応が難しくなります。

どんどん攻めて自分のリズムを作ることで、自分のピッチングが出来ます。間隔を空けないことでリリースポイントも安定します。

私が見た投手の中では、リズムのいい投手はセンバツに出場する豊橋工の森投手です。

あまり考え過ぎず、どんどんストライクゾーンで勝負します。是非、テレビで見てリズムを参考にして下さい。


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■グラブの位置 2015.3.9

広島に復帰した黒田投手がオープン戦に登板し13人をパーフェクトに抑える好投でした。

先週、シュート系の球を覚えてバランスが良くなり大リーグで成功したことを書きましたが、昨日もシュート系の球で詰まらせるシーンが何度かありました。

加えてチャンジアップ、ツーシームが効果的に決まっていました。

その黒田投手の投球フォームはこのブログを書く上でも非常に参考になっています。

まずは、下の写真を見て下さい。

元々体はしっかりしていますが大きくて怪我のないフォームといえるでしょう。

グラブの高さと一直線上に右腕が下がりヒップファーストで体重移動します。

グラブを高く上げると自然にヒップファーストが出来るといっていいでしょう。

グラブを低く抑える投手としてはオリックスの金子投手、ダルビッシュ投手などですが、低く抑えてしまうと体が突っ込み肘への負担も大きくなります。

なので少年野球や中等部の投手にはグラブは高く上げるように指導しています。

昨日、少年野球の試合を見ましたが、少しそれが出来るようになってきました。

更にグラブを高く上げると体が縦回転になり横のブレがなくなります。

最初はグラブを高く上げると球が高めに浮きます。

それを低目に意識を持っていくことにより上から振り下ろせるというわけです。

このフォームにすると上半身の大きな筋肉を十分に生かせるフォームとなります。

是非、キャッチボールから始めて下さい。


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■シャドーピッチング 2015.3.5

3月に入り野球シーズンが始まろうとしています。

投手も実戦が始まりますが、ピッチング練習以外にお勧めしたいのがシャドーピッチングです。

投手に投げ込みは必要ですが、試合が重なってくると肩や肘に負担が掛かります。

試合で結果が出ないと、試合の合間に更に投げ込みをしたくなりますが、あまり投げ過ぎると怪我に繋がる可能性があります。

そこで、体の負担を減らす為にも投げ込みに代わりシャドーピッチングをするといいでしょう。

調子の悪い時にシャドーピッチングを行うとフォームの悪さが見えてきます。

私も社会人野球の都市対抗予選の1回戦で調子が出ず途中降板、2回戦ではリリーフに回りましたが満塁ホームランを打たれ敗者復活に回りました。

敗者復活までは時間があり投げ込みも出来ましたが、あえてシャドーピッチングに切り替えました。

その時に、これだというものを見つけることができ、敗者に回ってから連続完投勝利に繋がりました。

試合の合間や練習の合間に出来るシャドーピッチングはシーズンを通して行うべきです。

シャドーピッチングは、タオルを使って鏡の前でフォームをチェックしながら行ったりしますが、その時に体重移動やバランス、腕の振りなどを確認しましょう。

今までフォームについて書いたりしましたがシャドーピッチングの時に参考にしてもらえればいいかと思います。

持つものは、タオル以外にもペットボトルや実際のボールでもいいです。

参考に縄跳びの縄を使った練習方法を紹介します。

■工藤の野球のすすめ シャドーピッチング


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■変化球はキレが必要 2015.3.4

変化球がキレるという表現があります。

変化球はキレた方が打たれないともいえるでしょう。

では、なぜキレた方が打たれないのかを考えましょう。

打者は投手の投球モーションに合わせてタイミングを取ります。ストレートでも変化球でもタイミングが合えばしっかりとミートする可能性が高くなります。

逆にタイミングが合わなければミートする可能性は低くなります。変化球をハーフスイングするケースはタイミングが合っていないことが多くあります。

だとすれば、変化球はストレートと区別出来ないようにすれば変化球は打たれにくいことにもなります。

スライダーであれば、打者の手元近くで曲がると打ちにくく、投げてすぐに曲がると打ちやすいということになります。その他の変化球でもそうです。

プロ野球のいい打者でも、見極めはプレートから1.7m前と何かに書かれていました。

打者の近くで変化すれば変化球とは見極められないことにもなります。

それでは、打者の近くで変化させるのにはどうしたらいいかというと、ストレートと同じようにの腕を振ることです。

ストレートの軌道から最後に変化させるイメージで腕を振りましょう。打者も腕の振りが違うと変化球と察知しやすいことにもなります。

カーブでもドロンとしたカーブよりも、ストンとしたカーブの方が打ちにくキレのあるカーブといえます。

何度も佐竹投手の話題を出しますが、佐竹投手のチャンジアップやカットボールは最後の最後で曲がるので140キロそこそこのストレートでも打たれない投手だということです。

変化球は、ストレートと同じ腕の振りでキレを出すようにしてみましょう。


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■シュート系でスピードを上げる 2015.3.3

スピードを上げる一つの手段でシュート系でスピードを上げるというものがあります。

これは、広島に復帰した黒田博樹投手が大リーグで成功した要因だということもあります。

黒田投手をスカウトした小島圭市氏のコラムの抜粋で以下がありました。

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大リーグで成功するのはバランスのいい投手。体重移動がスムーズで投球動作が始まってから終わるまでを断片的にとらえた時に、どこから押しても倒れないフォームということです。

黒田博樹投手も、いいフォームです。ただ、彼は日本で投げているときに比べると、別人になったと思います。

あれほどの転換に成功したピッチャーは、過去を探っても、少ないのではないでしょうか。しかも、彼は成績を残しながらですから、大したものです。

彼をスカウティングした時の話をしますと、シュート系のボールを覚えてから、バランスが良くなったと記憶しています。

それまでは数字が示していた通り、四球こそ少なかったものの、狙って投げていると感じられるボールは少なかったのです。

それがシュート系のボールを覚え、ボールが走り、低めに投げることができ、バランスも良くなりました。シュートという球が相乗効果を生み、彼を成長させました。

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というものです。

私も現役時代にシュートを覚えてからコントロールは良くなりました。

シュートは右投手であれば右打者の内角に投げるわけで、肩の開きを抑えリリースでボールを切るように投げます。

外角に投げる時はボールを長く持たなければいけませんが、内角に投げる時は意識的に腕の振りを速くする効果もあり、キレのいい球を投げられます。

シュートを推奨することではありませんが、内角に投げることによる推奨効果があります。是非、内角に投げみてキレを出していきましょう。


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■コントロールを向上させる 2015.3.2

コントロールを向上させるにはどんな練習がいいか聞かれることがあります。

私はキャッチボールが大事だと言います。

投手はキャッチボールでもピッチングフォームで投げるのが基本です。

短い距離から20m、30m・・・と少しづつ離れていきますが、30mぐらいは相手の構えた所にほぼ投げられ、50mぐらいは相手が動かなくても捕れるように中学生以上はならなければ試合で安定した投球は出来ません。

このぐらいの距離でコントロールがバラつく投手はどこかに余分な力が入ったり、頭がブレたり突っ込んだりする投手です。

投げて投げてコントロールを向上させるのではなく1球1球のキャッチボールを大事にしていくべきです。

うちの中等部の投手もキャッチボールの時に、この練習をして一緒にキャッチボールを行いますが、まだ中学生にはコントロールでは負けません。

トヨタ自動車の佐竹投手らも登板直前は30mあたりを入念に丁寧に投げます。狙った所に行っているかが試合での出来に大きく影響します。この距離で納得できれば試合でもいい結果が生まれます。

コントロールを向上させるには1球1球のキャッチボールが大事だということを覚えておきましょう。


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■ランナーが出るとストライクが入らない 2015.2.27

ランナーが出るとストライクが入らない投手がいます。

これは、ランナーが気になって投球に集中できないケースが多くありますが、練習でランナーを想定せずに投げ込んでいるのも原因の一つです。

ランナーがいない場合セットポジションではない投手にとって、セットポジションで投げる時はランナーがいる場合なのでランナーがいることを想定して投げるようにするべきです。

そのポイントとして、投げる前には走者を確認して投げたり、一度プレートから足を外して再びセットしてから投げたり、投球の合間に牽制のフリをしてから投げたりしてランナーを想定して投球すると実際の試合でも生かされます。

プロのキャンプの練習で中日の吉見投手がセカンドランナーを3秒ぐらい見て振り向きざま30球ぐらい投げているのを見ました。

振り向きざまですが、そのコントロールは目を見張るものがありました。

試合とは違った投げ方をするよりも、試合を想定して試合と同じようなやり方で慣れることがランナーがいてもストライクを取れるポイントの一つです。


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■高橋純平投手 2015.2.26

今日の中日スポーツにセンバツ高校野球に出場する県岐阜商の高橋純平投手が目指すは全国制覇と大きく掲載されていました。

今年のドラフト1位候補でもありセンバツbP投手と期待されるMAX152キロの本格派右腕のフォームを見てみましょう。

以下をクリックし左上のビデオを見て下さい。

高橋純平投手の投球フォーム

まず、やや細身ながら体幹の強さを感じます。ほぼ狙った所にコントロールされているのは頭がブレず高い位置をキープしているからでしょう。

また、グラブをやや右打者方向に出し左肩の開きを抑え、切り替えす時に一気に捻り、ゆったりとしてオーソドックスながらもリリースの時の踏み込む力と脱力感から一気に腕を振る力加減も見事です。

ストレートとカーブのフォームの違いもなく最後は三振を狙って取っていますが、力を入れてもミットが全く動かない素晴らしいコントロールです。

練習試合は3月8日の飛龍戦からとか、21日から始まるセンバツ大会が楽しみです。


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■変化球でストライクが取れない 2015.2.25

変化球でストライクが取れない投手を多く見かけます。

変化球にはカーブ、スライダー、シュート、チャンジアップ、カット、シンカー、ナックル、ツーシーム、パームなど様々な種類があります。

桑田さんのビデオにもありましたが、投手が最初に覚えるのがカーブですが、これは肘から先を捻りながら使う非常に難しい変化球です。

また、外角低目にカーブを要求されてもなかなか上手くコントロール出来ないものです。私もそうでしたが、加えてスピードを落とさなければならないなかなかコントロールするのに苦労しました。

それよりももっと簡単な変化球があります。

私は、社会人になってからスライダー、シュートを覚えました。この2つの変化球は簡単なものでした。

真っ直ぐと同じスピードで最終的に手首から先の捻りと握り方、指の掛け方を少し変えるだけで思った所にコントロール出来ました。

桑田さんはチャンジアップを推奨していますが、これも簡単な変化球でしょう。コースを狙う必要はなく真ん中あたりに投げ込んでもスピードの変化で打者は戸惑うことになります。

昨年の社会人野球の日本選手権で佐竹投手がチャンジアップで多くの空振りを取りました。

後ろから見ていても、なぜ打たれないのか驚くほどでしたが、打者にとってはストレートの次に投げられるとタイミングは外れるようです。

変化球は自分に合ったものから試してみるといいでしょう。


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■打者が立つとストライクが入らない 2015.2.24

投球フォームの次は投手の色々なケースについて考えます。

まず、打者が立つと途端にストライクが入らないことがあります。

これは、投球練習の時はリラックスして投げているのに対し打者が立つと緊張やプレッシャーで投球フォームが変わってしまうことが原因です。

ストライクが入らないケースとして、力んでしまう場合と小手先でコントロールしようとする場合です。

力んでしまう場合は顔もブレてフォームがバラバラになってしまう感があります。このケースは私も最初の打者の時に何度か経験しました。

小手先でコントロールしようとする時は、全身を使えていない時です。ちびったりすると思える時はこのケースなので体を大きく使うことを意識するといいでしょう。

どちらの場合でも、自分でこうやれば必ずストライクは入るというポイントを持っておくことです。

私の社会人時代は困った時には真ん中低目に投げることを意識しました。

投手はポーカーフェイスでいながらも、試合でいくつかはおかしい時があり、スタート時点が最も精神的にも落ち着かないことが多くあります。

私は、社会人で通用するようになったきっかけは、力を入れるポイントを覚え低目に投げられるようになったからです。

調子のいい時はバンバン投げればいいのですが、困った時に自分はこれでストライクを取るというポイントを練習から考えて投げて体と意識で覚えておきましょう。


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■投手がグラブを選ぶポイント 2015.2.23

前回、投手用のグラブの人気メーカーの順を書きましたが、投手に相応しいグラブはどのようなものが良いか考えます。

投手は内野手用に比べ大きめに作られます。

これは、グラブの中でボールを握り替える為でもあり、投手用は特にボールを獲る位置のポケットがしっかりしたものが好まれます。

更に投手は投球の際にグラブを捻り他のグラブより早く型崩れするので、少し大きく硬めであごがしっかりしているものがよいでしょう。

投手は即座なバント処理や速い打球の処理が必要とされまが、極度な捻りグセがついてしまうとバンド処理が難しくなるので大事に使いましょう。

また、投手用のウェブはグラブの中でボールを握る空間が必要で、ボールや指が引っ掛からないようにウェブには穴が開いていないものがいいでしょう。

ウェブの種類は色々あり、以前はバスケットウェブが主流でしたが今は沢山の種類があります。自分の好みを選ぶといいでしょう。


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■球児の人気 2015.2.19

高校野球ドットコムに高校野球球児が好きなプロ野球選手ランキングが掲載されていました。

この中で、投手部門は以下となっています。

1位 大谷 翔平(北海道日本ハムファイターズ)
2位 前田 健太(広島東洋カープ)
3位 田中 将大(ニューヨーク・ヤンキース)
4位 ダルビッシュ 有(テキサス・レンジャーズ)
5位 金子 千尋(オリックス・バファローズ)
6位 内海 哲也(読売ジャイアンツ)
7位 能見 篤史(阪神タイガース)
8位 則本 昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
9位 藤浪 晋太郎(阪神タイガース)
10位 菅野 智之(読売ジャイアンツ)

また、この高校野球ドットコムの野球総合研究所のコラムでは数年で投手の使用グラブのメーカーも調査していますが例年、人気は以下となります。

1位 ミズノ、2位 ゼット、3位 SSK、4位 アシックス

1位のミズノは毎年、他メーカーを圧倒する人気でスパイクもミズノが人気が高い傾向にあります。

グラブを選ぶポイントは、機能、デザイン、価格、メーカーの順です。

次回は投手のグラブを選ぶポイントを紹介します。


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■スピードアップポイントB 2015.2.18

昨日のスピードアップポイントでは、ビデオで体全体を使った正しいフォームを紹介しました。

ここまでのピッチングフォームで全体のイメージをまとめると、「体全体で特に体の幹を使って投げること」「ステップのスピードを上げること」「テコの原理でグラブを引き腕を出すこと」です。

それに一つ加えると「遠心力を増す」ことを考えましょう。

いくら体を上手く使っても遠心力がなければスピードはアップしません。

それでは、遠心力とはどのように出すのかというと、ヒップファーストで勢いよくステップして体を捻っていく際に「腕を残しておく」ことです。

横から見て体を捻った時にトップでの切り替え時には肘は出始めるものの手首は残って弓を引いたような形にならなければ遠心力は生まれずスピードは増しません。

チューブで引くなりして体を捻った時に腕を残すようなことをしますが、なるべく腕が遠いところにあることを想定しておくといいでしょう。

体を捻ってから肩→肘→手首の順番で出てくるイメージを持っておきましょう。


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■スピードアップポイントA 2015.2.17

ピッチィングフォームの修正ポイントとして2回目は肩を捻っておくことを紹介しましょう。

@でグラブを上げると書きましたが、その後にヒップファーストで体重移動しますが、それまでグラブを持つ方の肩を内側に捻っておくと更にスピードアップします。

上記のような投げ方はないか調べたところ@とAを合わせたようなビデオがあったので紹介します。以下をクリックして下さい。

桑田真澄が教える正しいフォーム

どうでしょうか、体全体を使って使うことにより正確で力強い球が投げられるようになりますね。また、肩甲骨に目を持つということを頭に入れておくとよりスピードアップするでしょう。


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■スピードアップポイント@ 2015.2.16

ピッチィングフォームを修正するとスピードアップに繋がるポイントがいくつかあります。

今までのピッチングフォームの中にも書きましたが、最も効果的なのがグラブを高く上げることです。

そのグラブをしっかりと引くことにより、ボールを持つ腕のスイングスピードを速くすることができるので、スピードが上がると考えられます。

また、グラブを上げるとボールを持つ腕は下がり遠心力も増し軸足にもしっかり体重が乗り力のある球を投げられます。

更に、グラブを上げることで肩の開きを抑えられます。

少し高さのコントロールはアバウトになる可能性はありますが、通常は肩のラインのグラブの位置を少し上に思い切って上げて試して見ることです。


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■バランストレーニング 2015.2.13

上半身や下半身の強化に続きバランス系のトレーニングを考えます。

投手は投球動作において体がブレたり、ふらついたりしては安定した投球は出来ません。

特に足を上げる時は軸足一本で、軸足を蹴った後は踏み出した足一本の片足で体を支えなければいけません。

その片足でバランス良く立っていられることが必要です。

トヨタ自動車の投手の練習でもスピードスケート選手の姿勢で低く片足でバランス良く立つ練習を見かけます。

バランスディスクというクッションの上で立つ練習や目を閉じて片足で立つ練習なども効果があります。

足に力を入れず力を抜いて立つことがポイントです。

バランス系のトレーニングはどこでも出来るので練習の合間などでも片足で立ったりしてみることです。


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■上半身強化 2015.2.12

下半身強化に続いて上半身の強化について考えます。

下半身を鍛えることは小さい頃から出来ますが、上半身を鍛えることは体が大きくなってくる中学や高校あたりからが一般的です。

でも、いくら下半身を鍛えても上半身が弱いのでは速い球を投げることは出来ません。

投手の場合、速い球を投げるには肩周辺の筋肉を鍛えることが効果的です。

特に腕を前方に振り下ろす為の三角筋と上腕三頭筋を鍛えるといいようです。

トレーニング方法としては大きな器具を使わなくても、チューブトレーニングや体幹トレーニング、腕立て伏せ、鉄棒での懸垂などで鍛えることが出来ます。

肩の周りに太過ぎる筋肉をつけるのは逆効果になりますが、腕をスムーズに強く振れる筋肉をつけましょう。

腕以外には腹筋、背筋、スナップの強化が投手には必要ですね。


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■下半身強化 2015.2.11

ピッチングフォームの次はスピードを上げボールを安定させるトレーニングを考えます。

まず、下半身の強化としては何が必要かと考えると、大きい筋肉としてはお尻、太もも、ふくらはぎです。

その3つの大きい筋肉を鍛えるといいでしょう。

トレーニングとしては、短い距離のダッシュや筋トレが効果があります。

筋トレとしてはお尻から太ももにかけてはスクワット系で負荷を掛けたものがいいでしょう。

近年では足を上げたストレッチや体幹トレーニング、チューブトレーニングなどもあります。

ふくらはぎの強化としてはカーフレイズのトレーニングが効果が高まります。

太ももはやお尻の強化は上半身の激しい動きを支えるのに必要です。

ふくらはぎはリリースポイントでの軸足の蹴りや、その後の高く足を上げるのに必要でフィニッシュでの踏み出した足の最後の伸び上がりなどバネを使う為に必要です。

プロ野球の投手の下半身がどれだけ安定しているか見るとアマチャアとはさすがに違います。この冬でパンパンに張った下半身を作ってみるといいでしょう。


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■ピッチングフォーム全体 2015.2.10

今までピッチングフォームの個々の動きを考えてきましたが、ピッチングフォーム全体で考えるべき理想なフォームとはどのようなことか考えます。

プロ野球の投手でも色々な投げ方をします。

全てが理想なフォームでもなく、例えばスピードを上げるには、腕を強く振るのに下半身が突っ張っている投手もいたりしますが、徐々に改善されていくケースもあります。

日ハムの大谷投手もその部類ではないでしょうか。中日の祖父江投手も昨年のキャンプでは足が突っ張っていることを指摘されましたが、今年はそれが改善されています。

では、ピッチングフォーム全体で理想とはどんなことかといえば以下のようなことではないでしょうか。

@フィニッシュに力が伝わり力量感があってスピードを出せるフォーム
Aフィニッシュまでは脱力感があり余分な力が入らないフォーム
B全体のバランスが良くスムーズに体重移動が出来るフォーム
C腕に使い方が良く肩や肘に負担が掛からず怪我をしにくいフォーム

他にもあるとは思いますが、上記4点ぐらいを意識するといいのではないでしょうか。


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■スピードアップ 2015.2.9

土曜日にトヨタ自動車の練習を見に行きました。

私は手伝いがてらグラウンドの中で実際、選手の動きを見ているとハツラツとして鍛えられた様子が感じられます。

新人の七原投手も外で投げるのは初めてのようでしたが、キャッチボールのスピードは目に見張るものがあります。

他の投手は早くもブルペンでの投げ込みで今日から宮崎キャンプに出張しますが、即実践での練習が出来るように投げ込んでいるとのことでした。

また、プロ野球のキャンプでブルペンの様子をよく見ますが、気づきがいくつかあります。

その中で、プロの投手は横から見て足を上げてステップして投げるまでのスピードが違う点を感じます。

足を上げるまでは違いは感じませんが、ゆったりとした足の上げ方から徐々にスピードが上がり踏み込む時点の勢いの違いを感じます。

トヨタ自動車の上杉投手もブルペンで見ていると投げる瞬間の踏み込む力があり、それが150キロを出せる要因になっていると思いました。

スピードアップには踏み込むスピードをアップさせることですね。


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■フィニッシュ 2015.2.6

投球動作の最後はフィニッシュを考えます。

腕を振る時に腕は前方に伸びた後、膝の方向に向かってフォロースルーが終わります。

その後、振った腕はその肩の方向に戻ってきます。もし、振った腕がそのまま膝に残っている状態であれば腕の振りが鈍いといえるでしょう。

ムチのように腕が振れればスピードは上がり腕は自然と戻ってきます。

腕が戻ってきた時点で体は正対し下半身と上半身の左右が対象となり構える形が出来ます。

投手は投げたら構えるといわれますが、その通り投げて構えるまでがピッチングフォームで最後が崩れてしまうのはどこかにフォームの欠陥があります。

しっかり下半身を使って腕が前に伸びる投手であれば少し膝が曲がり野手のような構える形が形成されます。

最後に決まる投手はフォームが安定していてコントロールも良くなると言えるでしょう。


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■腕を振った後の軸足の動き 2015.2.5

腕を振るまでの全体の動きに続いて腕を振った後の軸足の動きを考えます。

腕を振るまでは軸足はプレートに残るか歩幅が広い投手はプレートから離れるも地面につけておくと腰が入り力のある球が投げられます。

その後、フィニッシュに入るあたりから軸足が離れ地面からステップした足の横に正対するのが理想です。

軸足がステップした足を中心に回って前に行ったり、ステップした足より後方にあるのはバランスが悪く、軸足が早く離れ過ぎたり上手く軸足を使えていなかったりするケースが多いと思われます。

また、軸足の甲はプレートから離れるときは裏返って下を向いています。その後、軸足のつま先が地面を擦りますが、しっかりと腰が切れる投手は一旦ステップした足より内側につま先が入ってからステップした足の横を目がけてラインが描かれます。

その後、地面を離れてからは軸足は高く上がるのが理想でキャッチャーミットに入ったタイミングで着地するぐらい高くゆっくりと上がるようにするといいでしょう。

最後に足を着地した時点ではステップした足の真横に肩幅よりやや広く柔らかく着地するとしっかりとステップした足に体重が乗った形となります。


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■頭の動き 2015.2.4

腕を振るまでの足と手の動きの次は頭の動きについて考えます。

投球モーションに入ってからステップするまで頭の動きはブレないようにすると思った所に投げられるようになります。

その一つとして目は常にキャッチャーミットから離さないことがポイントです。

また、頭の高さを変えないようにすることと、上半身に力を入れず力を抜いてステップすることです。

ステップしてから力を入れて腕を振りますが、その時も肩から上は力を抜いておくと頭は動きません。

更に腕を振るあたりから前傾姿勢に入りますが頭は立てておくことです。手首を立てると以前書きましたが最後まで頭を上げて頭を立てておくことです。

腕を振る時に首を振って頭が下がる投手や力が入って横にブレる投手はコントロールがアバウトになります。

首から下をどれだけ動かしても首から上は動かさないようにしましょう。


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■トヨタ自動車壮行会 2015.2.3

昨日、名古屋のトヨタ産業記念会館でトヨタ自動車硬式野球部の壮行会が行われました。

名前は壮行会ですが、昨年の日本選手権の優勝祝賀会と今年の都市対抗優勝に向けた意味も含めた壮行会でした。

冒頭、副社長の挨拶から始まり豊田市長、毎日新聞社社長と続き乾杯。

この会には、会社役員、関係先会社、プロのスカウト、大学と高校の部長や監督、職場上司、野球部OBら300名近くの大パーティーでした。

私は佐竹投手や上杉投手、新人の七原投手など大勢の選手らと話をすることが出来ましたが今年に掛ける意気込みを感じました。

また、プロのスカウトや高校の監督とも話が出来ましたが、特に愛工大名電の倉野監督に挨拶をして随分話をすることが出来ました。

倉野監督からも岡崎の軟式野球部の選手には将来期待できる原石がいるという言葉を改めて聞きました。

うちの中等部の選手も愛工大名電を目指せるような選手を育てていきたいと思います。

■トヨタ自動車壮行会


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■腕を振る時のグラブの動き 2015.2.2

ボールを持つ手の腕の振り方の次はグラブを持つ手の動きを考えます。

テークバックで前方上方向に伸びたグラブは腕を振る時にグラブ側の手とボールを持つ手が入れ替わります。

この時にグラブを脇の方に引き寄せ、グラブの引きによりボールを持つ手を前に出すイメージを持つことです。

一般的にグラブを上手く使うというのはこのことです。上手くグラブを使えなければスピードは上がらないしボールを持つ手に負担が掛かり怪我をしやすくなります。

引き寄せる力が強ければボールを持つ手も力強く前に出せます。

脇の方に引き寄せると書きましたが、グラブが下がったり後ろに流れるとボールを持つ手も力強く前に出せません。

しっかりと脇に手の甲が当たるように引き寄せることです。


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■腕の振り 2015.1.29

リリースポイントの次は腕の振りを考えます。

私の持論では腕の振りは腕の一番高く上がった位置から溝うちに線を引いた延長線上に腕が振られます。

真上に近ければ近いほど腕は踏み出した足のすぐ横を通ります。サイドハンドなら溝うちを中心に腕は横に振られます。

また、リリースポイントは溝うちからホームベースの延長線上でもあります。

オーバーハンドならトップ→リリースポイント→ダウンの位置が一直線上になり膝のすぐ横を通り抜けるのが自然な腕の振りとなります。

そしてオーバーハンドはほぼ真っ直ぐ腕が振れるので左右のコントロールのバラつきは少なく縦のコントロールのバラつきがあります。

そこで、昨日も書きましたがリリースポイントが安定すればコントロールが良くなる訳です。

腕の自然な振りとリリースポイントの安定がコントロールを安定させるポイントです。


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■リリースポイントの手の注意点 2015.1.28

リリースポイントまでの動きは考えました。その中でもリリースポイントでのフォームも紹介しました。

では、リリースポイントでの手の注意について考えましょう。

よくリリースポイントさえしっかりしていれば、いい球が投げられると言われますがその通りだと思います。

まずは、リリースポイントの位置を安定させることです。毎回、リリースポイントの位置が異なればコントロールはばらつきます。

また、リリースポイントで最大の力を球に加えることで速い球が投げられます。この時に、最終的には人差し指と中指でボールに回転を加えるので均等に力が加わえれば安定した力強い球が投げられます。

それから、昨日も45度と書きましたが、なるべくリリースポイントを前にもっていくことです。

リリースポイントが前になると自然に手首は立ってきます。手首が立つとよりスナップを利かせられます。スナップを利かせられるとボールの回転率が上がります。ボールの回転率が上がると球速が速くなり球が伸びます。

速い球が投げられる投手として以前の藤川球児投手は通常の投手よりもリリースポイントの位置が30センチ前、手首も最も立っていて垂直方向に対しプロ平均角度30度に対し5度、通常37回転に対し45回転あります。

更に通常の投手よりもホームベース上で30センチも高いところを通り、それが打者にとっては浮き上がる球に見えるようです。藤川投手は歩幅も7歩と広くより前にリリースポイントを持っていけます。

リリースポイントはより前に持っていくことに心掛けましょう。


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■トップからリリースポイントまで 2015.1.27

トップまでの動きは終わり次はトップからリリースポイントまでの動きを考えます。

オーバーハンド投手であればトップで肘が90度近くまで曲がってきたあたりから切り返しますが、注意したいのはまだ力を入れないことです。

切り返し時点で力んでしまうと肩が早く開いたり頭が前に突っ込んでしまったりします。切り返し時点では上半身の力を抜いて脱力感を保つことです。

その後、腕を切り返すと体が捻りながら肘が前に出てきてオーバーハンドであれば肘が耳の高さ以上に上げたいものです。ただ、切り返しから肘をあまり曲げすぎると肘に負担が掛かりますが肘をある程度曲げないと手首が前に出てきます。弓を放つように投げるには手首は後ろに残しておきたいものです。

また、切り返す時に肩が横回転にならないことです。右投手であれば右肩が上がってきて左肩が下がりながら肩を入れかえていきます。より上から投げ下ろすには少し胸を上に上げることで上から投げ下ろす形が出来ます。

それと腕が体から離れすぎないことを注意しましょう。力んでしまうと体が開いたりして腕が体から離れやすいので体を開かず耳の横あたりを肘が通過するイメージを持つことです。

それから、切り返し時点でグラブを持つ腕を引きながら右手と左手を入れ替えます。グラブは下げずに脇の所でキープしましょう。

また、リリースポイントは真上から見て45度あたりに腕の位置が来るのが理想です。そして大事なのはリリースポイントでは手首から頭、上体、お尻、足が一直線上にあるのが理想的なフォームです。

頭が突っ込み過ぎないこと、お尻が残らないこと、軸足が早く離れないことが理想的なフォームを形成することが出来ます。一度リリースポイントでのフォームを見てみることです。


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■センバツ出場校決まる 2015.1.26

投手のヒントになるBLOGはお休みしてセンバツ出場校決まりましたので紹介します。

優勝候補は明治神宮大会を制した仙台育英や準優勝の浦和学院、夏春連覇を目指す大阪桐蔭あたりでしょうか。敦賀気比や静岡も評判がいいようです。

また、注目の21世紀枠は豊橋工、桐蔭、松山東に決定。東日本が豊橋東、西日本が松山東、もう1校に桐蔭が選ばれました。1年生の秋からから注目していた豊橋工の森投手が甲子園で登板することになり嬉しく思います。

注目投手は何といっても高橋純平投手。152キロの球速に加え防御率もナンバー1の0.47でドラフト1位候補が甲子園でデビューします。

以下、注目投手(スピードと防御率)です。

高橋純平(県岐阜商)152キロ、0.47
小川良憲(近江)145キロ、1.88
佐藤世那(仙台育英)144キロ、1.19
山崎颯一郎(敦賀気比)144キロ、1.33
高橋晟一朗(米子北)143キロ、1.00
森 奎真(豊橋工)143キロ、1.27
高橋奎二(龍谷大平安)142キロ、1.59
勝俣翔貴(東海大菅生)142キロ、1.29


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■トップまでの手の動き 2015.1.23

今まではステップまでの動きでしたが、次はステップしてからトップまでの手の動きを考えます。

ステップした状態では、ほぼ両腕が伸びて投げる手は肩のラインに上がってきた状態です。

そこから、投げる腕の肘が曲がり始めトップまで上がって行きますが、手の甲がホームベース方向でボールはセンター方向に上がるのが理想です。イメージとしては小指が親指より上になるように上げます。

その後、トップまで手が上がってきますが注意したいのはトップの状態で肘が曲がり過ぎないことです。肘が曲がって手が頭の近くまで来てしまうと小さなフォームになってしまい、そこから切り返すと肘に負担が掛かります。

肘は90度まで曲がらないところがトップだとして切り返すと大きなフォームが形成されるので肘を曲げ過ぎないところがトップの位置だということを意識しましょう。


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■ステップした時のフォーム 2015.1.22

ステップした足のチェックポイントはいくつかありましたが、ステップした時の上体の理想はどうか考えます。

ヒップファーストの状態でステップするまでは投げる肩は下がっていてグラブ側が上がった状態で平行移動しますが、ステップする手前あたりから徐々にボールを持つ手が上がってきます。

ステップした時にはまだ投げる手は肩のラインより下がってグラブ側が上がっているのが理想です。その後、ボールを持つ手がトップの位置まで上がって左右の高さが逆転するのが理想なのでステップした時にはボールを持つ手の肘を肩のラインより下げておくことです。

もう1点はステップする手前が最も両腕を開いた状態にすることです。ステップした時にはボールを持つ手が上がり始め肘を伸ばした時にグラブを持つ手の肘も伸ばして大きく開くのが理想です。

他の注意点では、頭がまだ残っていて上体が突っ込んでいないことや肘は肩のラインより低くても肘を曲げて手が上がり始めていないことなどあります。一度ステップした時のフォームを見てみましょう。


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■ステップした足のチェックポイント 2015.1.21

ステップした足のチェックポイントはいくつかあります。

まず、ステップしたはホームベースに対して真っ直ぐ踏み出しているか。真っ直ぐにステップすることによりコントロールが安定しスムーズに体重が乗りボールに伝わり力強いボールも投げられます。

インステップは上半身を捻る必要があり下半身に負担が掛かってきます。アウトステップは肩も開いてしまいやすく肩や肘に負担が掛かります。怪我をしない為にも真っ直ぐにステップ出来るようにしましょう。

次にステップの幅は6歩〜7歩までが理想です。狭くても広くても下半身が上手く使えません。

下半身が使えているか見る時に、まずステップしている時に踵から入っているかです。つま先から入ってしまうとブレーキが掛かってしまい、膝が伸びてしまうことが多く、お尻が残って軸足も使えづらくなります。スムーズな体重移動をするには踵から入ることを意識しましょう。

次にステップする時に見るのは膝です。踵からステップするとつま先に体重が乗るあたりから膝が曲がって体重がステップした足に乗ってきます。膝が突っ張ると体重が乗ってこないので膝が十分曲がっているか見ます。ただ曲がり過ぎても最後にバネを使えないので膝がつま先より前に出ない程度がいいでしょう。

また、膝が開いていないか閉じすぎていないかも重要です。ステップした後に腰を切って投げますがその時に十分に体重が踏み出した足に乗るように膝の向きも注意しまし、投げ終わっても踏み出した足だけでしばらく立っていられるようにしましょう。


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■ステップするまでの足の動き 2015.1.20

ステップするまでの両腕の動きに続いて足の動きを考えます。

踏み出す足を上げた時の軸足はピンと張って伸びきった状態になります。そこから踏み出す足は軸足に残しながらもヒップファーストでお尻は前に行きます。

そのヒップファーストでお尻が前に行く時に徐々に軸足の膝を曲げお尻を落とし込みます。それがタメに繋がり力強い球が投げられる形が作られます。

この時点で踏み出す足は軸足付近か軸足より後方にあるとよりヒップファーストの形が形成されます。

ただ、一気に膝を曲げたりすると頭がぶれてしまいギクシャクしたフォームになってしまうので気を付けましょう。

その後、下半身が前に移動しますが頭と軸足の膝はステップし始めは少し残しておくと最終的に下半身やスパイクのエッジも使えます。

また、ステップするまで踏み出す足は開かずスパイクは軸足と同じ方向に向いているといいでしょう。


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■ステップするまでの腕の動き 2015.1.19

足の上げた後のグラブの動きに続いてボールを持った方の腕の動きを考えます。

グラブを持つ手は踏み出す足と同じ動きをしますが、グラブから離れてからボールを持つ手の動きは体の正面から見て左右対称に徐々に肘が伸びるまで下がっていきます。

この時に右投手であれば右肩が下がってヒップファーストで体が移動するので右手は無理に早く下げる必要はなく自然に下がるイメージを持つといいでしょう。

グラブが下がった後はグラブが体から離れるのと同じようにボールを持つ手も体から離れて徐々に肩のラインまで上がっていきます。

ここまでの動きでよくあるのは、手が下がった時に力が入ってしまい手首が折れたり、体の後方に手が入り過ぎたりするので注意しましょう。

また手が下がってからその位置で止まってしまい軸足から離れない投手もいます。そうすると自然に手を上げられず腕で無理に上げようとしてしまいます。

この時点で力を入れてしまうと力みにつながるので腕が上がるのは力を抜いて自然に上がってくるようにしましょう。


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■ステップするまでのグラブの動き 2015.1.16

足の上げた後にステップするまでの動きで今日はグラブの動きを考えましょう。

まず、グラブは踏み出す足と同じような動きをすることです。

グラブが早く開いたり残ってしまうのは非効率です。投げるのはステップしてからなのでステップするまでは踏み出す足と同じタイミングでスムーズに開きながらステップします。

近年では肩の開きを抑えるためにグラブを少しクロスして残しておく投手も増えましたが、しっかりと胸を張るには踏み出す足と同じ動きをするといいでしょう。

もう一つのポイントはグラブを下げないことです。上げた足は下していくのに対しグラブは徐々に上げていき肩のラインに合わせます。

これでステップするまでをヒップファーストにしておけば頭が残り右投手で言えば右肩がさがり左肩が上がります。左肩が上がるとグラブも少し高く上がります。この状態を意識しましょう。


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■ステップするまでの動き 2015.1.14

足の上げた後にステップするまでの動きを考えましょう。

一般的にステップするのはヒップファーストを意識することです。

ヒップファーストとは、お尻が先行しながらステップするまで並進運動することです。

ヒップファーストにすることによりステップした時に上半身が突っ込まず残った状態で下半身を使って投げられます。

ヒップファーストを形成する為には一つは頭を軸足方向に残してステップすることです。

もう一つは踏み出す足も残すことです。一旦上げた足を下す時に極端に言えばつま先をプレートより後ろまで思い切って残すぐらいにすると素晴らしいヒップファーストの形が形成されます。

このヒップファーストによりステップした時の形が理想状態になるかどうか重要になってくるので意識しましょう。


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■足の上げた時の姿勢 2015.1.13

足の上げたら次は足の上げた時の姿勢が大事になってきます。

ここでもポイントはいくつかあります。

まず、頭から軸足まで一直線上に真っ直ぐ立つことです。その姿勢で数分立っていられるぐらい体幹をつけることが必要です。

背筋をピンと張って立つといいでしょう。足を高く上げると背中が反ってしまうのはダメです。足を包み込むように少し背中がやや丸く感じる方がリラックスしていいとも言われます。色々試してみるといいでしょう。

次はグラブの位置です。グラブの位置は膝の上か、おへその位置でキープします。どちらも右手と左手が合わさった状態で肩から手まで力を抜くことが大事です。

膝の上の位置は膝をより高く上げるように胸の位置に置いてそこに膝を上げる意識を持つといいでしょう。スピードを追い求めるタイプの投手に多くみられます。

おへその位置でキープする投手はバランス重視のタイプで巨人の内海投手、広島の前田投手など日本人に多く見られます。膝の上に置く投手よりも体の力が抜けてバランスよく立てるメリットがあります。

グラブの位置は膝の上もおへその位置も上半身の中央のラインでキープしましょう。

最後に足を上げた時に膝の位置も上半身の中央のラインに上げると少しお尻が捻った形になります。ただ肩のラインはホームベース方向に一直線上にキープするといいでしょう。


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■足の上げ方 2015.1.12

軸足の足の位置が決まったら次は足の上げ方です。

いつも教えているポイントは4つあります。

一つ目は軸足に沿うようにということです。

基本は軸足に上げる足の踵が沿うように言いますが、一旦踵が軸足から離れてもOKです。ただ離れた足の踵が最終的には軸足に沿った状態でキープする必要があります。

軸足に沿うようにすることにより軸足でしっかりとバランス良く立つことが出来ることと軸足に沿った状態からステップするとプレートからほぼ90度の角度で一直線上でステップ出来るからです。踵が離れてしまうとステップするのに斜めに入っていくのでコントロールのバラつきのリスクも高まります。

二つ目は足を高く上げることです。

高く上げることにより位置エネルギーが高くなります。位置エネルギーが高いほど勢いがつき速い球が投げられます。ノーラン・ライアン、ランディ・ジョンソン、ダルビッシュら速球派投手の共通点は足を高く上げることです。

膝が胸につくぐらい上げるといいでしょう。但し、それに耐えられる下半身が必要なので、小学生や中学生には少なくても腿のラインが地面に対して平行以上に上げるようにすればいいでしょう。

■ダルビッシュ投手の膝の高さ


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■プレートの踏む位置 2015.1.8

プレートの踏む位置は右投手の場合に三塁側か一塁側かどちらが良いか考えてみます。

専門的には右投手はプレートの三塁側を踏む方が有利といわれます。

三塁側を踏んで投球すると踏み出した足はやや右打者のインコース側にステップします。その後腕を振ると腕の位置は右打者のインコースの方から出てきますが右打者にとっては腕の出所が見えにくくなります。

逆に一塁側を踏んで投球すると腕の位置がプレートとホームベースのラインからいうと真ん中あたりになり腕の出所が見えやすくなります。

左投手の腕の出所が見えにくいといわれる投手は一塁側を踏んで、サイドから投げる投手は更に腕が一塁側から出てくるのでクロスファイヤーでインコースに喰い込んできます。

ですから右投手の場合は三塁側、左投手の場合一塁側を踏んだ方が有利となります。

そこで、私がどうだったかというと一塁側を踏んでいました。これは決め球がシュートだったので、より曲がりが出やすい一塁側を踏んでいたということです。

トヨタ自動車の投手を見ていると佐竹投手、上杉投手は三塁側でしたが中日に入団した祖父江投手は真ん中を踏んでいました。

打者から見た場合と投手の感覚もあります。色々試してみるのもいいのではないでしょうか。


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■プレートの踏み方 2015.1.7

投手のヒントになるBLOGに変えていく初めとしてプレートの踏み方を考えてみます。

プレートの踏み方としてはプレートに対して軸足が真っ直ぐに踏む又は触れるのが原則です。

この真っ直ぐにというのが出来ない投手が増えてきています。多くは踵がプレートから離れてしまう投手が多く、この場合に踏み出す足はインステップになり、つま先の方向も変わってきたり捻ったような投げ方になってしまいます。

軸足はプレートに真っ直ぐ合わせることが踏み出す足も真っ直ぐに踏み出せることを頭におきましょう。

また、踏む又は触れると表現しましたが、我々の時代はプレートの手前が大きく掘れていて、そこに合わせるので触れるということでした。

しかし、現在の球場ではマウンドが硬く掘れにくくなっている為、踏むことも可能になってきました。

その代表なのが広島の前田健太投手です。前田投手は約半分がプレートに乗り親指と人差し指あたりが地面に触れながら投げます。

この場合、高い位置から投げられプレートを蹴ることも可能で勢いをつけられます。但し、アマでは足を上げた時のバランスが保てないこともあり高等な技術が必要ですが、前田投手のプレートの踏み方にチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
■前田投手のピッチングフォーム

明日は、プレートの踏む位置について考えます。


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■始動 2015.1.6

新年が始まり少年野球の練習もスタート。今年もいよいよ始まりました。

昨年11月に母が突如他界し年末年始は四国で過ごしていました。家の片付けなどもあり四国に帰るのはこれで4回目、2日には四十九日の法要も終わり、ようやく落ち着きました。

ただ、この連休中は野球で多くの気づきがありました。

27日には知り合いの西村さんがやっている動作解析のBASEBALL ONEさんで打撃分析を学びました。ここは打撃と投球の動作をデーターで解析しより力を発揮できるフォームになるように指導してくれます。

私の息子も高校2年生ですが初めて見てもらいましたが大変参考になりました。オフのこの時期に中学、高校生以上で現役の選手はおススメです。
BASEBALL ONEさん

また、スポーツショップでトレーニングシューズの正しい履き方、紐の結び方、インソールについて勉強する機会がありました。

何気なく履いているトレーニングシューズでも紐の通し方が違っていたりインソールの役割や効果を分かりやすく教えてくれました。
シダス

四国に帰ってからは大晦日に高校時代の同期のメンバー数人が母のお参りに来てくれました。日ハムの白井コーチも来てくれましたが、同期の思いは何とか監督になってほしいと願っています。

また、新年に入りバンクーバーの朝日の映画を観ました。映画を観るのは年に1回ぐらいですが野球の映画でカナダで野球殿堂入りしたストーリーは知っていたので期待して観ましたが、しっとりとした内容でした。

今日から仕事始めですが職場を異動したこともあり心機一転頑張ります。それから、このBLOGも投手のヒントとなるような内容に変えていきます。


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